400m×15本を平均86.7秒で完遂。レディネス1でも走れた事実と、78秒に届かなかったスピードの現在地

400m×15本を平均86.7秒で完遂。レディネス1でも走れた事実と、78秒に届かなかったスピードの現在地

2026年5月6日の練習は、400mインターバル15本。狙いはVO2刺激だった。結果は完遂。ただし、目標の78〜80秒には届かず、平均86.7秒。体力は戻ってきた。しかし、スピードを狙った秒数に乗せる能力はまだ戻し切れていない。

📌 この記事の結論
  • 400m×15本は完遂——総距離16.68km、平均ペース5:10/km、最大心拍194bpmまで上げられた。
  • 目標78〜80秒に対して平均86.7秒——VO2刺激として成立したが、スピードの再現性は不足していた。
  • レディネス1でも主観は崩れていなかった——数値は危険信号。ただし体感は「少し疲れがある」程度だった。
  • 体力は戻り始めている——最近の体調不良後としては、15本を処理できたこと自体が回復の証拠である。
  • 次は能力アップのフェーズに戻す——インターバルや高強度練習を継続し、スピードの上限を再び引き上げる。
エンティティ今日の位置づけ
VO2max61能力向上フェーズの主役
LTHR179bpm最大心拍194bpmとの比較軸
LT Pace3:57/km400m疾走区間はLTより明確に速い刺激
Race PB5km 19:19 / 10km 39:25 / Half 1:27:10スピード再現性の背景データ
ShoesModelADIZERO EVO SLVO2・インターバル用
目次

Condition:レディネス1と主観のズレ

項目数値
睡眠スコア77
トレーニングレディネス1
HRVステータス61

睡眠スコアは77。HRVは61。問題はトレーニングレディネス1である。Garminの数値だけを見れば、今日は強度を避ける判断も十分あり得た。

ただ、走る前の体感はそこまで悪くなかった。体調不良明けの疲れは残っている。だが「これは無理だ」と感じる重さではない。少し疲労がある。そこまでの感覚だった。ここが今日の面白いズレである。データは止めろと言っている。体は行けると言っている。私はデータを信じるタイプだが、データの奴隷にも限度がある。今日は主観側に賭けた。

Intention:400m×15本でVO2刺激を入れる

今日の目的は、スケジュール通りの400mインターバル15本。VO2max系への刺激である。狙いは78〜80秒前後で15本をやり切ること。ペース換算では3:15〜3:20/km付近。現在のLT Pace 3:57/kmより明確に速い領域で、心肺と脚の回転数を引き上げる練習だ。

シューズはADIZERO EVO SL。高強度インターバル用として、軽量性とダイレクトな接地感を期待して選んだ。EVO SLの使いどころは、過去の実走レビューでも整理している。【実走レビュー】ADIZERO EVO SL:サブ3ランナーが語る「一足で全ての練習を完結させるスーパーシューズの頂点」

Data Result:15本完遂、ただし平均86.7秒

項目数値
走行距離16.68km
タイム1:26:20
平均ペース5:10/km
平均心拍数154bpm
最大心拍数194bpm
平均ピッチ175spm
平均ストライド1.09m
平均パワー256W
平均気温19.9℃

400m疾走区間だけを見ると、15本の平均は86.7秒。最速は1本目の81.8秒、最遅は13本目の89.6秒だった。最初の5本は平均84.5秒。中盤5本は87.9秒。ラスト5本は87.6秒。失速というより、最初から狙いの78〜80秒に乗り切れていなかった。その後も大きく崩れず、85〜90秒の範囲で粘った練習だった。

Analysis:体力は戻ったが、スピードの上限はまだ鈍い

区間平均タイム読み
1〜5本目84.5秒入りは悪くないが、目標の78〜80秒には届かない
6〜10本目87.9秒出力が落ち、85秒台維持が難しくなる
11〜15本目87.6秒大崩れはない。粘る能力は残っている

目標より7〜9秒遅い

Fact:400mの目標は78〜80秒。実測平均は86.7秒。1本あたり7〜9秒の差がある。400mで8秒違えば、ペース感覚としては別メニューに近い。

Qualia:走行中の感覚としても、スピードがうまく乗っていない自覚があった。15本やり切りたい。できれば80秒前後でまとめたい。そう考えていたが、実際には85秒前後が現実的なラインになった。

Analysis:最大心拍は194bpmまで上がっている。刺激は入っている。VO2系の練習としては成立している。ただし、狙ったスピードへの到達という観点では未達である。

心肺より神経系と出力感の鈍さ

Fact:疾走区間の平均ピッチは約189spm、平均ストライドは約1.46m、平均パワーは約354Wだった。

Qualia:体力がめちゃくちゃ落ちている感覚はなかった。むしろ、最近の体調不良からは戻ってきた実感がある。

Analysis:原因は体力低下そのものではなく、体調不良明けで高出力の感覚がまだ鈍いことだと見る。エンジンはかかる。だが、アクセルを踏み切る感覚が戻り切っていない。感覚と数値の統合については、データを信じる理由:感覚と数値の統合で見えてきたランニングの本質ともつながる。

Gear Choice:EVO SLは刺激入れに合うが、今日の課題は脚ではなく出力

EVO SLは今日のメニューに合っていた。軽く、接地がダイレクトで、400mのような短い疾走区間ではリズムを作りやすい。ただし、今日の結果はシューズの問題ではない。1本目は81.8秒まで出ている。つまり、シューズも脚も最低限の速度には対応していた。問題はそれを15本の中で78〜80秒に揃える再現性である。

EVO SLは引き続きVO2刺激・インターバル用として使う。次回は最初から80秒を狙うのではなく、84秒以内で15本揃えるなど、現実的な階段を作るほうがよい。

Next Strategy:まずは高強度を継続できる体に戻す

  • まずは400mを85秒以内で揃える再現性を作る。
  • レディネスが極端に低い日は、主観だけでなくウォームアップ時の心拍反応で実施可否を判断する。
  • インターバルは継続するが、毎回78秒台を狙わない。出力の階段を作る。
  • 体力が戻ってきた感覚を、VO2max向上につながる練習へ変換する。

今日の収穫は「速く走れた」ことではない。体調不良明けでも、400m×15本を処理できたことだ。ここから能力を上げる。まだ戻す段階ではあるが、戻る場所は見えた。サブ3の目標設定とVO2max 61の文脈は、サブ3目標設定の経緯:最初はサブ4だった。なぜ目標を上げたのか【VO2max 61と週110kmのロジック】に置いている。

❓ FAQ

トレーニングレディネス1でインターバルをしてよかったのか?

数値だけなら慎重になるべき状態である。ただし今回は、主観的な体調がそこまで悪くなく、ウォームアップ後も走行継続できる感覚があったため実施した。次回も同じ判断をするなら、ウォームアップ時の心拍上昇や脚の反応を確認してから決める。

400mが78〜80秒に届かなかった場合、この練習は失敗か?

失敗ではない。15本完遂し、最大心拍194bpmまで上げられているためVO2刺激は入っている。ただし、狙ったスピードへの到達という観点では未達である。今日は「体力は戻ってきたが、スピードの再現性は不足」という評価になる。

次回の400mインターバルはどう修正するべきか?

いきなり78秒を狙うより、まず85秒以内で15本を揃える。そこから82秒、80秒へ下げるほうが再現性が高い。今日のデータでは、平均86.7秒が現実的な現在地である。

📊 Appendix:400m疾走区間

本数タイムペース平均心拍最大心拍平均ピッチ平均歩幅平均パワー
11:21.83:25/km1471771801.54m351W
21:24.93:32/km1701761901.47m359W
31:25.43:34/km1691841901.48m360W
41:25.93:35/km1681751901.47m357W
51:24.63:31/km1621771901.52m363W
61:27.43:38/km1571731891.44m349W
71:26.13:35/km1591761891.47m354W
81:29.33:43/km1711841881.42m348W
91:29.33:43/km1691901891.42m346W
101:27.33:38/km1421631871.43m342W
111:27.53:39/km1741841901.44m350W
121:27.93:40/km1851881901.42m349W
131:29.63:44/km1781941891.42m350W
141:26.13:35/km1691841901.45m355W
151:26.83:37/km1651871921.44m369W
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この記事を書いた人

RuncersLAB運営。フルマラソンでの目標達成に向けて、論理的かつ科学的なアプローチでトレーニングに励む市民ランナー。 現在は「週110km」の走行をベースに、Vo2MAX61を基準とした独自のメニューを追求中。自身の体験とデータに基づき、42.195kmを「使い切る」ための戦略やギアレビューを発信しています。

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