15kmリカバリーを5:56/kmで完走。レディネス1と雨の登り138mが描いた「土日ポイント前の配線」

月曜15kmを5:11/kmで完走。大雨翌日とレディネス61が描いた「リカバリより配線」の判断

2026年9月11日の15kmは、レディネス1というGarminの警告灯の下で走った金曜リカバリーだ。平均5:56/km・心拍128bpm——雨と登り138mという悪条件を、Adistar 4に任せて走り切った。数値は最悪、身体は問題なし、土日ポイント前の配線は完了した。

📌 この記事の結論
  • レディネス1でも走れた——睡眠63・HRV91と走前の「元気」が、Garminの総合判定より信頼できるシグナルだった
  • 5:56/kmはZ1レンジ内——金曜リカバリー(5:30〜6:15/km)に正確に収まった配線走
  • 登りで心拍152bpm——ラップ8の16m登りで最大心拍が跳ねたが、ペース6:03/km止まり。強度逸脱ではなく地形代償
  • Adistar 4×雨×登り——足場が悪い日こそLSD専用シューズを選ぶ判断は正しかった
  • 次は土日の質——土曜2部練・日曜ロングへ、そのまま接続する
エンティティ
VO2max61
LTHR179 bpm
LT Pace3:57/km
Z1 Pace(金曜)5:30〜6:15/km
本日の距離15.39 km
本日のシューズadidas Adistar 4
目次

📊 Condition:レディネス1なのに走前は「元気」

項目数値
睡眠スコア63
トレーニングレディネス1
HRVステータス91

Garminは「走るな」と言っている。レディネス1は、私のログの中でも最低クラスの数値だ。それでも走前の身体感覚は「全然問題ない。だいぶ元気だった」。この乖離は初めてではない。レディネス2の朝に10kmリカバリーを選んだ判断でも、数値と体感のズレを記録している。

睡眠63は中庸。HRV91は高めで、自律神経側には余裕のシグナルがある。走前の主観・HRV・当日の走行反応を合わせると、「今日はZ1の配線走なら許容」という判断に至った。金曜は週間スケジュール上、リカバリージョグ固定日でもある。メニューを守ることが、土日の質を担保する前提だ。

🎯 Intention:金曜リカバリーで土日ポイントへの配線を敷く

今日の目的は明確だった。スケジュール通り、金曜リカバリージョグ。距離12〜15km、ペース5:30〜6:15/km、Z1域。水曜の質練・木曜20km E走の疲労を抜き、土曜(朝20km MP走+夕10km)と日曜ロング30〜35kmへ接続するための「配線」だ。

コースは意図的にアップダウンの激しいルートを選んだ。雨で足場も悪かった。平坦な5:45/kmを15km刻むより、登りで心拍が上がり下りで戻る地形の方が、同じZ1でも刺激のバラつきが生まれる。リカバリー=平坦+超スロー、と割り切る必要はない。

シューズはAdistar 4。LSD・リカバリー専用として定番の一足だ。雨の日のクッションと、長時間の安定性を優先した。Adistar 4の実走レビューで書いた通り、重さは弱点ではなく「ペースを制限する装置」として機能する。

🏃 Data Result:15.39km・5:56/km・心拍128bpm——狙い通りのZ1

項目数値
走行距離15.39 km
タイム1:31:19
平均ペース5:56/km
GAP5:57/km
平均心拍数128 bpm
最大心拍数152 bpm
平均ピッチ176 spm
平均ストライド0.95 m
総上昇 / 総下降138 m / 140 m

平均ペース5:56/kmは、金曜リカバリーのターゲットレンジ(5:30〜6:15/km)の中央付近。LT Pace(3:57/km)から見れば1分以上遅い。完全な有酸素域だ。平均心拍128bpmはLTHR179bpmの約72%。Z1として妥当な位置にある。

GAP5:57/kmと平均ペース5:56/kmがほぼ一致している。登り138m・下降140mという起伏の中で、勾配補正後もペースが大きく崩れていない。雨で足場が悪くても、全体のペース配分は安定していた。

🔬 Analysis:雨と登り138mの中で、何が起きていたか

🗺️ 要点
  • 心拍112→138bpmのドリフト——15km配線走として想定内
  • ラップ8:登り16mでmax HR152bpm、ペース6:03/km止まり
  • レディネス1でも平均128bpm——低スコア=高心拍とは限らない

心拍ドリフト——112bpmから138bpmへ、でも逸脱ではない

Fact:ラップ1の心拍112bpmから、ラップ16で138bpmまで上昇。後半5km(ラップ12〜16)は心拍129〜138bpmで推移。ペースは5:50〜6:09/kmの狭いレンジに収まっている。

Qualia:走っている最中、登り区間で心拍が上がる感覚はあった。ただ、脚の重さや息苦しさはなく、「心拍だけが先に行っている」状態だった。雨で視界も悪かったが、ペースを守る意識は薄かった。Adistar 4の重さが自然にペースを抑えてくれる。

Analysis:心拍ドリフトは15kmの配線走では想定内だ。特にラップ8(登り16m)で最大心拍152bpmを記録しているが、ペース6:03/km止まり。強度を上げたのではなく、地形と雨で代償が出ただけだ。LTHRの85%に届く152bpmは一瞬のスパイクであり、リカバリー走としての基準(平均128bpm)を大きく逸脱していない。

ラップ8と12——登りで跳ねた心拍、ペースは6:00/km台

Fact:ラップ8:ペース6:03/km、心拍128bpm(max 152bpm)、上昇16m。ラップ12:ペース6:09/km(最遅)、GAP6:17/km、上昇7m。両ラップとも平均心拍は130bpm未満だが、瞬間maxは138〜152bpm。

Qualia:登りに入ると足裏の接地感が変わる。雨で路面が滑り、一歩一歩確実に踏む意識になった。心拍が跳ねても、ペースを上げようとは思わなかった。リカバリー日に登りで競争する理由はない。

Analysis:登り区間の心拍スパイクは、雨+勾配の複合要因だ。パワーはラップ8でmax 424W(7.37 W/kg)まで上がっているが、平坦区間のラップ5〜6(237〜242W)と大きくは違わない。つまり「速く走った」のではなく「登った」。6:09/kmのラップ12は最遅ペースだが、GAP6:17/kmと合わせると勾配の影響が大きい。平坦換算では5:54/km前後のeffortだ。

レディネス1と走後の「リカバリーできた」——数値と体感の一致

Fact:レディネス1・睡眠63・HRV91。走行後の自己評価は「特に問題なく、リカバリーできた」。翌日予定は土曜2部練(計30km)、日曜ロング30〜35km。

Qualia:走前は元気だった。走中も強度過多の感覚はなかった。走後も脚の違和感はなく、土日に向けて「このまま行ける」という手応えがある。左足踵・内側広筋の張りも、今日の走りでは顕在化しなかった。

Analysis10.2kmリカバリーで心拍144bpmの金曜ログと同じ構図だ。金曜リカバリー→土日セット練。違いは、あの日はレディネス49で心拍144bpmまで上がったが、今日はレディネス1なのに心拍128bpmに収まった点だ。低レディネス=高心拍、とは限らない。走る前の体感・メニュー選択(Z1固定)・シューズ(Adistar 4)の組み合わせが、Garminの総合スコアより強い。

👟 Gear Choice:雨の登り138mにAdistar 4——LSD専用の役割通り

Adistar4

¥12,835
週110kmを完遂する「サブ3達成PJ」において、最も重要なのは「脚を壊さず、止めないこと」。そのための不可欠な相棒がアディスター4。 私にとって、この重厚なクッションと安定感は、平日のZ1ジョグやリカバリーにおいて「脚を温存する」ための生命線。特筆すべきはロッカー構造が生むスムーズな重心移動で、日ごろのリカバリーを支えてくれている。

Adistar 4を選んだ理由は3つある。第一に、金曜リカバリーというメニューとの固定ペアリング。第二に、雨の日のクッションと安定性。第三に、ペースを自然に5:30〜6:15/kmへ制限する「重さ」の装置としての機能。

実走感として、雨で足場が悪い登りでも滑りにくかった。接地時間254ms前後は、Superblast 3やEVO SLより長いが、リカバリー日にはむしろ適切だ。推進力より「確実に着地する」方が、今日の目的に合っている。

次回Adistar 4を使う条件:金曜・月曜のリカバリー、ロング走、雨や疲労が残る日。質練(水・土のポイント)には持ち込まない。

🎯 Next Strategy:土日ポイントへ、そのまま接続

  • 土曜——朝20km MP走(4:10/km or BU)+夕10kmリカバリー/Eジョグ。金曜の配線が完了しているので、メニュー変更なし
  • 日曜——ロング30〜35km(連続30km or 朝クロカン20km/夕MP10km)。Adistar 4ではなくAdios Pro 4 or ロング向けシューズへ切り替え
  • 左足踵・内側広筋——走後ストレッチと筋膜リリースを継続。今日顕在化しなかったからといって、ケアを省略しない
  • レディネス監視——土曜朝のレディネスが10未満かつ走前体感が重い場合、MP走の距離を15kmに短縮する判断基準を維持
  • 今日の学び——低レディネスでもZ1配線走は可能。心拍152bpmのスパイクは地形要因——強度を上げていないことを確認できた

❓ FAQ

レディネス1なのに、なぜ走ったのか?

レディネスは参考値だ。走前体感「元気」、HRV91、当日メニューがZ1固定の3点が揃った。強度を上げる練習ではなく、スケジュール通りの配線走として判断した。走後も「リカバリーできた」という結果が、この判断を裏付けている。

雨の日にわざわざ登りコースを選んだのはなぜか?

リカバリー=平坦だけ、とは考えていない。同じZ1でも地形のバラつきがある方が、脚の使い方に変化が生まれ、単調さでフォームが崩れるリスクを下げられる。心拍152bpmのスパイクは出たが、ペースは6:03/km止まり。強度逸脱ではなかった。

Adistar 4は雨の登りでも使えるか?

今日の15.39kmで問題なし。クッションと安定性が、悪条件のリカバリー向き。ただし質練やレース向けではない。用途をLSD・リカバリーに限定するのが正しい使い方だ。

📊 Appendix:全ラップデータ

スクロールできます
ラップタイム累積距離(km)ペースGAP心拍心拍max上昇(m)下降(m)パワー(W)W/kgパワーmax最大W/kgピッチ接地(ms)GCT歩幅(m)上下動(cm)上下動比(%)最高ペース最高ピッチ
15:54.35:54.31.005:546:0411212319202334.053866.711702580.978.68.95:19178
26:00.611:551.006:015:54121128532344.073576.211762550.958.48.85:41181
35:55.917:511.005:565:54124129552324.032794.851772530.958.38.75:28180
45:54.623:451.005:556:011231316212213.843696.421782530.948.28.75:29181
55:52.029:371.005:525:551231341692374.123295.721742560.968.48.85:21181
65:50.635:281.005:515:51126132992424.213496.071782510.978.38.65:29181
75:55.241:231.005:556:041251316102233.884247.371762530.948.28.75:29181
86:02.547:261.006:036:1612815216162314.024237.371742550.938.28.85:20181
95:54.153:201.005:545:4513113810162273.953145.461772520.968.38.75:27181
105:53.159:131.005:535:431331381242384.142744.771772520.958.38.75:38181
115:57.91:05:111.005:585:54131136852324.033135.441772540.948.38.85:38180
126:09.01:11:201.006:096:17129138752203.832584.491732570.928.28.95:46180
135:50.51:17:101.005:515:49135139882374.123035.271752540.978.58.75:26179
145:59.91:23:101.006:005:55137141652334.052724.731752560.968.58.85:38179
155:54.41:29:051.005:545:52135138442334.053205.571762540.958.48.85:38179
162:14.21:31:190.395:435:46138144102464.282744.771752550.998.68.85:31178
概要1:31:191:31:1915.395:565:571281521381402324.034247.371762540.958.38.85:19181
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この記事を書いた人

RuncersLAB運営。フルマラソンでの目標達成に向けて、論理的かつ科学的なアプローチでトレーニングに励む市民ランナー。 現在は「週110km」の走行をベースに、Vo2MAX61を基準とした独自のメニューを追求中。自身の体験とデータに基づき、42.195kmを「使い切る」ための戦略やギアレビューを発信しています。

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