400m×15本・80秒目標は1本目だけ。レディネス23の水曜インターバルが示した「Ver.2・2回目」の乖離と余力

400m×15本・80秒目標は1本目だけ。レディネス23の水曜インターバルが示した「Ver.2・2回目」の乖離と余力

2026年4月8日(水)。水曜はインターバル日と決めている。約4kmのアップと約4kmのダウンに挟まれた本編で、400mを15本、当面の目標は1本80秒切りだった。Garminは1本目だけ1:18(78秒)、以降はおおむね1:21〜1:26台——主観の「85秒前後」と一致する。トレーニングレディネス23と睡眠スコア73の分裂の中で、サブ3プロジェクトVer.2のスピード練習2回目を完走した日である。

📌 この記事の結論
  • 80秒はまだ試験段階——1本目以外は目標に届かず、VO2刺激としての絶対強度は足りているが、レペティションの質は整え途中だ。
  • レディネス23は無視しない——睡眠73と並立する低レディネスはアラートとして扱う。ただし月火の走行感覚が軽く、本日は完走した。
  • 15本はブレーキにもなり得る——終了直後は「あと数本いけそう」でも、本数そのものが出力の天井を作った可能性がある。
  • Ver.2の同一メニュー2回目——今後、同型インターバルが楽になるかはログで検証する実験枠だ。
エンティティ値(本記事での参照)
VO2max61
LTHR179 bpm
LT Pace3:57/km
本日平均ペース(全体)5:08/km
本日平均心拍(全体)152 bpm
本日のシューズADIZERO EVO SL
目次

📊 Condition:睡眠73とレディネス23——分裂をどうログに残すか

項目数値
睡眠スコア73
トレーニングレディネス23
HRV(Garmin記載)72

睡眠スコア73は致命的ではない。一方でトレーニングレディネス23は、画面だけ切り取れば慎重モードに入る帯域だ。月曜・火曜は良いペースの走行が続いており、走前の主観では重さや違和感はなかった。つまり体の声は軽いが、ウォッチは慎重——この組み合わせを無視はしない。再現前提の連戦には向かない数値だと記録に残す。

🎯 Intention:水曜インターバルと「4:15/kmをジョークにする」設計

水曜にインターバルを置くのは、短い距離でVO2域に何度も触れるためだ。400m×15本、400mあたり80秒(3:20/km相当)を当面の目標にしたのは、サブ3向けのマラソンペース4:15/kmと比較したときに、MPが冗談のように軽く感じるほど上側の刺激を入れたい、という発想である。理論上のVO2maxとフル実績のギャップの扱いはVO2maxとマラソン目標の目安——61の私が「理論上サブ3」と感じる理由と指標の使い方に任せる。シューズはADIZERO EVO SL。LT〜速めの練習の中核として慣らしている足だ。

🏃 Data Result:16.67km・本編は400mレップと200m回復の積み上げ

項目数値
走行距離16.67 km
タイム1:25:34
平均ペース5:08 /km
平均心拍数152 bpm
最大心拍数188 bpm
平均ピッチ170 spm
平均ストライド1.11 m

全体平均はアップ・ダウンと回復ジョグが平均を押し下げている。主役はラップ5〜33の反復だ。1本目1:18、2本目以降は1:21〜1:26台に収まり、目標80秒は初回のみ達成した。回復200mは1:27〜1:46台まで伸びたラップがあり、回復相の心拍も160台に張り付く場面が増えた。

📈 Analysis:80秒乖離・15本のブレーキ・気温の含み

データ主観
80秒目標1本目のみ78秒、以降82〜86秒台全レップ80秒以内を狙った
15本最大心拍188、後半も高負荷走行中はきついが、終了後はまだ数本いけそう
回復200mが後半に伸びる脚の重さは強く感じなかった

80秒が「最初の1本だけ」だった理由

Fact:2本目以降はすべて80秒を超え、1:21〜1:26台に分布した。

Qualia:80秒以内を全本で狙ったが、やはり80秒はまだきついスピードだと感じた。

Analysis:1本目は神経系がフレッシュで、以降は乳酸・温度・神経疲労の積み上げで同質を維持しにくい。目標を厳守ではなく、分布の中心が今後どう動くかで見る方が、Ver.2の2回目という位置づけには合う。

15本という本数が効いたか

Fact:最大心拍188 bpm。回復200mが後半に伸び、回復中も心拍が高いラップが散見された。

Qualia:15本はきつかったが、終わった直後はあと数本いけそうでもあった。脚の重さはあまり感じなかった。

Analysis:本数が出力のブレーキとして働いた可能性がある。脚の残りより、レップ間の回復の質が先に頭打ちになり、主観的にはまだ押せる余地が錯覚として残った、という解釈がつく。

次回と気温

Fact:ログ上、気温は13〜18℃付近で推移したラップがある。

Qualia:次のインターバルはもっと追い込みたい一方、気温が上がれば同じようにはいかないかもしれない、と感じた。

Analysis:気温はVO2刺激の主観的コストを上げる。次回は同型固定より、条件に合わせてレップ秒と本数を決める方が安全だ。

👟 Gear Choice:EVO SLで回す400m

インターバルにEVO SLを選んだのは、軽さと接地の明瞭さでピッチを上げやすいからだ。本編レップではピッチ189〜198spm前後、歩幅1.45m前後が並び、短尺高速の型として矛盾は少ない。一足での練習設計の思想は【実走レビュー】ADIZERO EVO SL:サブ3ランナーが語る「一足で全ての練習を完結させるスーパーシューズの頂点」に任せる。

🎯 Next Strategy:金曜インターバルは条件適合で設計する

  • レディネスが極端に低い日は、80秒目標の固定より本数か距離で調整する判断軸を先に置く。
  • 金曜インターバルは気温・睡眠・レディネスを見てからレップ秒と本数を決める。熱さで崩れるなら無酸素の絶対値より質の一貫性を優先する。
  • Ver.2の同一メニューは3回目以降で「平均レップ秒が下がるか」を比較指標にする。閾値走の強度設計はLTHR 179bpm、LT Pace 3:57/kmを活かす:閾値走の実践的活用法【サブ3達成への戦略】の体系と並行して監視する。

❓ FAQ

80秒に届かなくてもVO2刺激になっているのか。

心拍とペースの分布を見る限り、届いていないのは目標値であり、刺激そのものは高い域にある。課題は目標の厳格さと適応の進み方のどちらを主指標にするかだ。

レディネス23で止めないのは矛盾ではないのか。

レディネスは入力の一つに過ぎない。直近の走行感覚が軽く、異常な痛みがない前提で完走した。再現前提の連戦には向かない数値だとログに残す。他者は自分の分布を知ったうえで判断すべきだ。

なぜマラソンペースを4:15/kmと言い切るのか。

サブ3にマージンを持たせた運用イメージであり、インターバルとの落差を設計変数として使っているに過ぎない。実レースの配分は別問題である。目標設定の経緯はサブ3目標設定の経緯:最初はサブ4だった。なぜ目標を上げたのか【VO2max 61と週110kmのロジック】に集約する。

📊 Appendix:全ラップデータ

スクロールできます
ラップタイム累積距離(km)ペースGAP心拍心拍max上昇(m)下降(m)パワー(W)W/kgパワーmax最大W/kgピッチ接地(ms)GCT歩幅(m)上下動(cm)上下動比(%)最高ペース最高ピッチ
15:31.85:31.81.005:325:35134159862394.163345.811732472471.038.48.44:54192
25:05.610:371.005:065:12136142172524.383025.251772392391.098.78.04:51184
35:05.615:431.005:065:07140148022574.472754.781792402401.098.88.04:53183
44:56.620:400.945:165:18137143212494.333025.251732422421.088.88.14:52182
51:18.021:580.403:153:17149170323976.904778.301981801801.518.55.73:04205
61:27.923:250.207:196:52159170011582.753606.261282652650.928.19.23:16194
71:21.924:470.403:253:30164180003876.734537.881951871871.458.76.13:17198
81:30.926:180.207:357:32160180111432.493566.191252662660.897.79.03:18196
91:21.727:400.403:243:27173184103866.714527.861891831831.488.75.93:14200
101:28.729:090.207:237:27161185011793.113646.331682782780.807.910.33:20193
111:24.130:330.403:303:31161184113956.874407.651941871871.458.86.13:15200
121:41.432:140.208:278:32158184001382.403716.451332622620.847.18.93:29214
131:23.633:380.403:293:33166181113896.774357.571951871871.458.76.13:03202
141:46.035:240.208:508:28157181001222.123696.421152502500.857.18.63:25194
151:23.136:470.403:283:26157176013996.944618.021951851851.488.86.03:12200
161:42.038:290.208:308:49151173101362.373546.161422682680.776.99.33:28194
171:25.139:540.403:333:35157184113806.614327.511871871871.478.96.03:17196
181:34.941:290.207:558:10154184001522.643666.371462522520.907.08.93:33190
191:25.342:540.403:333:34169184003926.824397.631921901901.468.96.23:25198
201:39.444:340.208:178:29159188001342.333616.281332582580.826.98.83:28243
211:26.146:000.403:353:35164183003866.714277.431931891891.458.86.13:22198
221:32.947:330.207:458:11157185001472.563756.521462732730.757.39.93:35194
231:24.448:570.403:313:30167179013866.714267.411951851851.468.76.03:12200
241:43.850:410.208:398:08153175101402.433896.771262452450.846.98.53:27192
251:25.252:060.403:333:29173184013856.704347.551951851851.478.76.03:14200
261:44.853:510.208:448:44160184211602.784227.341452602600.826.79.33:36190
271:23.955:150.403:303:34169185013395.903866.711931891891.458.86.23:16198
281:30.656:450.207:337:30161185001753.044177.251442632630.857.59.23:31193
291:24.758:100.403:323:37165176113405.914407.651891881881.468.86.13:09203
301:33.559:430.207:487:45161177001712.973616.281382632630.867.59.43:31195
311:25.91:01:090.403:353:35168184103536.144597.981941891891.448.76.23:18198
321:37.01:02:460.208:058:01153184001602.783566.191372602600.847.39.13:34191
331:24.31:04:110.403:313:31171184003636.314998.681941881881.468.76.13:04203
345:42.01:09:531.005:425:44144182242454.263486.051742472471.008.28.33:34192
355:35.11:15:281.005:355:32145150102544.423115.411802462461.008.38.35:09184
365:16.41:20:441.005:165:15149154502684.663155.481812412411.048.48.14:54186
374:49.51:25:340.945:095:17150155142754.783626.301762412411.078.68.14:51184
1:25:341:25:3416.675:085:1015218834412574.474998.681702312311.118.37.83:03243
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

RuncersLAB運営。フルマラソンでの目標達成に向けて、論理的かつ科学的なアプローチでトレーニングに励む市民ランナー。 現在は「週110km」の走行をベースに、Vo2MAX61を基準とした独自のメニューを追求中。自身の体験とデータに基づき、42.195kmを「使い切る」ための戦略やギアレビューを発信しています。

コメント

コメントする

目次