2kmクルーズIVを3:50で2本完走、3本目で中止。レディネス41と「足が止まる」感覚が示した撤退の正しさ

2kmクルーズIVを3:50で2本完走、3本目で中止。レディネス41と「足が止まる」感覚が示した撤退の正しさ

2026年6月2日、2kmクルーズインターバルを3:50/kmで刻む予定だった。1本目は設計どおり。2本目2km目が4:08に崩れ、3本目は実施せず——今日のランを一言で言うと、「狙いは当たったが、スピードに乗る脚はまだ来ていない」である。

📌 この記事の結論
  • 1本目の2kmは3:50/km・心拍172bpmで設計どおり——1km目3:49、2km目3:51。LT Pace(3:57/km)より速い区間を、LTHR(179bpm)手前まで押し込めた
  • 2本目は2km目4:08で崩れ、3本目は実施せず——平均3:59/km、心拍は158bpmまで下がったが「速さの質」は落ちた。数値が「中止」を支持した
  • レディネス41・睡眠50は、高強度を2本で切る根拠——気温24℃・日差し控えめでも、疲労の残りがスピード維持を阻害した可能性が高い
  • 主観の「足が止まる」「乗れない」は、ピッチ・歩幅・接地の変化と一致——2本目でピッチ188→183、歩幅1.37→1.32m、接地203→212ms
  • 次の一手は、クルーズIV継続+回復指標の監視——痛みなし。レディネスが50前後に戻るまで、本数は増やさず質を守る
エンティティ
VO2max61
LTHR179 bpm
LT Pace3:57/km
本日の距離7.78 km
本日のシューズASICS Superblast 3
目次

📊 Condition:レディネス41、数値は「走れる」より「刻むな」

項目数値
睡眠スコア50
トレーニングレディネス41
HRVステータス73

Garminは「走れる」寄りに見せる。睡眠50・HRV73は中間、レディネス41だけが低い。過去に同じ41でMP走の負荷を調整した経験があり、今日も高強度は本数より「いつ止めるか」が問いだった。

走前の体感は違和感なし。気温24℃前後、日差しも強くなかった。それでも走り出して「スピードに乗れない」と感じた。数値と体感のズレは、走ってから初めて開いた——レディネス41の日にありがちなパターンだ。

🎯 Intention:2km×3:50/kmで「サブ3ペースの脚」を検証する

今日の目的は、2kmクルーズインターバルを3:50/km(2kmあたり7:40)で刻み、サブ3相当のスピード感を神経系に入れることだった。LT Paceは3:57/km、LTHRは179bpm。3:50はLTより7秒速く、VO2max域に近い刺激になる。

サブ3プロジェクトは「42kmで使い切る」フェーズにあるが、夏の再構築期にはスピード練習で走力の上限を押し上げる必要もある。クルーズIVは、1kmインターバルより長く、MP走より短い——「速さを維持する能力」を測るメニューだ。シューズはSuperblast 3。Eペース・ミドルの主力だが、日常靴でスピードが出るかを見る意図もあった。

🏃 Data Result:7.78km・本編2本で3:50→3:59、3本目は未実施

項目数値
走行距離7.78 km
タイム37:03
平均ペース4:46 /km
平均心拍数151 bpm
最大心拍数185 bpm
平均ピッチ171 spm
平均ストライド1.18 m
セット距離タイムペース平均心拍1km目2km目
1本目2.00 km7:39.93:50/km172 bpm3:49(HR163)3:51(HR180)
2本目2.00 km7:57.13:59/km158 bpm3:50(HR152)4:08(HR163)

1本目は設計どおり。2本目は1km目まで踏み込めたが、2km目が4:08に崩れた。その後3本目に入らず、軽いジョグで締めた。CSVはクルーズIV本編+ウォームアップ/回復/ジョグ部分のみ。「2本で切った」判断はデータと一致している。

🔬 Analysis:「足が止まる」は、2km目のフォーム崩れとして現れた

1本目と2本目——心拍は下がったが、ペースの「質」は落ちた

Fact:1本目は平均HR172、max185、ピッチ188、歩幅1.37m、接地203ms、パワー353W。2本目は平均HR158、max175、ピッチ183、歩幅1.32m、接地212ms、パワー325W。

Qualia:1本目の1km目は「予定通り」。2本目以降は「足がやたら止まる」「乗ったより走る方がつらい」「スピードを出し続けるのがきつい」と感じた。

Analysis:2本目は心拍が14bpm下がっているのに、ペースは9秒遅くなった。心拍だけ見れば「楽になった」が、脚は速さを維持できていない。2月にEVO SLで2km×4本を好調に完走した日(dailylog-0210)とは対照的で、今日は「速い距離を維持する」段階にまだ入れなかった。

3:50/kmはLTより速い——1本目で使い切った可能性

Fact:3:50/kmはLT Pace 3:57/kmより7秒速い。1本目2km目でHR180、セッションmax185。LTHR179に1bpmの差まで到達。

Qualia:原因は特定できないが、「スピードに乗れない」感覚は走り始めからあった。

Analysis:1本目で閾値付近まで心拍を押し上げた時点で、神経系の「乗り」が十分に温まっていなかった可能性がある。LTHR 179bpm・LT Pace 3:57/kmの枠組みでは、今日の3:50は「閾値走」ではなく「閾値超えのスピード練」——本数を増やすより、1〜2本で質を確認する日だった。

2本目4:08の正体——パワー・GAP・歩幅の三位一体崩れ

Fact:2本目2km目は4:08/km、GAP4:12、パワー322W(1本目同ラップ359W)、歩幅1.29m、接地212ms。1本目同ラップは3:51、GAP3:49、パワー359W、歩幅1.39m、接地203ms。

Qualia:2km目に入ると、足が地面に吸い付くような感じ。頭ではペースを維持しようとするが、脚が応えない。

Analysis:17秒のペース悪化は、心拍だけでは説明できない。パワー37W低下・歩幅10cm縮小・接地9ms延長が同時に起きている。クルーズIVの本質——「速いペースを距離で維持する」——に対して、今日のボトルネックは心肺より脚のリズム生成側にある。自覚している「スピードを出し続ける課題」と、データは一致している。

👟 Gear Choice:Superblast 3——Eペースの安定感はあるが、今日の3:50には「乗り」が足りなかった

シューズはSuperblast 3。クルーズIVに使った理由は、日常で最も履く靴でスピードが出るかを確認するためだ。Eペース・15kmミドルではクッションと軽快さのバランスが良いが、3:50/kmでは反発を「乗り」に変換する段階が今日は弱かった。

1本目は歩幅1.37mまで伸ばせた。2本目で1.32mまで縮むと、SB3の地面反力をうまく使えていない。レース用のカーボンではなく、あえてSB3を選んだからこそ、「脚側の課題」が可視化された一日でもある。次回クルーズIVでSB3を使う条件は、レディネス50以上かつ1本目でピッチ185以上を維持できたとき。それ未満なら、スピード系(EVO SL等)への切り替えを検討する。

🎯 Next Strategy:クルーズIVは継続、本数は「脚が応える日」だけ増やす

  • 翌日以降——痛みなし。レディネスが50を超えるまで、火・金のポイント練習はEペースまたはミドルに寄せる
  • 次のクルーズIV——目標は同じ2km×3:50。本数は2本から開始し、2km目が3:55以内なら3本目を検討。4:00を超えたら即中止(今日と同じルール)
  • 課題トレーニング——「スピードに乗る」ため、短いストライドドリルや100〜200mのストライドをウォームアップに追加する案を試す
  • 判断基準——レディネス41以下は最大2本。41〜50は2〜3本。50超で4本検討。週110km設計の火曜ポイント枠として位置づけ、距離は削らず質で勝負する

❓ FAQ

2本目で心拍が下がったのに、なぜペースが遅くなったのか。

心拍低下は「楽になった」ではなく、同じ強度を脚が出せなくなったサインだ。ピッチ・歩幅・接地・パワーが同時に悪化しており、心肺余力ではなく神経筋側の限界に近い。

レディネス41でも1本目は3:50で走れた。中止は早すぎなかったか。

1本目成功は事実だが、2本目2km目4:08は質の崩壊だ。3本目を足すと、翌日以降のミドル・ロングに機会損失が出る。レディネス41の日は「完走」より「良い刺激を残して終わる」が優先。

Superblast 3はクルーズIVに向いていないか。

不向きと断定はしない。今日は脚の「乗り」不足が主因で、シューズはその差を拡大した可能性がある。レディネスとフォーム指標が戻った日に、同シューズで再検証する。

📊 Appendix:全ラップデータ

スクロールできます
ラップタイム累積距離(km)ペースGAP心拍心拍max上昇(m)下降(m)パワー(W)W/kgパワーmax最大W/kgピッチ接地(ms)GCT歩幅(m)上下動(cm)上下動比(%)最高ペース最高ピッチ
WU-15:09.35:09.31.005:095:10127145032654.615329.251712452451.118.98.21:56181
WU-25:01.110:101.005:015:02145150002744.772945.111802372371.108.77.94:50184
WU-35:01.415:121.005:015:02149153552734.753215.581792392391.108.88.04:52184
WU-40:20.215:320.075:095:03147152002574.472684.661782412411.098.88.14:52181
IV1-13:48.519:201.003:493:54163176003476.033966.891892042041.368.96.63:36194
IV1-23:51.323:121.003:513:49180185003586.233976.901882032031.399.16.53:41192
回復2:02.725:150.219:579:12149184001162.023836.661142612610.836.68.03:46188
IV2-13:49.529:041.003:504:04152175003295.723986.921842042041.358.86.63:33194
IV2-24:07.633:121.004:084:12163175003225.604107.131822122121.298.86.83:45190
概要37:0337:037.784:464:50151185582784.835329.251712242241.188.67.41:56194
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この記事を書いた人

RuncersLAB運営。フルマラソンでの目標達成に向けて、論理的かつ科学的なアプローチでトレーニングに励む市民ランナー。 現在は「週110km」の走行をベースに、Vo2MAX61を基準とした独自のメニューを追求中。自身の体験とデータに基づき、42.195kmを「使い切る」ための戦略やギアレビューを発信しています。

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