Run as One計測付き21kmを5:06/kmで完走。レディネス1と湘南の湿度が示した「序盤稼ぎ・後半死守」の設計

Run as One計測付き21kmを5:06/kmで完走。レディネス1と湘南の湿度が示した「序盤稼ぎ・後半死守」の設計

2026年7月4日(土)の結論は一言で言えば「数値は最悪、判断は最善」だ。トレーニングレディネス1・睡眠36の朝に21.23kmを1:48:10(平均5:06/km)で刻んだ。MP走ではない。だが週の距離不足と明日の雨予報を前に、Run as Oneの計測ノルマを今日で片付けた判断は正しかった。

📌 この記事の結論
  • レディネス1でも走れた——Garminは「休め」と言ったが、主観は平常。数値と体感の乖離は再び起きた
  • 湿度が主犯——江ノ島海沿いコースの高湿度が、14〜17kmでペース5:34/km・歩幅1.00mまで落とした
  • 序盤4:32〜4:46は設計通り——後半失速を見越した「前借り」戦略。MP走の代わりに距離を確保した
  • 心拍165bpmは高すぎた——5:06/kmにしては有酸素域を超えている。明日のポイント練は雨で消滅が濃厚
  • Novablast 3は「守り」の相棒——今日のメニューに合った選択。推進より安定と距離消化
エンティティ
VO2max61
LTHR179 bpm
LT Pace3:57/km
本日の距離21.23 km
本日の平均ペース5:06/km
本日のシューズASICS Novablast 3
目次

📊 Condition:レディネス1、体感は平常

項目数値
睡眠スコア36
トレーニングレディネス1
HRVステータス62

Garminの三指標は、いずれも「今日は走るな」と言っている。睡眠36、レディネス1——過去ログでも稀に出る組み合わせだ。HRV62も平常時より低い。

だが起きた瞬間の体感は、ぐったり感も熱もなかった。喉に軽い痛みはあったが、昨日10kmイージーランだけの日だったこともあり、走るかどうかの判断材料にはならなかった。数値は休養を勧め、体感は「いつもと大差ない」と言った。この乖離は、レディネス1の月曜リカバリーでも繰り返し起きている現象だ。私の場合、レディネス1は「絶対禁止」ではなく「強度を設計で縛る」サインとして機能する。

🎯 Intention:土曜20kmの代役として、Run as Oneの21km計測

本来の土曜メニューはMP走20kmだ。週110kmのスケジュール上、土曜はMP走が固定されている。しかし今日は2つの制約が重なった。Run as Oneグローバルバーチャルランシリーズ3rdチャレンジの21km(ハーフ相当)計測が必要だった。明日は大雨予報で、21km走れるタイミングが今日しかなかった。

今週はそもそも距離を十分踏めていなかった。MP走の質より、まず21kmを完走して週のボリュームを確保する——その優先順位でメニューを組み替えた。コースはいつもの涼しい公園ではなく、江ノ島までの海沿いルート。湿度の高さは想定済みだった。序盤をやや速めに入り、後半はペースを落として21kmを完走する——その設計で走った。

シューズにNovablast 3を選んだのも同じ論理だ。今日はスピードを追わない。距離を守りながら、湿度と低レディネスのダメージを最小化する。

🏃 Data Result:21.23km、平均5:06/km、心拍165bpm

項目数値
走行距離21.23 km
タイム1:48:10
平均ペース5:06 /km
GAP5:08 /km
平均心拍数165 bpm
最大心拍数180 bpm
平均ピッチ177 spm
平均ストライド1.09 m
平均パワー264 W(4.59 W/kg)
総上昇/下降41 m / 52 m
平均気温24.8 ℃

平均5:06/kmは、私のEペース(約5:00/km)より6秒遅い。MP(4:42/km)から見れば完全に別次元だ。狙いどおり「MPではないロング」としては想定内の結果だ。問題は心拍だ。165bpmは、5:06/kmというペースに対して高すぎる。LTHR179に対して約92%。有酸素域のロング走とは言い難い。湿度と序盤の前借りが、後半まで心拍を吊り上げた形跡がある。

🔬 Analysis:湿度が14kmでフォームを壊した

🗺️ 要点
  • 序盤4km 4:32〜4:46/km——後半失速を見越した前借り設計
  • 14〜17km 5:34〜5:38/km——歩幅1.00m・接地251msで湿度の代償が顕在化
  • 心拍165bpm——走れた事実と回復コストは別問題

序盤4kmの前借り——設計通りの「早すぎ」

Fact:1〜4kmは4:46→4:44→4:32→4:34/km。心拍は142→170bpmまで上昇。歩幅は1.14→1.22mと伸び、ピッチは180〜184spmを維持。

Qualia:序盤は脚が軽かった。後半で落ちるだろうと分かっていたので、最初の数kmは「今日の分を前借りする」感覚だった。

Analysis:これは衝動ではなく設計だ。湿度の高い海沿いで21kmを走る以上、後半失速は確実視されていた。4km時点で累積18:37、平均ペース約4:39/km——ここで稼いだ時間が、14km以降の5:34/km区間を吸収した。もし序盤から5:10/kmで入っていれば、後半は5:45/km台まで落ちていた可能性がある。

14〜17kmの失速——歩幅1.00mが語った湿度の代償

Fact:13km(5:15/km)まではまだ制御圏内。14kmで5:34/km、15kmも5:34/km、17kmで5:38/km——3ラップ連続で最遅圏。歩幅は1.22m(4km)から1.00m(14km)へ22cm縮小。接地時間は225ms→251msへ26ms悪化。パワーは305W(4km)から233W(14km)へ72W低下。

Qualia:息苦しい湿度が全身を包んでいた。汗が止まらず、シャツが重くなる感覚があった。脚が重いというより、体が熱を逃がせない感覚に近い。

Analysis:心拍は14〜15kmで162bpmと、それほど跳ね上がっていない。つまり失速の主因は心肺の限界ではなく、環境熱負荷による代償動作だ。歩幅縮小+接地時間延長は、疲労というより「フォームの守り」に見える。湿度が高いと、同じペースでも体熱が抜けず、筋肉のリクルート効率が落ちる。霧と湿度の湘南で設計より身体が先に動いた31km走でも、同じパターンが出ていた。

心拍165bpm——「走れた」ことと「回復コスト」は別問題

Fact:全体平均心拍165bpm、最大180bpm(16km)。9km以降はほぼ毎ラップ166〜173bpmで推移。5:06/kmのロングにしては心拍域が高い。

Qualia:走り終えて「体調が悪い」感覚はなかった。ただ、心拍が高かったことは自覚している。普段のEペース20kmで136bpm前後と比べると、明らかに負荷が違う。

Analysis:レディネス1の朝に21kmを完走できた事実と、回復コストの低さはイコールではない。心拍が高いまま21kmを消化したということは、自律神経と糖質代謝に相当な負荷をかけたということだ。明日のポイント練習が雨で消えるのは不幸だが、仮に晴れていてもレディネスは10以下に落ちている可能性が高い。今日の走りは「週の距離確保」としては成功、「回復不要」ではない。

👟 Gear Choice:Novablast 3——今日は「攻めない」が正解

今日のメニューにNovablast 3を選んだ理由は明確だ。MP走でもレースでもない。湿度の高い21kmを、無理なく距離消化する日だ。

実走感は、推進力より安定感が主役だった。序盤4:32/kmで踏んでも、足元が暴れなかった。後半の歩幅縮小はシューズではなく環境要因だが、接地時間が250ms台に伸びても、足の疲労感は限定的だった。

Novablast 3の使い分け軸が見えた。レディネスが低く、距離優先で強度を抑える日にはこれだ。Adios Pro 4やEVO SLを履いて走る理由が今日はなかった。

🎯 Next Strategy:雨と回復コストが決める週末後半

  • 明日(日曜)のポイント練習は原則中止——大雨予報+今日の心拍165bpm。レディネスが20以上に戻るまで強度練習は入れない
  • 雨が弱まってもリカバリー10km以下に留める——喉の違和感が残っている。咳が出たら即中断
  • 来週の土曜MP走20kmは維持——今日はMP走の代替ではなく距離確保だった。質の取り戻しは次の土曜で
  • コース選定を再検討——夏場のロングは涼しい公園コースを優先。海沿いは計測やレース前の慣らし以外では避ける
  • 週間距離の積み上げ——今週は21kmで一部回復。残り日数で週110kmの目標に近づける

❓ FAQ

レディネス1なのに21km走って大丈夫だったのか?

「大丈夫だった」とは言わない。走り切れたのは事実だが、心拍165bpmが回復コストの高さを示している。レディネス1の日に走るとき、私は強度を設計で縛る。今日はMPを捨て、5:06/kmで完走した——それが限界線だった。

序盤4:32/kmは速すぎなかったか?

湿度の高い21kmでは、後半失速は必然だった。序盤で時間を稼がなければ、14km以降は5:40/km台まで落ちていた。結果、平均5:06/kmで完走できた。設計としては合理的だった。

明日の雨で週間スケジュールはどう崩すか?

日曜のロング走(30km)が最も影響を受ける。雨が強いなら走らない。走るなら15km以下のリカバリーに切り替える。週110kmは「数字を守る」より「来週の質を守る」が優先だ。

📊 Appendix:全ラップデータ

スクロールできます
ラップタイム累積距離(km)ペースGAP心拍心拍max上昇(m)下降(m)パワー(W)W/kgパワーmax最大W/kgピッチ接地(ms)GCT歩幅(m)上下動(cm)上下動比(%)最高ペース最高ピッチ
14:46.34:46.31.004:464:451421611102935.103546.161802311.148.77.64:27188
24:44.29:30.51.004:444:431581685102905.043996.941822301.168.87.64:30186
34:32.214:031.004:324:34163166032975.173105.391842251.198.87.34:25188
44:34.018:371.004:344:29170177023055.303456.001822251.229.07.34:11188
54:45.723:221.004:464:50167169012834.922955.131822321.148.77.74:43184
64:54.428:171.004:544:58157169112774.823075.341812351.118.67.84:35186
74:43.833:011.004:444:45169176012895.033035.271812311.168.87.64:40184
84:54.137:551.004:544:54171177242814.892995.201802351.138.87.84:41184
95:05.643:001.005:065:05168172102744.773145.461792401.098.78.04:52183
105:00.948:011.005:015:06166177012744.773015.231762391.108.88.04:40186
115:04.253:051.005:045:09166174122624.562965.151772401.108.88.04:49184
125:10.558:161.005:105:10169175332604.523265.671742421.098.98.14:54180
135:15.41:03:311.005:155:21160171022454.262674.641732441.078.88.25:00182
145:34.21:09:051.005:345:43162169102334.052704.701732511.008.58.65:03181
155:33.61:14:391.005:345:38162170012364.102614.541742501.028.78.55:12179
165:08.81:19:481.005:095:09171180212594.502754.781772421.098.98.14:55180
175:37.81:25:261.005:385:35168175012394.162644.591752511.028.78.65:01179
185:20.41:30:461.005:205:23169178032464.282624.561772461.058.88.35:12180
195:14.31:36:001.005:145:10173179502614.542915.061762451.088.98.34:50179
205:30.01:41:301.005:305:41169176102344.072684.661712521.028.78.65:00179
215:28.31:46:591.005:285:421671788102334.053305.741652521.058.98.64:45178
221:11.21:48:100.235:105:28167176052434.232905.041722501.119.38.44:47177
概要1:48:101:48:1021.235:065:0816518041522644.593996.941772411.098.88.14:11188
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この記事を書いた人

RuncersLAB運営。フルマラソンでの目標達成に向けて、論理的かつ科学的なアプローチでトレーニングに励む市民ランナー。 現在は「週110km」の走行をベースに、Vo2MAX61を基準とした独自のメニューを追求中。自身の体験とデータに基づき、42.195kmを「使い切る」ための戦略やギアレビューを発信しています。

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