水曜インターバルを1本で中断。EVO SL 25.5cmの右足横幅問題とレディネス10が重なった「損切り」

水曜インターバルを1本で中断。EVO SL 25.5cmの右足横幅問題とレディネス10が重なった「損切り」

2026年5月27日の水曜インターバルは、走力は出ていたがEVO SLと右足の相性が再発し、1本目で損切りした日だ。トレーニングレディネス10という数値は最初から「今日は厳しい」と告げていたが、ウォームアップ後の1km(3:44/km)では脚は応えていた。問題はペースではなく、3足目25.5cmのEVO SLと右足横幅の摩擦だった。

📌 この記事の結論
  • 中断は正解——右足の痛みは高強度×EVO SL 25.5cmで再発したパターン。完走より先に、同じ症状の繰り返しを止めた
  • 1本目のデータは健全——3:44/km、心拍163bpm(max 175bpm)。LT Pace(3:57/km)より13秒速く、VO2系の刺激は取れていた
  • レディネス10は見逃せない——睡眠51・HRV 76と合わせ、身体は「高強度の余力」より「回復待ち」側にあった可能性が高い
  • EVO SLは依然最高だが、3足目25.5cmの右足横幅が合っていない——1・2足目の26cmでは問題なし。ハーフサイズダウンが原因の可能性が高い
  • 痛みは既に引いている——大事には至っていない。次は26cmに戻すか、高強度は別シューズで検証する
エンティティ
VO2max61
LTHR179 bpm
LT Pace3:57/km
本日の距離3.65 km
本日の平均ペース4:31/km
本日のシューズADIZERO EVO SL(25.5cm・3足目)
目次

📊 Condition:睡眠51・レディネス10・HRV76

項目数値
睡眠スコア51
トレーニングレディネス10
HRVステータス76

走る前の体に明確な違和感はなかった。主観は「問題なし」だった。だがGarminの3指標は別の話をしている。睡眠51は浅く、レディネス10は回復不足の赤信号だ。HRV 76単体では判断しにくいが、3つを並べると「高強度インターバルをフル消化する日」ではない、という読みが自然になる。

過去に睡眠スコア36の日にインターバル計画を見直した経験がある。今日はそれほど極端ではないが、同じ構図だ——数値は走行中止を直接命じない。だが、何かが起きたときに「続ける理由」を持たない、という状態だった。

🎯 Intention:水曜恒例のVO2刺激をEVO SLで刻む

水曜は週間スケジュール上ミドルラン(15km)の枠だが、私の運用では水曜インターバルが定着している。目的は明確だ。LT Pace(3:57/km)を超える速度で心拍と脚の立ち上がりを叩き、サブ2:30に向けたスピード能力を維持・向上させること。

シューズはADIZERO EVO SL(3足目・25.5cm)を選んだ。高強度インターバル用として、軽量性とダイレクトな接地感を最優先する日だからだ。1・2足目の26cmでは、長い間、最高の評価を維持していた。今日の検証仮説は2つあった。(1) レディネスが低くても、短時間のインターバルなら質的な刺激は取れるか。(2) 3足目25.5cmの右足フィット問題は、前回同様に再発するか。

🏃 Data Result:3.65km・16分30秒——1本目だけが本番

項目数値
走行距離3.65 km
タイム16:30
平均ペース4:31/km
GAP4:41/km
平均心拍数148 bpm
最大心拍数185 bpm
平均ピッチ178 spm
平均ストライド1.19 m
平均パワー286 W(4.97 W/kg)

内訳はウォームアップ2.02km(5:05/km、HR 134bpm)+インターバル1本目1.00km(3:44/km、HR 163bpm、max 175bpm)+2本目0.63kmで中断、だ。1本目だけ見れば、狙い通りだ。3:44/kmはLT Paceより13秒速い。心拍175bpmはLTHR(179bpm)の97%——VO2max系の負荷域に入っている。ピッチ183spm、歩幅1.38m、接地203ms。フォームも崩れていない。

2本目は0.63kmで止めた。平均4:01/km、心拍182bpm(max 185bpm)。数値だけ見れば「まだ走れていた」ようにも読める。だが、右足の痛みが再発した時点で、データの解釈は終わっている。

🔬 Analysis:右足横幅不足と、1本目が示した走力の残存

EVO SL 25.5cm——高強度でだけ表面化する右足横幅問題

Fact:1本目(3:44/km)までは右足に問題なし。2本目に入ってから、以前と同型の右足の痛みが再発。0.63km地点で中断。現在のEVO SLは3足目・25.5cm。1足目・2足目は26cmで、高強度走でも右足に問題はなかった。

Qualia:痛みの正体は「長さ」より横幅が合っていない感覚に近い。25.5cmに変えてから、高強度のたびに右足だけが抗議する。走り終えた時点では痛みは既に引いていた。

Analysis:原因仮説はかなり絞れる。26cm→25.5cmのハーフサイズダウンが、右足の横幅不足を露呈させた。EVO SL自体の性能問題ではなく、3足目のサイズ選定ミスの線が濃い。1月の30km変化走でEVO SLの限界点を見て損切りしたときと構造が似ている——条件が閾値を超えた瞬間に顕在化させる、という点だ。今回は距離ではなく、強度×サイズの組み合わせが閾値だった。

1本目3:44/km——レディネス10でも脚は応えていた

Fact:ウォームアップ平均HR 134bpm。1本目インターバル3:44/km、GAP 3:56/km、心拍163bpm(max 175bpm)。ピッチ183spm、パワー338W(5.88 W/kg)。

Qualia:走る前は体に違和感なし。1本目の感触は軽かった。VO2系の「脚が回る」感覚はあった。

Analysis:レディネス10は「今日はフルメニュー不可」の警告だが、「1本だけなら質は出る」こともある。今日はまさにそのケースだった。問題は2本目以降の継続性ではなく、EVO SL 25.5cm起因の右足痛だった。26cmなら2本目以降も検証できた可能性がある——これは次回の設計課題だ。

中断判断——同じパターンの再現を止める

Fact:計画は水曜恒例のインターバル(複数本)。実績は1本完走+0.63kmで終了。総距離3.65km、16分30秒。

Qualia:中断は悔しくない。同じ症状が繰り返されるなら、完遂より先に原因(サイズ)を潰す方が合理的だと判断した。

Analysis:心拍185bpm、ペース4:01/km——数値上は「まだ走れる」に見える。だが、再現性のある右足痛は数値に載らない。判断基準は「感情で止める」ではなく「同じパターンが繰り返されるなら、実験条件を変える」だ。25.5cmでの高強度完遂は、今日時点で禁止とする。

👟 Gear Choice:EVO SLは最高だが、3足目25.5cmの右足横幅が合っていない

インターバル用にEVO SLを選んだ論理自体は変わらない。軽量、反発、高強度でのダイレクト感——1・2足目の26cmでは、その性能をフルに引き出せていた。

問題は3足目25.5cmのフィットだ。左足は問題ない。右足だけ、高強度で痛みが出る。感覚としては長さより横幅が合っていない。26cm時代は何もなかった。ハーフサイズを下げた判断が、今回の再発の起点だと考えている。

現時点の評価:1本目の推進力・反発は問題なし。25.5cmの右足フィットは高強度で再発するリスクあり。次回の条件は26cmに戻す(1・2足目と同サイズ)。25.5cmでの高強度完遂は当面禁止。EVO SLは依然として最高のシューズだ。変えるべきはモデルではなく、3足目のサイズだ。

🎯 Next Strategy:26cmに戻してインターバルを再開

  • EVO SL 3足目:26cmに戻す——1・2足目で問題なかったサイズが正解。25.5cmは右足横幅不足の原因と見なし、高強度走から除外する
  • インターバル再開は26cm(または1・2足目)で——サイズを戻したうえで、レディネス40以上の日に1km×複数本を再検証する
  • 25.5cmの扱い——Eペース以下の低強度で右足に問題が出ないか確認。出るなら役割を限定する
  • レディネス10以下の日は本数を事前に絞る——「1〜2本で質を取る」と計画段階で決める
  • 右足痛の再現基準——同じ25.5cm・同じ強度で再発があれば、走力ではなくフィット問題として確定(ほぼ確定済み)

❓ FAQ

レディネス10なのに走ったのは間違いか?

間違いではない。短時間の高強度1〜2本なら、今日の1本目(3:44/km)が示す通り質は取れた。ただしフル消化は非現実的だった。走る/走らないより、「何本まで許容するか」を事前に決める方が合理的だ。

1本目3:44/kmは速すぎなかったか?

LT Pace(3:57/km)より13秒速いが、心拍175bpmはLTHR179bpmの97%——VO2インターバルとして妥当な域だ。1km完走時点ではフォームも崩れていない。速さが原因で中断したわけではない。

EVO SL 25.5cmを捨てるべきか?

捨てない。1・2足目の26cmでは最高だった。問題は3足目25.5cmのサイズ選定だけ。26cmに戻せば、インターバル含め再び主力に戻せる。

📊 Appendix:全ラップデータ

スクロールできます
ラップタイム累積距離(km)ペースGAP心拍心拍max上昇(m)下降(m)パワー(W)W/kgパワーmax最大W/kgピッチ接地(ms)GCT歩幅(m)上下動(cm)上下動比(%)最高ペース最高ピッチ
15:12.45:12.41.005:125:30128142432484.313085.361722411.078.58.14:31186
24:55.910:081.004:565:07140151132614.542915.061782361.098.67.84:38188
30:05.510:140.025:527:22137146001873.252844.941222351.098.57.85:00184
43:44.013:581.003:443:56163175343385.884207.301832031.389.06.53:19195
52:32.516:300.634:013:53182185413445.983966.891872071.369.16.73:46190
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この記事を書いた人

RuncersLAB運営。フルマラソンでの目標達成に向けて、論理的かつ科学的なアプローチでトレーニングに励む市民ランナー。 現在は「週110km」の走行をベースに、Vo2MAX61を基準とした独自のメニューを追求中。自身の体験とデータに基づき、42.195kmを「使い切る」ための戦略やギアレビューを発信しています。

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