14kmビルド走をEVO SLで完走。レディネス41の中で4:27/kmを刻み、冬のLT感覚を上書きした気温21℃

14kmビルド走をEVO SLで完走。レディネス41の中で4:27/kmを刻み、冬のLT感覚を上書きした気温21℃

2026年6月13日、2km+10km+2kmのビルド走をEVO SLで完走した。脚は軽かった。体のキツさは限定的だった。一方、気温21.8℃と起伏47mが、冬の4:15/km LT走より重く感じさせた。メイン10kmは平均4:27/km・心拍165bpm。明日30kmへの布石として、強度は計算どおりに収まった。

📌 この記事の結論
  • レディネス41でも中強度10kmは完遂可能——睡眠71・HRV82と脚の軽さが、低レディネス下の「走れる日」を構成した
  • 4:27/kmは冬のLT(4:15/km)より12秒/km遅い——それでも心拍171bpmまで上がり、夏の同強度走は体感コストが高い
  • 心拍ドリフト+18bpm(153→171)——ペースは安定、負荷は後半に移行。LTHR179bpmには未到達
  • 明日30kmへの配線——今日は刺激を入れすぎず、回復と睡眠で「走れる状態」を整える
エンティティ
VO2max61
LTHR179 bpm
LT Pace3:57/km
本日の距離14.01 km
メイン10km平均ペース4:27/km
本日のシューズadidas ADIZERO EVO SL
目次

📊 Condition:レディネス41、脚は軽いが数値は黄色信号

項目数値
睡眠スコア71
トレーニングレディネス41
HRVステータス82

Garminは「十分に回復していない」と示している。レディネス41は、過去に2kmクルーズIVを3:50で2本完走、3本目で中止した日と同じ数値だ。あの日は3本目で足が止まった。今日は止まらなかった。

矛盾はない。睡眠71とHRV82は自律神経の余裕を示す。レディネス41は全身疲労の蓄積を示す。走る前の体感は「足取りが軽い、違和感なし」だった。数値と体感は半分一致、半分乖離——低レディネス下でよくあるパターンだ。

明日は日曜30km走。今日のConditionは「走れない日」ではない。「刺激の量を計算する日」である。

🎯 Intention:2km+10km+2kmで、中強度層の感覚を夏仕様に更新する

今日のメニューは2kmアップ → 10km中低〜中強度 → 2kmダウンだ。狙いは3つ。第一に、サブ3フェーズ「42kmで使い切る」への前触れ——MP(4:15/km)より緩い4:25〜4:30/km帯で、長めの中強度走の耐性を確認する。第二に、冬のLT感覚との差分を体感で記録する——冬はMペース4:15/km前後でLT層を走っていた。同じ体感強度を夏に再現できるか。第三に、明日30kmへの過剰刺激を避ける——インターバルでもMP走でもない。心拍170bpm台で止める設計だ。

シューズにEVO SLを選んだ理由は明確だ。Speed/VO2枠の軽量シューズで、中強度層のペース感と反発を確認する日だ。ロング走前日にAdios Pro 4を履く必然性はない。

🏃 Data Result:14.01km・1:05:06、メイン10kmは4:27/kmで安定

項目数値
走行距離14.01 km
タイム1:05:06
平均ペース4:39 /km
GAP4:41 /km
平均心拍数157 bpm
最大心拍数178 bpm
平均ピッチ182 spm
平均ストライド1.17 m
平均パワー288 W(5.01 W/kg)
平均気温21.8 ℃
累積標高+47m / -49m
区間距離平均ペース平均心拍所見
アップ(L1-2)2.00 km5:11/km130 bpmEペース相当、脚を温める
メイン(L3-12)10.00 km4:27/km165 bpmペース安定、心拍ドリフトあり
ダウン(L13-14)2.00 km5:04/km152 bpm心拍153→151、回復確認

メイン10kmのラップペースは4:24〜4:31/km。バラつき7秒以内だ。LT Pace(3:57/km)から30秒/km以上離れている。それでも心拍は153bpmから171bpmへ+18bpm上昇した。想定内のドリフトだ。LTHR179bpmには8bpmの余裕が残った。

🔬 Analysis:ペースは冬より遅いのに、なぜキツく感じたのか

観点Fact判断
心拍ドリフト153→171bpm(+18)暑さ+起伏。LTHR未到達
ペース安定性4:24〜4:31/km(±7秒)フォーム崩れなし
冬との比較4:27 vs 冬LT 4:15体感強度は近い可能性

心拍ドリフトと「体のキツさ」の分離

Fact:メイン10kmの心拍推移はL3 153bpm → L8 167bpm → L12 171bpm。ペースは4:26〜4:29/kmで横ばい。ピッチは183→185spmで維持。上下動比7.2〜7.3%とフォームは崩れていない。

Qualia:走行中、体のキツさは特に感じなかった。キツさの主役は気温と、起伏のあるコースだった。冬に4:15/kmでLT層を走っていた感覚と比べると、「同じ強度でも夏の方が重い」という実感があった。

Analysis:心拍ドリフト+18bpmは、グリコーゲン枯渇というより暑さによる循環負荷+標高差47mの合算だと見る。体が「キツくない」と報告し、心拍が「負荷は上がっている」と報告する——このズレが夏トレーニングの本質だ。21kmファルトレクで見えた夏仕様への切り替えで書いた通り、冬のペース表は夏にそのまま転用できない。今日の4:27/kmは、冬の4:15/km LT走と体感強度が近い可能性がある。数値上は12秒/kmも遅い。

起伏コースがGAPに与えた影響

Fact:L2(アップ終盤)はペース5:06、GAP 5:02、上昇6m。L12(メイン最終)はペース4:26、GAP 4:27、上昇3m。L13(ダウン開始)はペース5:06、GAP 5:17、心拍153bpmへ急落。全行程で上昇47m・下降49m。

Qualia:アップダウンのあるコースだったので、肉体的なキツさは「少しはあった」と感じた。平坦なMP走とは別物だ。

Analysis:GAPと実ペースの差はメイン区間では±3秒/km以内。起伏はペース安定性を大きく崩していない。L13で心拍が153bpmまで落ちたのは、ダウン+意図的なペースダウンの合致だ。メイン10kmで171bpmまで上げた後、2kmで152bpmまで戻せた——明日30kmに向けて余力を残せた証拠だ。

レディネス41の過去ログとの比較

Fact:今日はレディネス41、メイン10km完走、最高心拍178bpm(L13ダウン中)。過去ログでは同レディネス41でEペース20km後半心拍177bpmMP走4kmで戦略的撤退——いずれも低レディネス下の強度管理がテーマだ。

Qualia:走り終えた後は、明日30kmに向けてしっかり体調を整えたいという気持ち。今日は走り切れて、大きな違和感も残っていない。

Analysis:レディネス41は「走るな」ではなく「何km・何bpmまで許容するか」の判断材料だ。今日の設計——10km・心拍171bpm上限・MPより12秒遅いペース——は、レディネス41での戦略的強度管理の延長線上にある。完走できたのは、強度を冬基準ではなく夏基準の4:27/kmに設定したからだ。

👟 Gear Choice:EVO SLが中強度10kmで示した軽さと限界

EVO SLを選んだのは、中強度層の反発と接地感を確認するためだ。Adios Pro 4の「30km以降の脚持ち」やSuperblast 3の「Eペースの安定性」とは役割が違う。

実走の感触——アップ2km:5:11/kmでもEVO SLの軽さが足取りの軽さと一致。違和感ゼロ。メイン10km:4:27/kmでピッチ185spm維持。接地222〜224ms、歩幅1.20〜1.22m——軽量シューズながらフォームは安定。ダウン2km:5:04/kmで心拍152bpm。EVO SLのクッション不足は感じなかった。中強度10km程度なら問題なし。

相性評価:今日のコンディション×メニュー×EVO SL = 良好。ただし30kmロングにはAdistar 4またはAdios Pro 4の領域だ。EVO SLは「中強度〜高強度の短中距離」に限定する。詳細なスペック比較はEVO SL実走レビューを参照。

🎯 Next Strategy:明日30kmへ——回復を最優先する

  • 今夜:睡眠を最優先。睡眠スコア71は許容範囲だが、30km前夜は80超えを狙う
  • 明日30km:Adistar 4またはAdios Pro 4を選択。EVO SLは使わない。レディネスが朝40前後でも、30kmは週間スケジュールの最重要メニューだ
  • 強度設計:前半Eペース(5:00/km前後)、後半MP(4:15/km)移行を想定。今日の心拍171bpmは「中強度の上限目安」として記録する
  • 判断基準:30km中にLTHR179bpmを15分以上超えたら、MP移行を見送る。今日の4:27/km走で心拍171bpm——MP 4:15/kmはさらに15bpm上の世界だ
  • 左足踵・内側広筋:今日違和感なし。明日走行中に張りが出たら、距離短縮を即検討

❓ FAQ

レディネス41なのに、なぜ中強度10kmを走れたのか?

レディネス41は「禁止」ではなく「強度上限の目安」だ。今日はMP(4:15/km)ではなく4:27/kmに設定し、心拍171bpmで止めた。睡眠71・HRV82・脚の軽さが走れる条件を構成した。レディネス41でMP走を完遂した日もあるが、今日は意図的に12秒/km遅くした。

冬の4:15/km LT走と、今日の4:27/kmはどう比較すべきか?

ペース数値だけ比較してはいけない。今日の4:27/kmで心拍171bpm、気温21.8℃、標高差47m——冬の4:15/km LT走と体感強度が近い可能性がある。夏のLT走は、冬より10〜15秒/km遅いペース設定が妥当だ。

明日30km前日にEVO SLで14km走って正解だったか?

正解だ。EVO SLで14km・中強度10kmは、30kmへの過剰刺激にならない設計だった。ダウン2kmで心拍152bpmまで回復できた事実が、余力の証拠だ。明日はAdistar 4またはAdios Pro 4で30kmに臨む。

📊 Appendix:全ラップデータ

スクロールできます
ラップタイム累積距離(km)ペースGAP心拍心拍max上昇(m)下降(m)パワー(W)W/kgパワーmax最大W/kgピッチ接地(ms)GCT歩幅(m)上下動(cm)上下動比(%)最高ペース最高ピッチ
15:16.45:16.41.005:165:37119139212434.232925.081712461.058.78.34:36183
25:05.510:221.005:065:02140145662684.663165.501782401.118.98.04:35182
34:26.414:481.004:264:29153157343025.253476.031832251.218.97.34:11188
44:24.319:131.004:244:23159162213085.363556.171842221.248.97.24:08187
54:28.123:411.004:284:30161166352985.183486.051842241.218.87.34:17188
64:31.228:121.004:314:29162166552975.173486.051842241.208.87.34:19188
74:26.332:381.004:264:26165167443035.273466.021852221.218.87.24:12189
84:26.037:041.004:264:24167171213065.323415.931852211.228.87.24:09188
94:27.641:321.004:284:31169171352955.133415.931852231.208.77.34:11189
104:26.745:591.004:274:26169172553035.273546.161852221.228.87.24:17189
114:29.150:281.004:294:29170173552985.183445.981852231.208.87.34:22188
124:25.754:531.004:264:27171176313045.293716.451852221.218.77.24:01188
135:06.51:00:001.005:065:17153178102584.493275.691782401.068.58.14:07187
145:02.11:05:021.005:025:07151169262644.594237.361762391.108.88.03:25190
概要1:05:061:05:0614.014:394:4115717847492885.014237.361822291.178.87.53:25190
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この記事を書いた人

RuncersLAB運営。フルマラソンでの目標達成に向けて、論理的かつ科学的なアプローチでトレーニングに励む市民ランナー。 現在は「週110km」の走行をベースに、Vo2MAX61を基準とした独自のメニューを追求中。自身の体験とデータに基づき、42.195kmを「使い切る」ための戦略やギアレビューを発信しています。

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