レディネス31の雨中14km Eペース。坂ダッシュ翌日に「速く走らない」判断が日曜30kmへの布石

レディネス31の雨中14km Eペース。坂ダッシュ翌日に「速く走らない」判断が日曜30kmへの布石になった

2026年5月21日のランを一言で言うと、「数値が低い日ほど、ペースを遅くする勇気」である。トレーニングレディネス31、睡眠スコア55。昨日の坂ダッシュの残り疲労と雨が重なったが、平均5:22/km・心拍150bpmで14kmを刻んだ。痛みはゼロ。リカバリーは前進した——次は日曜の30kmだ。

📌 この記事の結論
  • レディネス31は「休む」ではなく「抑える」信号——平均心拍150bpm(LTHR 179の84%)で有酸素域を死守した
  • 5:22/kmはEペースより22秒遅いが、それが正解——坂ダッシュ翌日+雨+疲労残りの三重条件下での最適解
  • ラップ13の5:41は失速ではなく地形——上昇12mの区間で心拍163bpm止まり。脚の崩れではない
  • ボメロ18は「走るため」ではなく「濡れても走るため」——週110kmの距離確保装置として機能した
  • 日曜30kmに向けた判断基準——金曜は強度を上げず、レディネス40台に戻るまで「守り」で積む
エンティティ
VO2max61
LTHR179 bpm
LT Pace3:57/km
本日の距離14.08 km
本日の平均ペース5:22/km
本日のシューズNike Vomero 18
目次

📊 Condition:睡眠55・レディネス31——数値は低いが、体は嘘をつかなかった

項目数値
睡眠スコア55
トレーニングレディネス31
HRVステータス77

Garminは「今日は走るな」とは言わない。31は低いが、板橋マラソン2日前にレディネス34で休養したときより、数値だけ見れば悪くはない。

走る前の体は、少し疲労が残っている感覚があった。左足踵の腫れや内側広筋の張り——いま継続中の課題——については、今日は痛みゼロだった。数値の低さと体の重さは一致していた。乖離はなかった。

睡眠55は十分とは言えない。だが、走り終えた後の体感は「リカバリーは進んだ」である。数値が低い日に走った結果が、必ずしも悪化とは限らない。今日はその一例だ。

🎯 Intention:坂ダッシュ翌日に、雨と疲労でスピードを封印するEペース

今日の目的は単純だった。昨日の坂ダッシュの疲労と雨のため、スピードを抑えたEペースランである。

サブ3プロジェクトの現在フェーズは「42kmで使い切る」能力の定着だ。日曜の30kmロング走は、週110kmの中で最も重要な1本である(週110kmを維持する方法で設計したスケジュールの核心)。木曜の今日は、その30kmに向けた回復と距離の両立が課題だった。

検証したかったのは3点だ。坂ダッシュ翌日でも痛みなく14km走れるか。心拍をLT域(LTHR 179bpm)に入れずに距離を確保できるか。走後に「リカバリーが進んだ」と感じられるか。3点とも、今日はクリアした。

🏃 Data Result:14.08km・5:22/km——LTペースから65秒遅い「完全な休息走」

項目数値
走行距離14.08 km
タイム1:15:41
平均ペース5:22/km
平均心拍数150 bpm
最大心拍数180 bpm
平均ピッチ176 spm
平均ストライド1.04 m
平均パワー257 W(4.47 W/kg)
総上昇/下降74 m / 76 m

狙いとの乖離は、意図的なものだ。Eペースの目安は5:00/km前後。今日は5:22/km——22秒遅い。だが、昨日の高強度+レディネス31+雨という条件下では、遅いほうが速くなる(日曜の30kmのため)。

心拍150bpmは、LTHR 179bpmの84%である。有酸素域のど真ん中だ。最大180bpmはラップ12で一瞬出たが、平均が150bpmに収まっている事実のほうが重要だ。

🔬 Analysis:心拍ドリフトなし——「抑えた14km」の解剖

前半の心拍上昇はウォームアップ、後半の安定は規律

Fact:ラップ1は5:18/km・心拍132bpm。ラップ2〜7は心拍141〜155bpm、ペース5:12〜5:26/km。ラップ8は5:31/kmで平坦区間最遅、心拍153bpm維持。ラップ13は5:41/km・上昇12mだが心拍163bpm止まり。

Qualia:走っている最中、特に意識することはなかった。思考の空白は、強度を上げていない証拠だ。

Analysis:心拍のパターンは「ドリフト」ではなく「立ち上げ→プラトー」だ。5km地点で152bpm、10km地点でも155bpm、終盤でも153〜156bpm。グリコーゲン枯渇型の後半失速ではない。ラップ8の5:31/kmは、雨の路面で無理に引っ張らなかった結果だ。

ラップ12の心拍180bpm——唯一のスパイクの正体

Fact:ラップ12は5:19/km、心拍平均156bpm・最大180bpm。パワー最大411W(7.15 W/kg)、上昇8m。前後ラップの心拍maxは158〜162bpm。

Qualia:走りながら「180」と数字を見ることはなかった。全体の流れの中で一瞬でも閾値に触れただけだ。

Analysis:14kmの中で心拍maxが1ラップに集中している。ペースは平凡で、パワーだけが跳ねている。短い坂か段差か——いずれにせよ持続的な高強度ではない。平均156bpmが示す通り、体はすぐ有酸素域に戻った。

ピッチ176spm——「速く走れない日」のフォーム指標

Fact:平均ピッチ176spm(高強度時182spm前後より低い)。平均歩幅1.04m、接地245ms。上下動比8.3%で安定。

Qualia:脚は重かったが、痛みはなかった。重さと痛みは別物だ。

Analysis:ピッチが低い=ストライドで無理に取った、とは限らない。今日は効率より安全のパラメータだ。坂ダッシュ翌日にピッチを180spm以上に上げる理由はない。

👟 Gear Choice:ボメロ18——雨用の道具として14kmを守った

今日のシューズはNike Vomero 18。選定理由は性能ではない。雨だから、濡れても走れる靴だから——それだけだ。

ボメロ18の役割は、レースでもテンポでもない。Eペース・リカバリー・雨中の距離確保——この3条件が重なる日の標準装備である(Vomero 18レビューで詳述した通り)。

今日の相性は問題なし。雨でも滑らず、14kmを「考えずに」走れた。クッションが踵・内側広筋の課題部位に負担をかけなかった。Superblast 3はEペースの中核だが、雨の日に新品同然のシューズを濡らす合理性はない。ボメロ18は、週110kmの中で「ジャンク・マイルを生まない」ための保険だ。

🎯 Next Strategy:金曜は守り、土曜MP走の判断はレディネス次第

  • 金曜:ペース走 or テンポの予定だが、レディネス40未満ならEペース8〜10kmに落とす。今日の心拍150bpmが再現できる強度だけが許可される
  • 土曜:MP走20km——レディネス45以上、睡眠スコア60以上が再開条件。足の痛みゼロを最優先に確認する
  • 日曜:30kmロング走——今週の最重要メニュー。木曜の14km Eペースは、そのための「回復を走る」セッションだった
  • 怪我監視:踵・内側広筋は痛みゼロだったが、30km後に再燃するパターンがある。走後のアイシングは継続する(怪我管理の記録参照)
  • 今日の気づき:レディネス31の日は、距離を削るより強度を削る。14km走れたのは、5:22/kmという「遅さ」を選んだからだ

❓ FAQ

トレーニングレディネス31でも14km走ってよいのか?

心拍が答える。今日の平均150bpmはLTHR 179の84%で、完全な有酸素域だ。レディネス31は「休め」ではなく「速く走るな」だ。距離14kmは木曜のリカバリー枠より長いが、強度を5:22/kmに抑えた限り、日曜30kmへの投資として許容範囲内と判断した。

雨の日にペースが遅くなるのは普通か?

今日のGAP(5:25/km)は実ペース(5:22/km)とほぼ一致しており、地形より意図的なペースコントロールが主因だ。雨は「遅くする理由」ではなく、「遅くしてもいい理由」として使った。

ボメロ18はSuperblast 3より劣るのか?

目的が違う。Superblast 3はEペースの性能最適化、ボメロ18は雨中・低レディネス・リカバリーのリスク管理だ。今日のように「走る意味が距離の確保だけ」の日は、ボメロ18が正解だ。

📊 Appendix:全ラップデータ

スクロールできます
ラップタイム累積距離(km)ペースGAP心拍心拍max上昇(m)下降(m)パワー(W)W/kgパワーmax最大W/kgピッチ接地(ms)GCT歩幅(m)上下動(cm)上下動比(%)最高ペース最高ピッチ
15:18.35:18.31.005:185:161321481102694.683255.651742441.068.78.24:57181
25:11.810:301.005:125:10147153122604.522955.131792411.088.78.14:54186
35:24.215:541.005:245:34141152122644.593075.341772441.018.48.35:04188
45:09.321:041.005:095:21145154042764.803105.391752411.088.78.14:52184
55:14.726:181.005:155:15152165102664.632905.041792431.068.68.24:54184
65:24.331:431.005:245:26152160012604.523105.391792451.038.58.35:06183
75:25.637:081.005:265:24155158312624.563005.221792451.038.58.35:10183
85:31.342:401.005:315:31153157322474.302774.821782471.028.58.45:18181
95:22.348:021.005:225:26153158422454.262724.731752451.048.68.35:03181
105:19.953:221.005:205:2115516910142524.383996.941792441.058.68.25:04183
115:26.858:491.005:275:31150158552414.192975.171742461.038.68.34:54180
125:19.01:04:081.005:195:26156180852514.374117.151752451.058.78.34:58180
135:40.81:09:481.005:415:5015316212122424.214197.291742531.008.68.65:08179
145:26.91:15:151.005:275:3015516310222544.423556.171742491.058.98.44:35179
150:25.61:15:410.085:214:53158167623245.634016.971732471.129.38.35:02178
概要1:15:411:15:4114.085:225:2515018074762574.474197.291762451.048.68.34:35188
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この記事を書いた人

RuncersLAB運営。フルマラソンでの目標達成に向けて、論理的かつ科学的なアプローチでトレーニングに励む市民ランナー。 現在は「週110km」の走行をベースに、Vo2MAX61を基準とした独自のメニューを追求中。自身の体験とデータに基づき、42.195kmを「使い切る」ための戦略やギアレビューを発信しています。

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