20km Eペース走を5:25/kmで完走。レディネス7と後半5:49/kmが語る「Eが中強度化した」疲労の正体

20km Eペース走を5:25/kmで完走。レディネス7と後半5:49/kmが語る「Eが中強度化した」疲労の正体

2026年9月4日のランをひと言で言うと、「Eペースが中強度に化けた」一日だ。レディネス7の朝に20.01km・平均5:25/km・心拍145bpmで走り切った。完走はしたが、土日のポイント練習へ渡す脚は、まだ回復していない。

📌 この記事の結論
  • レディネス7でも20kmは完走した——ただし平均5:25/km・心拍145bpmは、私にとってEではなく中強度判定域だった
  • 前回20kmの5:00/km感は再現できなかった——前半5:03前後は出せたが、13〜20kmは平均5:49まで沈んだ
  • 崩れの正体は歩幅——前半1.11m → 後半0.99m。ピッチよりストライドが先に落ちた
  • 土日のポイントは「明日の体調」がゲート——今の感覚では疲労が逃げ切れていない。強度はレディネスと体感で決める
エンティティ
VO2max61
LTHR179 bpm
LT Pace3:57/km
E Pace4:50〜5:15/km
本日の距離20.01 km
本日のシューズハイパーブーストラン
目次

📊 Condition:睡眠60・レディネス7。数値は警告、体感は「まだ走れる」だった

項目数値
睡眠スコア60
トレーニングレディネス7
HRVステータス89

走る前は、昨日の疲れは残っているが「体が重い」とまでは言えない状態だった。レディネス7の危機感と、主観の温度差がここにある。HRV89は悪くない。睡眠60も致命傷ではない。問題はレディネスだ。Garminは回復不足を一桁で告げている。

それでもEペース20kmに出た。金曜の配線として距離を残す判断だ。週のボリューム設計の土台は、以前書いた週110kmのライフスタイル最適解にある。だが今日のデータは、距離を積むことと、質を守ることの衝突を露わにした。

🎯 Intention:Eペース20kmで「脚は動くか」を確認するつもりだった

狙いはシンプルだ。土日のセット練習(ポイント)の前日に、Eペース20kmで有酸素の土台を確認する。前回同様の20kmではキロ5分でも問題なかった。今日も同帯で走れるなら、週末の強度は載せやすい。

シューズはハイパーブーストラン。クッション寄りの日常ジョグ用だ。ポイント前夜のE走に、レースシューズは不要と判断した。検証仮説は一つ。「体感が重くなければ、レディネス一桁でもEはEのまま終わるか」。結果は否だった。

🏃 Data Result:平均5:25/km・心拍145。Eのつもりが中強度判定

項目数値
走行距離20.01 km
タイム1:48:21
平均ペース5:25/km
GAP5:28/km
平均心拍数145 bpm
最大心拍数179 bpm
平均ピッチ173 spm
平均ストライド1.05 m
平均パワー246 W
平均気温26.6 ℃

LT Pace 3:57/kmから見れば5:25は十分遅い。だが私のE想定(おおよそ4:50〜5:15)からは外れる。Garminも中強度判定。体感とも一致した。前回の「キロ5分で余裕」は、今日は前半しか再現できていない。

似た低レディネス下のE走として、レディネス5で20km予定を切り上げた日がある。あの日は距離を削った。今日は距離を守り、ペースが削られた。どちらも「回復不足の朝」の別解だ。

🔬 Analysis:前半はE、後半は脚が先に終わった

🗺️ 要点
  • 1〜5km 約5:03 → 13〜20km 約5:49。後半で36秒/km沈んだ
  • 歩幅1.11m → 0.99m。崩れのセンサーはストライド
  • パワー263W前後 → 231W。心拍より筋出力の低下が先

ラップ帯ごとの沈み方——5:03 → 5:12 → 5:49

Fact:1〜5km平均おおよそ5:03・心拍135。6〜12kmは5:12・心拍146。13〜20kmは5:49・心拍150。16・18・19kmは6:08〜6:18まで落ちた。

Qualia:走っている最中、体の重さがはっきり出た。ペースを保つ作業が「E」ではなく「耐える」側に寄っていく感覚だった。やめたいというより、脚が反応しない。

Analysis:心拍は後半も150前後で頭打ち気味だ。心肺が先に爆発したというより、出力(パワー・歩幅)が落ちてペースが沈んだ型に近い。平均パワーは前半帯263W前後 → 後半231W。蓄積疲労による筋出力低下の仮説が立つ。

歩幅1.11m → 0.99m。崩れのセンサーはストライドだった

Fact:1〜5kmの平均歩幅1.11m、13〜20kmは0.99m。ピッチは前半174spm前後を維持しようとするが、16〜19kmでは158〜168まで落ちる場面がある。接地時間も後半250ms台へ伸びた。

Qualia:重い。脚が回らない、というより一歩が短い。意識でピッチを保っても、地面を押し切れない。

Analysis:フォームの代償は「ピッチ維持・歩幅縮小」で始まった。これが続くと、土日のポイント(LTやMP)で必要な接地圧が足りなくなる。本質は平均心拍ではなく、後半の歩幅崩壊だ。

前回5:00感との差分=疲労が逃げ切れていない証拠

Fact:前回20kmはキロ5分帯でも問題なし。今日は同距離で平均5:25、後半は6分台も混入。

Qualia:昨日の疲れは「ある」。走る前は許容範囲に見えた。走ると許容を超えた。数値(レディネス7)の方が正しかった。

Analysis:データを信じる、という自分のルールが今日は機能した。体感の「まだいける」は前半限定の錯覚だった。土日のポイント量は、完走自慢ではなく、明日のレディネスと「歩幅が戻っているか」で決める。

👟 Gear Choice:ハイパーブーストラン——重い脚を運ぶクッション役

HYPER BOOST RUN

¥19,800
EVOSLと同等の反発力とクッション性を感じる独自ミッドソールが、接地からのエネルギーロスを最小限に抑え、爆発的な推進力を生み出します。軽量かつ通気性に優れたアッパーが足に吸い付くようにフィットし、長距離でも快適性を維持できる一足。

ハイパーブーストランは、今日のような「回復が追いついていないE走」向けの選択だ。レース用の反発は要らない。沈み込みで衝撃を受け流し、20kmを完走する役割。詳細な位置づけはハイパーブーストランの実走レビューに書いた。

実走感は、推進力でペースを引っ張るタイプではない。後半に脚が重くなってからも、ソールの厚みが接地の恐怖を減らした。一方で、Eが中強度化した主因はシューズではなくコンディション側にある。次回も「レディネス一桁+距離を残したい日」なら候補に残す。強度を乗せたい日は別足だ。

🎯 Next Strategy:土日ポイントは「明日の体調」がゲート

  • 明日の起床時レディネスと、ジョグ初期の歩幅・体感を見てポイント強度を決める(今の感覚では疲労残存)
  • ポイントを入れる場合も本数・距離を上限付きにする。全開セットは強制しない
  • 右内転筋・左踵のケアを今日中に厚めに入れる(ストレッチ+筋膜リリース)
  • 「20km完走したから大丈夫」は使わない。今日の結論は完走ではなく中強度化
  • 強度の止める判断の型は、以前の疲労の警告を読み解く記録と同じ軸で見る

❓ FAQ

レディネス7でも20km走ってよいのか?

「走ってよいか」より「何が削られるか」で見る。今日は距離は残ったが、Eが中強度化し、後半の歩幅が1.11→0.99mまで落ちた。土日に質を載せたい週なら、距離完遂より回復優先の選択肢もあり得た。

平均心拍145bpmはEとして許容か?

私のLT Pace 3:57・LTHR179からすれば絶対値は高くない。だが想定E(4:50〜5:15)を外した5:25で145が出て中強度判定になった点が問題だ。ペースと心拍のセットで「Eであるか」を判定する。

土日のポイント練習はどう決めるか?

明日のレディネスと、走り始めの歩幅・重さでゲートする。残存疲労が残るなら本数・距離に上限を付ける。今日の完走を免罪符にしない。

📊 Appendix:全ラップデータ

スクロールできます
ラップタイム累積距離(km)ペースGAP心拍心拍max上昇(m)下降(m)パワー(W)W/kgパワーmax最大W/kgピッチ接地(ms)GCT歩幅(m)上下動(cm)上下動比(%)最高ペース最高ピッチ
15:15.15:15.11.005:155:181221381102674.643345.811702461.089.08.34:54179
24:58.610:141.004:595:02136141122704.702874.991772411.139.18.04:50179
35:05.415:191.005:055:09139142052564.452714.711762431.119.08.14:49180
44:53.520:131.004:545:00139146012624.563025.251742371.149.07.94:42181
55:03.725:161.005:045:08140151012614.542874.991752401.118.98.04:51181
65:04.330:211.005:045:06148150032624.562724.731792391.108.88.04:54181
75:09.635:301.005:105:10150152002574.472684.661792411.078.78.15:00182
85:17.240:471.005:175:26136150002454.262895.031742441.068.78.24:54182
95:07.345:551.005:075:08146154022594.502834.921782421.098.98.14:59181
105:14.651:091.005:155:11152155302594.503035.271782431.078.78.24:56181
115:15.656:251.005:165:22141154012504.353035.271722431.088.88.24:44182
125:19.41:01:441.005:195:18150152132574.472784.831772441.068.78.24:56181
135:33.51:07:181.005:335:36150154332424.212734.751772491.018.68.55:21179
145:40.61:12:581.005:415:47148153002344.072574.471732510.998.58.65:27181
155:35.51:18:341.005:355:33152157002424.212624.561762501.028.68.55:20179
166:08.41:24:421.006:086:12147152012143.722524.381682570.958.38.95:32178
175:37.61:30:201.005:385:41149157112404.173435.971722521.028.78.64:18177
186:17.61:36:381.006:186:18149156302133.702764.801612580.958.38.85:19178
196:06.11:42:441.006:066:091521791032213.843696.421582570.988.68.84:52176
205:34.41:48:181.005:345:391521591102404.172684.661742531.038.98.65:15177
210:03.11:48:210.016:375:21158158102564.452574.471722551.069.28.75:29172
概要1:48:211:48:2120.015:255:2814517936372464.283696.421732471.058.78.44:18182
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

RuncersLAB運営。フルマラソンでの目標達成に向けて、論理的かつ科学的なアプローチでトレーニングに励む市民ランナー。 現在は「週110km」の走行をベースに、Vo2MAX61を基準とした独自のメニューを追求中。自身の体験とデータに基づき、42.195kmを「使い切る」ための戦略やギアレビューを発信しています。

コメント

コメントする

目次