2026年6月5日のランを一言で言えば、「数値は休養、脚はまだ仕事中」だ。レディネス24の朝にGel Nimbus 28で10kmを5:37/km・心拍140bpmで刻んだ。疲労は完全には抜けなかったが、週末のMP20kmとロング30kmに向けて「壊さない刺激」には収まった。
- レディネス24は走るなと言っている——睡眠52・低レディネス下では、主観の「走れる」よりGarminの警告を優先すべきだった
- 5:37/km・心拍140bpmはリカバリー域として妥当——LT Pace(3:57/km)より1分40秒遅く、Eペース(5:00/km)より37秒遅い。強度の取り違えはしていない
- 中盤の「張り」と心拍147bpmはセット——4〜5km目でペース5:22・心拍147まで上がった。疲労抜きに「適した」感覚と、データ上のわずかな踏み込みが同居していた
- Gel Nimbus 28は筋肉痛下の安定装置として機能——少しの筋肉痛があっても、アライメントを崩さず10kmを完走できた
- 次の一手は土日の質を守ること——疲労が完全に抜けたわけではない。金曜の強度設計を、レディネスと睡眠の回復で決める
| エンティティ | 値 |
|---|---|
| VO2max | 61 |
| LTHR | 179 bpm |
| LT Pace | 3:57/km |
| 本日の距離 | 10.29 km |
| 本日の平均ペース | 5:37/km |
| 本日のシューズ | ASICS Gel Nimbus 28 |
📊 Condition:レディネス24の朝、脚は軽くなかった
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 睡眠スコア | 52 |
| トレーニングレディネス | 24 |
| HRVステータス | 82 |
Garminは「かなり低い準備状態」を示している。睡眠52も満点ではない。一方、走前の私は筋肉痛を感じていたが、「走りに影響はない」と判断していた。数値と主観のズレが今日の前提だ。
木曜は週間スケジュール上、リカバリー8〜10kmの日だ(週110kmを維持する方法:ライフスタイルから導き出した数学的最適解)。メニュー選択自体は正しい。問題は、レディネス24という数字が「どこまで踏んでもいいか」の上限をすでに狭めていた点だ。
🎯 Intention:疲労抜きJOGで、週末の脚を残す
今日の目的は明確だった。疲労抜きのジョグだ。サブ3プロジェクトの現フェーズは「42kmで使い切る」方向へのシフトだが、その前提は週末のMP走20kmとロング30kmを崩さない平日の回復だ。
検証したかったのは次の3点だ。①筋肉痛があっても、ジョグ強度なら脚を壊さず走れるか。②低レディネス下でも、心拍を抑えた有酸素刺激に留められるか。③土日に向けて、メンタルと脚の「前向きな残り方」ができるか。
シューズにGel Nimbus 28を選んだのは、ラインナップ上のリカバリー役だ。疲労時のアライメント崩れを補正する安定重視の一足として、筋肉痛のある朝に合理的だった。
🏃 Data Result:10.29km・5:37/km・心拍140bpm——狙いどおりの「遅いジョグ」
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 走行距離 | 10.29 km |
| タイム | 57:54 |
| 平均ペース | 5:37/km |
| GAP(勾配調整後) | 5:38/km |
| 平均心拍数 | 140 bpm |
| 最大心拍数 | 153 bpm |
| 平均ピッチ | 176 spm |
| 平均ストライド | 1.00 m |
| 標高獲得 | +47 m |
私のLT Paceは3:57/km、LTHRは179bpmだ。今日の平均はそのどちらからも大きく離れている。5:37/kmは完全な有酸素域、140bpmは乳酸閾値の78%程度だ。強度の取り違えはしていない。
ただしラップを見ると、平坦なはずの10kmの中に小さな波がある。1km目は5:54・心拍119——立ち上がりはかなり抑えめ。4〜5km目は5:23〜5:22・心拍142〜147——中盤で最も「踏んだ」区間。6〜10km目は5:39〜5:43台・心拍143〜146——再び沈静化した。平均はリカバリーだが、中盤だけ身体が「張り」を見せた痕跡がデータに残っている。
🔬 Analysis:低レディネス下の「張り」と心拍ドリフトの正体
主観「走れる」とレディネス24のギャップ
Fact:睡眠52、レディネス24。それでも10kmを完走し、平均心拍140bpmに収めた。
Qualia:走前は筋肉痛があったが、走りに影響しないと感じていた。意外と張りを感じたが、疲労抜きには適したコンディションだった、とも感じた。
Analysis:「走れる」は能力の話で、「回復している」は別問題だ。レディネス24は後者を否定している。過去、レディネス34のときも戦略的休養を選んだ経験がある(低レディネス下での積極的休養)。今日は走ってしまったが、数字の意味は変わらない——低い日に走るなら、今日のように5:37/km・心拍140に収めるのが条件だ。
4〜5km目の5:22/km——「張り」はペースの乱れとして現れた
Fact:4km目5:23/km・心拍142bpm、5km目5:22/km・心拍147bpm・パワー264W(ラップ最高)。その後6km目以降は5:39台に戻った。
Qualia:走行中、意外と張りを感じた。それでも疲労抜きジョグとしては許容範囲だと判断し続けた。
Analysis:張りの正体は、おそらく筋肉の保護反応と、無意識のペースアップの合わせ技だ。張りを感じると、リズムを保とうとしてストライドや接地が変わり、GAPは5:20前後でも脚の張りが増える。心拍が1kmで119→147まで上がったのは、典型的な疲労型ドリフトというより、中盤の踏み込みの反映に近い。幸い6km以降でペースを戻せた。戻せなかったら、今日は疲労抜きではなく「追加負荷」だった。
5:37/kmが「成功」である理由——Eペースより遅い選択
Fact:Eペース目安は5:00/km。今日は37秒/km遅い。最高心拍153bpm、LTHR179bpmの85%以下。
Qualia:走後、疲労は抜けたとは言えない。だが土日に向けて頑張りたいという気持ちはある。
Analysis:疲労抜きの成功条件は「気持ちよく終わった」ではなく、「週末の質を落とさなかった」だ。今日は後者に近い。完全回復ではないが、10kmの有酸素刺激で血流とリズムは維持できた。土日に向けた「頑張り」は、金曜の強度をレディネスと睡眠で決めることに置くべきだ。木曜に取りすぎた刺激は、日曜30kmの脚持ちを削る。
👟 Gear Choice:Gel Nimbus 28——筋肉痛の朝の安定装置
リカバリー枠の日にNimbusを選んだ判断は正しかった。筋肉痛があり、内側広筋の張りも課題として抱えている状態では、安定重視のクッションで接地のブレを抑えたかった。
実走では張りはあったが、10km完走までアライメントの崩れは限定的だった。ピッチ176spm前後で大きな乱れもない。低レディネス+筋肉痛の朝には「遅く走る」より先に「安定して走る」が必要で、Nimbusはその役割に合った。
次回Nimbusを使う条件:レディネス30前後・脚の違和感がある平日リカバリー。MP走やテンポには使わない。踵の腫れ・内側広筋の張りが増えた場合は、走る量より回復を先に変える(左足踵の腫れと内側広筋の張り:週110km継続中の怪我管理とトレーニング調整)。
🎯 Next Strategy:金曜の強度を、数字で決める
❓ FAQ
- レディネス24なのに10km走ってよいのか?
-
理想は休養だ。走るなら今日のように5:37/km・平均心拍140・最大153に収める条件が必要だ。中盤5:22/kmまで上げたのは、リカバリーとしてはギリギリの踏み込みだ。
- 「張り」を感じたのに疲労抜きに適した、とはどういうことか?
-
強度が閾値に届かなかったからだ。張り=危険信号だが、心拍・ペースがLTHR域に入らなければ、ジョグとしての刺激には留まる。ただし張りが増えたkmは、次回は最初から5:45/km台で入る。
- Gel Nimbus 28はSuperblast 3とどう使い分ける?
-
平日リカバリー・違和感がある日はNimbus。Eペースの質を積む日はSuperblast 3。今日は前者の条件が揃っていた。
📊 Appendix:全ラップデータ
| ラップ | タイム | 累積 | 距離(km) | ペース | GAP | 心拍 | 心拍max | 上昇(m) | 下降(m) | パワー(W) | W/kg | パワーmax | 最大W/kg | ピッチ | 接地(ms) | GCT | 歩幅(m) | 上下動(cm) | 上下動比(%) | 最高ペース | 最高ピッチ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 5:53.9 | 5:53.9 | 1.00 | 5:54 | 6:00 | 119 | 134 | 2 | 2 | 233 | 4.05 | 302 | 5.25 | 172 | 256 | — | 0.96 | 8.5 | 8.8 | 5:01 | 188 |
| 2 | 5:31.7 | 11:26 | 1.00 | 5:32 | 5:34 | 135 | 143 | 4 | 5 | 248 | 4.31 | 293 | 5.10 | 177 | 249 | — | 1.01 | 8.5 | 8.5 | 5:00 | 182 |
| 3 | 5:47.2 | 17:13 | 1.00 | 5:47 | 5:43 | 138 | 147 | 5 | 4 | 243 | 4.23 | 288 | 5.01 | 176 | 252 | — | 0.98 | 8.5 | 8.6 | 4:59 | 181 |
| 4 | 5:23.0 | 22:36 | 1.00 | 5:23 | 5:19 | 142 | 149 | 6 | 6 | 259 | 4.50 | 310 | 5.39 | 177 | 246 | — | 1.06 | 8.8 | 8.3 | 5:05 | 180 |
| 5 | 5:21.6 | 27:57 | 1.00 | 5:22 | 5:20 | 147 | 153 | 4 | 4 | 264 | 4.59 | 307 | 5.34 | 177 | 245 | — | 1.05 | 8.7 | 8.3 | 4:53 | 182 |
| 6 | 5:38.5 | 33:36 | 1.00 | 5:39 | 5:42 | 144 | 153 | 3 | 4 | 241 | 4.19 | 286 | 4.97 | 173 | 250 | — | 1.01 | 8.6 | 8.5 | 4:57 | 181 |
| 7 | 5:48.5 | 39:24 | 1.00 | 5:48 | 5:48 | 143 | 147 | 5 | 4 | 242 | 4.21 | 280 | 4.87 | 176 | 253 | — | 0.97 | 8.5 | 8.7 | 5:33 | 180 |
| 8 | 5:38.6 | 45:03 | 1.00 | 5:39 | 5:47 | 143 | 147 | 5 | 5 | 238 | 4.14 | 286 | 4.97 | 175 | 252 | — | 0.99 | 8.5 | 8.6 | 5:12 | 179 |
| 9 | 5:26.7 | 50:30 | 1.00 | 5:27 | 5:24 | 146 | 152 | 5 | 1 | 261 | 4.54 | 306 | 5.32 | 177 | 248 | — | 1.03 | 8.7 | 8.4 | 4:51 | 181 |
| 10 | 5:43.4 | 56:13 | 1.00 | 5:43 | 5:39 | 144 | 148 | 3 | 4 | 245 | 4.26 | 292 | 5.08 | 176 | 252 | — | 1.00 | 8.6 | 8.6 | 5:24 | 179 |
| 11 | 1:40.7 | 57:54 | 0.29 | 5:44 | 5:51 | 142 | 147 | 6 | 4 | 244 | 4.24 | 276 | 4.80 | 175 | 255 | — | 0.97 | 8.5 | 8.8 | 5:34 | 178 |
| 概要 | 57:54 | 57:54 | 10.29 | 5:37 | 5:38 | 140 | 153 | 47 | 45 | 247 | 4.30 | 310 | 5.39 | 176 | 251 | — | 1.00 | 8.6 | 8.6 | 4:51 | 188 |


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