20kmクロカン+MP10kmを30km完走。レディネス11とMETASLEEK初クロカンが暴いた「自分の足」の感覚

20kmクロカン+MP10kmを30km完走。レディネス11とMETASLEEK初クロカンが暴いた「自分の足」の感覚

2026年8月30日、日曜の2部練——20kmクロカン→MP4km→(休憩)→MP6km、計30kmを完走した。レディネス11という異常値の中、涼風とMETASLEEKの足袋感が週末セットの最終日を押し切った。今日のランをひと言で言えば、「数値は赤信号、身体は黄信号、結果は青信号」だ。

📌 この記事の結論
  • レディネス11は過小評価——睡眠計測の精度問題があり、実感は66点より良好。数値だけで走を止める判断は不要だった
  • METASLEEK初クロカンは成功——20km起伏走後もMP4km(平均4:18/km)を刻めた。「自分の足で走っている」感覚がフォーム教育になった
  • MP平均は4:10/kmより8〜10秒遅い——午前4:18、午後4:20。クロカン20km後+起伏67mのコースでは想定内の乖離
  • 午後6kmは起伏に翻弄——1km目4:47→3〜4km目4:08台と乱高下。GAP4:21は平坦換算ではMP圏内
  • 土日セット完走で今週は好調終了——来週はレディネス回復を待って135km設計に戻す
エンティティ
VO2max61
LTHR179 bpm
LT Pace3:57/km
MP Pace4:10/km
本日の距離30.05 km
本日のシューズ午前 METASLEEK/午後 Superblast 3
目次

📊 Condition:レディネス11と、それでも走れた身体

項目数値
睡眠スコア66
トレーニングレディネス11
HRVステータス65

Garminは「今日は走るな」と言っている。レディネス11は、これまでのログでも数値としては最低クラスだ。だが身体の実感は別物だった。睡眠スコア66は計測精度の問題で実際の睡眠時間より短く出ている。HRV65は低くない。走る前の違和感もゼロ——数値と実感の乖離は、8/23の20kmクロカン走(レディネス27)と同型だ。

気温24〜27℃、湿度も低め。湘南の8月としては走りやすい条件だった。この涼しさが、低レディネスでも30km完走を可能にした外部要因だ。

🎯 Intention:日曜2部練——クロカン20km+MP10kmの設計

今日は週末セットの日曜メニュー。現行スケジュールでは「朝クロカン20km/夕MP10km」の2部練が想定されている(週110km設計参照)。前日土曜はMP走20kmをBU10km+E10kmに組み替えた配線走(8/29 Daily Log)——本日が週末核の本番だった。

午前:20kmクロカンで起伏と非舗装の刺激を入れ、続けてMP4kmでサブ3ペース(4:10/km)が疲労下でも維持できるか検証。シューズはMETASLEEK初クロカン——ロード15kmでの足袋感(METASLEEKレビュー)を、起伏20km+MP走に拡張する実験だ。

午後:MP6kmをSuperblast 3で実施。起伏の多いコースでのペース維持力を試す。時間を空けたことで、午前の疲労が「たまりきった状態」ではない中でのMP走を狙った。

🏃 Data Result:30km、3セッションの数値

午前・クロカン20km(METASLEEK)

項目数値
走行距離20.01 km
タイム1:45:23
平均ペース5:16/km
平均心拍数141 bpm
最大心拍数158 bpm
平均ピッチ176 spm
平均ストライド1.07 m
標高差+18m / -16m

午前・MP4km(METASLEEK)

項目数値
走行距離4.02 km
タイム17:16
平均ペース4:18/km
平均心拍数159 bpm
最大心拍数181 bpm
平均ピッチ180 spm
平均ストライド1.26 m

午後・MP6km(Superblast 3)

項目数値
走行距離6.02 km
タイム26:02
平均ペース4:20/km
平均心拍数154 bpm
最大心拍数173 bpm
平均ピッチ178 spm
平均ストライド1.28 m
標高差+34m / -33m

MP走10kmの平均ペースは約4:19/km。サブ3目標の4:10/kmより9秒/km遅い。ただし午前MPはクロカン20km直後、午後MPは標高差67mの起伏コース。GAP(勾配補正ペース)は午前4:22、午後4:21——平坦換算ではMP圏内に収まっている。距離と地形の条件を加味すれば、数値は「失敗」ではなく「条件付き合格」だ。

🔬 Analysis:低レディネス完走、METASLEEK、起伏MP——3つの問い

🗺️ 要点
  • レディネス11でも30km完走——HRV65・実感良好・涼風が許した判断
  • METASLEEK初クロカン:5:16/km→MP4:18/km——足袋感がフォーム教育に機能
  • 午後MP6km:4:47→4:08→4:37の乱高下——地形要因、GAP4:21はMP圏内

レディネス11で30km走った判断は正しかったか

Fact:レディネス11、睡眠66、HRV65。30km完走。午前クロカン20kmの心拍141bpm、20km目は151bpmまで上昇。

Qualia:走る前は特に違和感なし。体調はそこまで悪くないという実感が数値より強かった。涼しさで走りやすいと感じた。

Analysis:判断基準は「数値+実感+HRV」の3点だ。HRV65は回復途上ではあるが致命的ではない。睡眠66の過小評価がレディネスを不当に押し下げている可能性が高い。結果として、心拍141bpmのクロカン20kmはEペース域(4:50〜5:15/km)内——強度は計画通りだった。レディネス11でも「強度を落とさず、距離を完遂する」選択は、今回は正解だった。

METASLEEK初クロカン20km+MP4km——「足袋感」はMP走でも機能するか

Fact:クロカン20km——平均5:16/km、ピッチ176spm、歩幅1.07m。続くMP4km——平均4:18/km、ピッチ180spm、歩幅1.26m、心拍159bpm(最大181bpm)。

Qualia:自分の足で走っている感覚が強い。疲労感もはっきり出たが、それがトレーニングになっている感覚があった。MP走でも感触は良かった。

Analysis:29mmスタックの薄底が、起伏と非舗装で接地感を増幅し、MP走では歩幅1.26m・ピッチ180spmという「脚を使う」フォームを引き出した。4:18/kmは4:10/kmより8秒遅いが、20kmクロカン直後という条件を考えれば、フォーム崩れなくMP域に近いペースを維持できている。METASLEEKの使い所は「距離走」ではなく「フォーム教育+短距離MP」だと再確認できた。

午後MP6km——起伏コースが露わにしたペース維持の限界

Fact:6km、平均4:20/km、GAP4:21/km。ラップ推移:4:47 → 4:13 → 4:08 → 4:09 → 4:37 → 4:04。標高+34m/-33m。1km目は心拍130bpm(上り6m)、3〜4km目は166bpm(下り加速)。

Qualia:アップダウンが激しく、ペースの維持が難しかった。時間を空けていたので疲れはたまりきっていなかったが、良い疲労を感じながらMP走できた。

Analysis:1km目4:47は上り6mの影響——心拍130bpmで登っている。3〜4km目4:08台は下りで加速——心拍166bpmまで跳ね上がる。5km目4:37は再び上り5m。平坦換算(GAP)では4:21/km——MP目標4:10/kmより11秒遅いが、起伏67mのコースでは許容範囲。Superblast 3の歩幅1.28mは、起伏でもMP走の脚の出方を維持できている証拠だ。

👟 Gear Choice:METASLEEK(午前)とSuperblast 3(午後)

METASLEEK

¥19,800
ASICS METASLEEK(メタスリーク)は、シューズの機能に頼りすぎず「自らの足で走る感覚」を養うために開発されたトレーニング用ランニングシューズ。カーボンプレート非搭載の薄底〜中厚底設計により、ダイレクトな接地感と自ら推進力を生み出す走りを引き出します。ミッドソールには軽量で高反発な「FF TURBO SQUARED」を採用し、約130g前後の驚異的な軽さを実現。走りの土台作りや基礎的な足づくりに最適な一足です。

Superblast3:¥26,600

前作スーパーブラスト2を凌ぐ軽量化を実現しつつ、ノヴァブラスト5の弾むような走り心地を統合。FF LEAPがもたらす爆発的な推進力と、ノヴァシリーズ特有の軽快な接地感が共存するが最高。プレート非搭載ながら、ロッカー構造がもたらす転がりと高いクッション性は、足へのダメージを最小限に抑えつつ効率的な巡航を約束するので、リカバリーから実戦的なロングランまで、サブ3達成に欠かせない最強の「脚作り」の相棒となる。

午前はMETASLEEK初クロカン。20km起伏走+MP4km。ロード15kmでの「足袋感」を、起伏20kmで検証した結果、感触は良かった。自分の足で地面を捉える感覚が強く、フォームの自己監視がしやすい。MP4kmでも4:18/km——疲労感は強いが、それが「トレーニングになっている」感覚と一致した。

午後はSuperblast 3でMP6km、起伏コース。クッションと反発のバランスで、午前のMETASLEEKとは対照的に「沈み込まず推進する」走り。歩幅1.28mを維持できた。起伏でペースが乱高下したのはシューズではなく地形の問題。次回使う条件——METASLEEK:「クロカン〜短MP」「フォーム確認が目的の日」。Superblast 3:「ロードMP走」「起伏を含むがペース維持を優先する日」。

🎯 Next Strategy:来週135kmへ——回復と再開の基準

  • 月曜リカバリージョグ12〜15km(5:30〜6:15/km・Z1)。レディネス回復を最優先。左踵・内転筋のストレッチ継続
  • レディネス回復基準:40以上で火・水のポイント練習本格再開。30未満なら水曜400m×15を400m×12に縮小
  • METASLEEK:クロカン+短MP(4km以内)の組み合わせを定着。20km超の距離走には使わない
  • MP走:平坦コースで4:10/km維持の再検証。起伏コースのGAP4:21は参考値にとどめ、平坦での真のMP維持力を次回計測
  • 来週の週間距離135〜148km目安。土日セット完走の勢いを維持しつつ、月曜リカバリーで疲労を整理する

❓ FAQ

レディネス11なのに30km走って大丈夫だったのか?

今回は「数値+実感+HRV65」の3点で判断した。睡眠計測の過小評価がレディネスを押し下げている可能性が高く、実感では違和感ゼロだった。結果、クロカン20kmは心拍141bpm(E域)、MP10kmも心拍154〜159bpm——強度は計画内。ただしレディネス11での30km完走は毎回推奨できるわけではない。HRVが50以下、または走前に違和感があれば距離短縮を選ぶ。

METASLEEKでクロカン20kmは足に来ないか?

29mmスタックの薄底なので、距離走向きではない。今回は「フォーム教育+短MP」という用途で使用し、疲労感は強く出た。MP4km直後に4:18/kmを刻めたので、用途限定なら問題ない。20km超のクロカンにはAdistar 4などクッション系を選ぶ。

MP平均4:19/kmはサブ3(4:10/km)に届いているか?

今回の条件(クロカン20km後、起伏67m)では4:19/km——目標より9秒遅い。ただしGAP4:21/kmは平坦換算でMP圏内。本番42.195km平坦コースでは、この9秒の地形差分は消える可能性がある。次は平坦ロードで4:10/km維持を再検証する。

📊 Appendix:全ラップデータ

午前・クロカン20km(METASLEEK)

スクロールできます
ラップタイム累積距離(km)ペースGAP心拍心拍max上昇(m)下降(m)パワー(W)W/kgパワーmax最大W/kgピッチ接地(ms)GCT歩幅(m)上下動(cm)上下動比(%)最高ペース最高ピッチ
15:30.25:30.21.005:305:38118130002424.212834.921692501.038.88.54:50178
25:10.010:401.005:105:08137146102654.612975.171772421.098.98.14:51180
35:21.116:011.005:215:22135142002534.402864.971752451.068.88.35:10179
45:20.121:211.005:205:24130145002494.332794.851742461.058.78.34:56180
55:21.026:421.005:215:21136141112564.452824.901772461.058.88.35:13180
65:19.932:021.005:205:20137141212574.472834.921772461.058.78.35:07180
75:14.237:161.005:145:16141145112614.542965.151782441.068.78.25:05181
85:25.642:421.005:265:29137146022464.282784.831742471.048.78.35:12180
95:11.847:541.005:125:11142147002624.562905.041782421.088.88.15:01182
105:18.453:121.005:185:15145150102594.502895.031782441.068.78.25:07182
115:11.158:231.005:115:13141148202634.573235.621752421.098.88.14:48181
125:18.31:03:421.005:185:18143152212594.502925.081782441.068.78.25:06181
135:03.81:08:461.005:045:07147151012684.663005.221792401.098.88.04:55181
145:07.91:13:531.005:085:06149152112694.682955.131782401.098.88.04:55181
155:12.81:19:061.005:135:16147152012574.472925.081782431.068.78.25:04181
165:19.61:24:261.005:205:25142152002504.352915.061732441.058.68.25:05181
175:10.81:29:371.005:115:12145152112624.562844.941782431.078.88.14:56181
185:15.01:34:521.005:155:12149153222634.572995.201782431.078.88.14:54181
195:11.11:40:031.005:115:10149152012654.612915.061782421.088.88.15:02181
205:15.91:45:191.005:165:17151158212604.523005.221772441.068.78.34:56181
概要1:45:231:45:2320.015:165:1714115818162584.493235.621762441.078.88.24:48182

午前・MP4km(METASLEEK)

スクロールできます
ラップタイム累積距離(km)ペースGAP心拍心拍max上昇(m)下降(m)パワー(W)W/kgパワーmax最大W/kgピッチ接地(ms)GCT歩幅(m)上下動(cm)上下動比(%)最高ペース最高ピッチ
14:06.64:06.61.004:074:09156171213215.583576.211832111.318.96.83:48192
24:04.48:111.004:044:03171181213285.703916.801882101.318.86.83:35194
34:18.712:301.004:194:26162178002975.173445.981782171.268.97.13:53192
44:42.017:121.004:424:53149173102784.833826.641732261.208.77.53:31194
概要17:1617:164.024:184:22159181523055.303916.801802161.268.87.03:31194

午後・MP6km(Superblast 3)

スクロールできます
ラップタイム累積距離(km)ペースGAP心拍心拍max上昇(m)下降(m)パワー(W)W/kgパワーmax最大W/kgピッチ接地(ms)GCT歩幅(m)上下動(cm)上下動比(%)最高ペース最高ピッチ
14:47.04:47.01.004:474:48130146612854.963516.101722381.199.37.94:23179
24:12.98:601.004:134:11155161433255.654016.971812201.319.47.24:03184
34:07.713:071.004:084:08163167583295.724077.081812181.339.47.13:41188
44:09.417:171.004:094:08166169453295.723986.921822181.339.47.13:49186
54:37.021:541.004:374:48147170582814.893936.831722321.209.07.73:51188
64:04.525:581.004:044:04166173973375.864227.341832151.339.37.03:49188
概要26:0226:026.024:204:2115417334333135.444227.341782241.289.37.33:41188
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この記事を書いた人

RuncersLAB運営。フルマラソンでの目標達成に向けて、論理的かつ科学的なアプローチでトレーニングに励む市民ランナー。 現在は「週110km」の走行をベースに、Vo2MAX61を基準とした独自のメニューを追求中。自身の体験とデータに基づき、42.195kmを「使い切る」ための戦略やギアレビューを発信しています。

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