- 2026年3月の走行は総距離315km・31本——テーパリング→板橋Cityマラソン→回復→再始動の4フェーズを含む「レース月」のボリュームである。
- 板橋Cityマラソン3:18:44、PB15分28秒更新——サブ3には18分45秒届かず。脚は42kmを走り切った。崩壊の主因は補給による内臓崩壊だった。
- レース後1日で走行再開、7日後に30km走——湘南国際とは別次元の回復速度。内側広筋の張りゼロが回復を根本から変えた。
- 1月「確認」→2月「確信」→3月「答え合わせ」——3ヶ月のサブ3PJが完了。脚は合格、胃が未解決。課題は移動した。
- 次はサブ3PJ 2.0——夏のスピード強化を経て、来年の埼玉/東京マラソンでサブ3必達へ。
2026年3月、Garminに記録されたランは31本、総距離315km。1月477km、2月368kmからさらに落ちている。だが、これは「走り込みの月」ではない。3月は1月から積み上げてきたサブ3プロジェクトの「答え合わせ」をする月だった。3月15日、板橋Cityマラソン。結果は3:18:44——PBを15分28秒更新したが、サブ3には18分45秒届かなかった。2月に得た確信(2月の走行結果レポート)を、42.195kmに問うた。答えの半分は正解で、半分は想定外だった。
📊 Summary:3月の走行サマリ
| 項目 | 3月実績 | 2月実績 | 1月実績 |
|---|---|---|---|
| 総距離 | 315km | 368km | 477km |
| 走行本数 | 31本 | 43本 | 50本 |
| 走行日数 | 24日(休足7日) | 26日 | 29日 |
| 週別(概算) | 第1週 106km / 第2週 80km / 第3週 55km / 第4週 73km | 第1週 104km / 第2週 89km / 第3週 102km / 第4週 73km | 第2〜4週 110km前後 |
| PB更新 | フル 3:18:44 | 5km 19:19 | ハーフ 1:27:09 |
3月は4つのフェーズで構成されている。第1週(3/1-8)はテーパリング期、106km。最終ロング25kmを消化し、LT走やビルドアップで刺激を入れつつボリュームを絞った。第2週(3/9-15)はレース週、80km。板橋Cityマラソン(42km)を含む。第3週(3/16-22)は回復期、55km——だがレース後1日で走行を再開し、日曜には30km走を実施している。第4週(3/23-31)は再始動、73km。1kmインターバルを含むポイント練習を再開し、サブ3PJのルーティンに復帰した。
月間315kmは、週110km設計からは大きく下回る。しかし、テーパリング→レース→回復という不可避のサイクルを含む月であり、走行距離で評価する月ではない。3月の目的は「距離を踏む」ではなく「3ヶ月の答えを42.195kmで出す」ことだった。
🎯 Highlight:板橋Cityマラソンと前後のキー練習
| 日付 | 種目 | 距離 | タイム | 平均ペース | 平均心拍 |
|---|---|---|---|---|---|
| 3/1 | E+MP構成ロング走 | 25.01km | 2:01:43 | 4:52/km | 151bpm |
| 3/5 | LT走 | 5.03km | 19:35 | 3:54/km | 175bpm |
| 3/8 | テーパリング走 | 19.16km | 1:33:25 | 4:53/km | 151bpm |
| 3/12 | 刺激入れ | 7.08km | 33:10 | 4:41/km | 156bpm |
| 3/15 | 板橋Cityマラソン | 42.38km | 3:19:07 | 4:42/km | 179bpm |
| 3/22 | 30km走 | 30.06km | 2:27:01 | 4:53/km | 147bpm |
| 3/24 | 1kmインターバル | 6.76km | 30:10 | 4:28/km | 169bpm |
板橋Cityマラソン 3:18:44——脚は持った、胃が壊れた
3月15日、板橋Cityマラソン。公式記録3:18:44。PBを15分28秒更新した。前半ハーフを1:29:30で通過——ほぼサブ3ペース(4:14/km)で巡航していた。21kmまで脚は完璧に動いていた。崩壊の引き金を引いたのは脚ではない。Maurtenジェルによる内臓崩壊だ。16km地点から気持ち悪さが始まり、21kmで心臓・脇腹に激痛。以降のジェルは一切摂取不能。予定5回の補給のうち、実行できたのは2回未満だった。
一方で、3ヶ月取り組んだ内側広筋の問題はHyper Warp Pureとの相性もあり、42kmを走っても張りゼロ。レース後の脚の痛みもほぼなかった。脚は42kmを走り切る体になっていた。壊れたのは脚ではなく胃だった——この事実が、トレーニングの方向性が正しかったことを逆説的に証明している。詳細なラップ分析と補給崩壊の全記録は板橋Cityマラソンのレース分析記事に記した。
テーパリング最終ロング 25km(3/1)——E+MPの2部構成
テーパリング期に入る直前、最終ロング走として実施した。通常の日曜は30km走だが、レース2週間前のため25kmに短縮。構成は1-20kmをEペース、21-25kmをMペースとし、後半で本番のペース感を確認する狙いだ。平均ペース4:52/km、平均心拍151bpmで、Mペース区間も含めて余裕を残して終えた。テーパリング期のLT走(3/5・5.03km・3:54/km)や19kmのビルドアップ走(3/8・4:53/km)も含め、刺激を入れながらボリュームを落とす設計を実行した。
レース後の回復——1日で走れる体、7日後に30km走
3月16日は完全休養。翌17日には10.02kmを5:43/kmで走行した。12月の湘南国際マラソン(3:34:12)後は数日間まともに走れなかったことを考えると、別次元の回復速度だ。「走らなきゃ」ではない。1日で走れる体に回復していた。内側広筋の張りが消え、Hyper Warp Pureで脚のダメージ自体が激減した結果、42kmを走った翌々日にジョグができる身体になっていた。
3月22日には30km走(4:53/km、HR 147bpm)を実施。日曜の30km走はサブ3PJにおいてルーティン化しており、走れる体に戻っているなら計画通りに実行する——それだけだ。3月24日には1kmインターバルも再開。レース後9日目でポイント練習に復帰している。体調が回復しているのだから、サブ3PJをそのまま継続する。特別な判断ではなく、計画通りに動いた結果である。
📈 Analysis:3ヶ月の推移と「課題の移動」
| 観点 | 1月 | 2月 | 3月 |
|---|---|---|---|
| 月間距離 | 477km | 368km | 315km |
| 最重要セッション | ハーフTT 1:27:09 | 30km MP走 2:07:49 | 板橋マラソン 3:18:44 |
| PB更新 | ハーフ 1:27:09 | 5km 19:19 | フル 3:18:44 |
| フェーズ | スタートラインの確認 | 確信の獲得 | 答え合わせ |
| 脚の状態 | 内側広筋を管理しつつ継続 | 30kmで張りゼロ | 42kmで張りゼロ |
| 崩壊要因 | — | — | 補給による内臓崩壊 |
477km→368km→315km。月間距離は3ヶ月連続で減少している。だが、これは衰退ではなく収束だ。1月に477kmを踏んで脚筋力の土台を作り、2月に368kmの中で30km MP走を成功させ確信を得た。3月は315kmの中にフルマラソン本番を置き、3ヶ月分の答えを出した。距離が減ったのではない。距離の成果を使い切ったのだ。
最も重要な変化は崩壊のメカニズムが変わったことだ。12月の湘南国際(3:34:12)では32km地点で脚が止まった。パワーが崩壊し、心拍を上げられなくなった。一方、板橋では31-35km区間でも心拍176bpmを維持しており、脚はまだ動いていた。崩壊の主因は脚から胃へ移った。これは一つの問題を潰したから次の問題が見えた、ということだ。3ヶ月のトレーニング——中殿筋強化、ピッチ走法、シューズ変更——が脚の耐久性を確実に底上げした。その証拠がレース後1日で走行再開できる回復速度にも表れている。
🎯 Position:サブ3PJにおける3月の位置づけ
3月は「答え合わせ」の月だった。1月に「サブ3のスタートラインに立った」と確認し、2月に「30km MP走で確信を得た」。3月はその確信を42.195kmにぶつけた。答え合わせの結果——脚は合格。内側広筋ゼロ、Hyper Warp Pureは正解、PB15分28秒更新。一方で、補給戦略は不合格。Eペースでテストしたジェルが、MPペースで凶器に変わった。実験の設計ミスだ。
この1シーズンで3レース連続PBを更新し、フルマラソンのタイムを45分以上削った。サブ3プロジェクトの方向性は正しい(サブ3PJ全貌で掲げた「能力向上→使い切る」の流れは機能している)。だが、18分45秒の差は残っている。全力を出し切って18分届かなかったわけではない。胃の崩壊という外的変数が大部分を占める。戦略がちゃんと出せる環境を作り出せれば、サブ3は余裕でいける——その確信を持って、サブ3PJは次のフェーズへ移行する。
➡️ Next Action:サブ3PJ 2.0——夏のスピード強化から秋冬の本番へ
次のターゲットレースは来年2月の埼玉マラソンまたは3月の東京マラソン。サブ3は次のシーズンで必達と考えている。秋冬のレースまでの夏季は「サブ3PJ 2.0」と位置づけ、スピード練習を中心にサブ2:50〜サブ3の間を狙えるレンジまで走力を引き上げる。週110kmのベースは維持しつつ、LT走とインターバルの質を上げるフェーズに入る。
板橋で見えた課題は明確だ。①MP走中の補給テスト——Eペースではなく本番強度での胃の検証。②MP走の頻度と距離の拡大——30km×1回の成功だけでは42kmを保証できない。35km、可能なら38kmまでの検証を入れる。③戦略を出し切れる環境づくり——脚の問題は潰した。次は「脚も胃も42kmを走り切る」実験だ。
📋 Appendix:3月の走行一覧(キー練習中心)
全31本のうち、種目名付きおよび距離・ペースが特徴的なものを表にした。リカバリー・短いEランは省略している。
| 日付 | タイトル | 距離(km) | タイム | 平均ペース | 平均心拍 |
|---|---|---|---|---|---|
| 3/1 | E+MP構成ロング走 | 25.01 | 2:01:43 | 4:52 | 151 |
| 3/4 | Eペース | 14.08 | 1:12:04 | 5:07 | 140 |
| 3/5 | LT走 | 5.03 | 19:35 | 3:54 | 175 |
| 3/6 | Eペース | 10.32 | 54:23 | 5:16 | 142 |
| 3/7 | 5km走(HRM-PRO計測ミス) | 5.02 | 17:32 | 3:30 | 169 |
| 3/8 | テーパリング走 | 19.16 | 1:33:25 | 4:53 | 151 |
| 3/11 | Eペース | 10.24 | 51:42 | 5:03 | 145 |
| 3/12 | 刺激入れ | 7.08 | 33:10 | 4:41 | 156 |
| 3/15 | 板橋Cityマラソン(公式 3:18:44) | 42.38 | 3:19:07 | 4:42 | 179 |
| 3/17 | リカバリー | 10.02 | 57:20 | 5:43 | 129 |
| 3/18 | Eペース | 10.17 | 52:08 | 5:07 | 143 |
| 3/22 | 30km走 | 30.06 | 2:27:01 | 4:53 | 147 |
| 3/24 | 1kmインターバル | 6.76 | 30:10 | 4:28 | 169 |
| 3/25 | Eペース | 13.45 | 1:08:09 | 5:04 | 142 |
| 3/30 | ミドル走 | 14.05 | 1:21:21 | 5:47 | 144 |
❓ FAQ
- 2026年3月の総走行距離は?
-
315kmである。走行本数は31本、走行日数は24日。テーパリング→板橋Cityマラソン→回復→再始動の4フェーズを含む「レース月」のため、1月477km・2月368kmからボリュームは落ちているが、設計通りである。
- 板橋Cityマラソンの結果は?
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公式記録3:18:44。PBを15分28秒更新した。サブ3には18分45秒届かなかったが、脚は42kmを走り切り、内側広筋の張りもゼロ。崩壊の主因は補給による内臓崩壊であり、脚のポテンシャルは証明された。
- 3月でPBは更新された?
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フルマラソンPBが3:34:12から3:18:44に更新された。5km PB(19:19)およびハーフPB(1:27:09)は変更なし。3月7日にHRM-PRO計測で5km 17:32が記録されたが、計測ミス(室内モードへの切り替わり・距離乖離)のためPBとしてカウントしていない。
- 次のフルマラソンの予定は?
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来年2月の埼玉マラソンまたは3月の東京マラソンをターゲットに設定。夏季は「サブ3PJ 2.0」としてスピード練習を中心に走力を引き上げ、秋冬シーズンでサブ3必達を目指す。

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