20km Eペースを5:11/kmで完走。海沿い27℃と心拍ドリフトが語る、明日のポイント練習前の疲労調整

20km Eペースを5:11/kmで完走。海沿い27℃と心拍ドリフトが語る、明日のポイント練習前の疲労調整

2026年9月8日、火曜の朝。20.28kmを平均5:11/kmで走った。今日のランをひと言で言えば、「完走はした。だが、楽に走り切るにはまだ暑かった」だ。平均心拍144bpm——数値はE域内に収まった。海沿いに入るほど心拍が伸び、後半は意図的にペースを落として明日のポイント練習への配線を優先した。

📌 この記事の結論
  • 完走判定——20.28kmを1:44:57、平均5:11/kmで走り切った。Eペース帯(4:50〜5:15/km)内の完走である
  • 心拍ドリフト——前半10km平均141bpm→後半147bpm。ペースを落としたのに心拍は上がり続け、暑さとコースの影響が主因
  • レディネス61——睡眠78・HRV94と組み合わせると「走れるが無理は禁物」のゾーン。今日の後半減速は正しい判断
  • ノヴァブラスト6——Eジョグ専用枠として機能。クッションと軽さで20kmを問題なく消化
  • 次の一手——明日(水)のポイント練習(400m×15〜20 or LT2000m×4〜5)に向け、今日は刺激を足さない設計が完了した
エンティティ
VO2max61
LTHR179 bpm
LT Pace3:57/km
本日の距離20.28 km
本日のシューズASICS NOVABLAST 6
目次

📊 Condition:レディネス61、走れるが攻めない日

項目数値
睡眠スコア78
トレーニングレディネス61
HRVステータス94

睡眠78は十分な回復を示す。HRV94も良好。だがレディネス61は「全力を出す日」ではない。8/2、同じ61の朝に31℃で10km E走を完走した日があり、あの日も「走れるが、ペースと心拍の乖離に注意」という結論だった。

今日も体に明確な違和感はなかった。起きて足を載せた瞬間、重さは感じなかった。数値と体感は一致していた——走れる。だが、攻める日ではない、というシグナルも一致していた。

🎯 Intention:有酸素ベース維持と、明日のポイント練習への配線

火曜の定番メニューは20km E走(4:50〜5:15/km)。目的は二つ。有酸素ベースの維持。そして明日・水曜のポイント練習——400m×15〜20本かLT2000m×4〜5本——に向けた疲労調整。

サブ2:30射程を見据えた現行メニュー(週135〜148km、水・土・日にポイント集約)の文脈では、火曜のE走は「刺激を入れない日」である。LT Pace 3:57/kmから74秒/km以上遅い5:11/kmは、完全な有酸素域での走行だ。

シューズはノヴァブラスト6。Superblast 3との使い分け——ロング=SB3、Eジョグ=NB6——は以前の比較記事で確立した方針に従った選択である。

🏃 Data Result:E域内完走、心拍ドリフトは+6bpm

項目数値
走行距離20.28 km
タイム1:44:57
平均ペース5:11 /km
GAP5:12 /km
平均心拍数144 bpm
最大心拍数159 bpm
平均ピッチ177 spm
平均ストライド1.08 m
平均パワー260 W(4.52 W/kg)
平均気温27.2 ℃

平均5:11/kmはEペース帯の上限寄り。LTHR 179bpmに対し平均144bpm(約80%)——有酸素域として妥当だ。LT Pace 3:57/kmとの差74秒/kmは、E走として適切な離れ方である。狙いとの乖離は「完走は達成、ペースの安定感は後半で崩れた」一点。前半は4:52〜5:06/km、後半16〜20km目は5:17〜5:41/kmと意図的に減速している。

🔬 Analysis:海沿いコースが描いた心拍ドリフトの正体

🗺️ 要点
  • 2〜4km 4:52/km——E域下限の速い出だしが後半ドリフトの種に
  • 10km以降 心拍141→147bpm——海沿い・気温26→29℃が上乗せ
  • 16〜20km 5:25→5:41/km——疲労管理としての意図的減速、ピッチ174spm維持

前半の速い出だし——4:52/kmの罠

Fact:2〜4km目は4:52〜4:56/km。心拍134〜138bpm。Eペース帯の下限(4:50/km)ギリギリを攻めた出だしである。

Qualia:序盤は脚が軽かった。レディネス61でも、最初の4kmは「走れる」感覚が嘘をついていた。

Analysis:E走の鉄則は「最初から遅く」。4:52/kmの出だしは、後半の心拍ドリフトの種になった。5km目以降、心拍141→151bpmへ段階的に上昇し始めている。ペース自体は5:01〜5:08/kmで安定していたが、心拍だけが先行していた。

10km以降——海沿いに入るほど心拍が伸びる

Fact:10km地点:心拍151bpm、ペース5:06/km。15km地点:心拍146bpm、ペース5:16/km。20km地点:心拍151bpm、ペース5:41/km。気温は26℃→29℃へ上昇。前半10km平均心拍141bpm、後半147bpm——ペースを15秒/km落としたのに心拍は+6bpm。

Qualia:海の方へ向かうほど、心拍が「明らかに上がっている」感覚があった。夏の真昼の地獄と比べれば走りやすくなった。だが「楽にいいペースを走り切る」には、まだ暑かった。

Analysis:原因は三つに分解できる。①気温上昇(26→29℃)による心拍増加。②海沿いコースの日射・湿度——湘南の海側は風はあるが日陰が少ない区間がある。③距離累積による心拍ドリフト——20kmの後半は、ペースを落としても心拍が下がらない典型パターン。GAP(勾配調整後ペース)を見ると、19〜20km目はGAP 5:26〜5:34/kmと平坦換算でも遅い。地形だけの問題ではない。暑さ+距離の複合要因だ。

後半の減速判断——疲労管理としての5:41/km

Fact:16km目5:25/km→20km目5:41/km。接地時間242ms→254ms、歩幅1.04m→1.02m。ピッチ174spm→174spm(維持)。パワー250W→251W(ほぼ横ばい)。

Qualia:心拍が上がり続ける中、スピードを「少しずつ」落とした。完走優先。明日のポイント練習を頭に置いた。

Analysis:ペースを落としたのに心拍が151bpmを維持——これは「限界」ではなく「調整」だ。ピッチ174spmを維持しながら歩幅だけ縮小している。フォーム崩れではなく、出力を絞る選択。レディネス61の日に、後半5:41/kmを許容したのは正解。刺激を足さないE走の目的——明日の400m or LT2000m——に合致している。

👟 Gear Choice:ノヴァブラスト6、E走20kmの定位置

ノヴァブラスト6:¥17,600

アシックスの最新作「ノヴァブラスト6」は、毎日のEランニングやリカバリージョグに最適な相棒!前作以上の弾むクッション性に加え、新たにミッドソール前足部へ上位素材のFF TURBO SQUAREDを搭載。トランポリンのような極上の反発性と推進力を生み出します。さらに前足部へASICSGRIPが追加されたことで安定感も抜群。脚を残しつつ、気持ちよくストライドを伸ばせる、日々のタフな走行を支える一足です

Eジョグ20kmにNB6を選んだ理由は明確だ。クッションと反発のバランスがEペース帯(4:50〜5:15/km)で最も自然に着地する。Superblast 3は反発が強く、E域では「押しすぎ」になりやすい。NB6はその問題がない。

20km走った感触——序盤の軽さ、後半の安定感——に問題なし。接地時間242ms前後を維持し、クッションが足への負担を吸収していた。27℃の20km E走として、NB6は「Eジョグ=NB6」という使い分けの妥当性を再確認する走りだった。次回NB6を使う条件:Eペース走・リカバリージョグ・20km前後の距離。ポイント練習やMP走にはAdios Pro 4やEVO SLを選ぶ。

🎯 Next Strategy:明日のポイント練習、今日の配線は完了

  • 水曜(9/9)——400m×15〜20本 or LT2000m×4〜5本(Up4km/Down4km、LT 3:45〜3:55/km)。今日のE走で有酸素刺激は十分。明日は質の日
  • レディネス判断——61以上ならポイント練習実施。55以下ならLT2000mに切り替え or 本数削減を検討
  • 暑さ対策——今日27℃で心拍+6bpmドリフト。ポイント練習前は糖質(ゼリー等)+サプリで出力確保。日射の強い時間帯は避ける
  • 左踵・内転筋ケア——20km後のストレッチと筋膜リリースを実施。明日の400m本数に影響しない状態を作る(週間走行量の時間設計参照)

❓ FAQ

レディネス61の日に20km E走して大丈夫か?

睡眠78・HRV94が底支えしている。平均心拍144bpm(LTHRの80%)は有酸素域内。後半の減速判断が効いたため、明日のポイント練習に支障はないと判断する。

後半5:41/kmまで落としたのは失敗か?

失敗ではない。E走の目的は「速く走ること」ではなく「有酸素ベースを維持しつつ疲労を抑えること」。心拍151bpmでペースを落とし続けたのは、明日への配線として正しい選択だ。

海沿いコースはE走に向いているか?

湘南の海沿いは景色は最高だが、日陰の少ない区間で心拍が伸びやすい。E走で心拍ドリフトを最小化したい日は、木陰の多い内陸コースを検討する価値がある。

📊 Appendix:全ラップデータ

スクロールできます
ラップタイム累積距離(km)ペースGAP心拍心拍max上昇(m)下降(m)パワー(W)W/kgパワーmax最大W/kgピッチ接地(ms)GCT歩幅(m)上下動(cm)上下動比(%)最高ペース最高ピッチ
15:12.35:12.31.005:125:131241411102684.663536.141692451.099.08.24:48183
24:52.410:051.004:524:54136140142744.772885.011782371.159.17.94:41180
34:55.915:011.004:565:05134142042704.703045.291742391.139.07.94:46181
44:55.319:561.004:555:03138142152714.713025.251752371.138.97.94:48182
55:03.324:591.005:035:05141147032624.563045.291792391.108.78.04:54183
65:01.230:001.005:015:00145150012644.592804.871802381.118.87.94:54186
75:02.835:031.005:035:05146148102614.542714.711792391.098.78.04:58182
85:06.940:101.005:075:07146148012604.522804.871792401.098.78.04:57183
95:07.945:181.005:085:08147151222604.522794.851792411.088.88.14:58182
105:06.050:241.005:065:02151155202684.663285.701792391.098.78.04:56182
115:19.555:431.005:195:23140151432544.423265.671762441.058.78.24:56181
125:05.71:00:491.005:065:12144148032574.472915.061772401.098.88.04:55183
135:07.21:05:561.005:075:08149154102644.592814.891792411.088.78.14:58181
145:12.71:11:091.005:135:13148150002584.492704.701792421.078.78.15:02182
155:15.81:16:251.005:165:17146150122564.452764.801792431.068.68.24:59182
165:25.01:21:501.005:255:25146150002514.372704.701782461.048.68.35:07181
175:17.81:27:081.005:185:23146152032504.352895.031752431.068.78.24:52181
185:18.31:32:261.005:185:22146152402504.352784.831742451.068.78.35:05181
195:28.61:37:551.005:295:26149153352474.303405.911752501.058.98.55:07179
205:40.81:43:351.005:415:34151158762514.373536.141742541.028.88.75:04179
211:21.51:44:570.284:535:12150159042544.423195.551762431.129.18.14:17181
概要1:44:571:44:5720.285:115:1214415939462604.523536.141772421.088.88.14:17186
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この記事を書いた人

RuncersLAB運営。フルマラソンでの目標達成に向けて、論理的かつ科学的なアプローチでトレーニングに励む市民ランナー。 現在は「週110km」の走行をベースに、Vo2MAX61を基準とした独自のメニューを追求中。自身の体験とデータに基づき、42.195kmを「使い切る」ための戦略やギアレビューを発信しています。

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