レディネス24の30km完走。20kmE+坂増しファクトレク10kmが検証した「週間設計の芯」

レディネス24の30km完走。20kmE+坂増しファクトレク10kmが検証した「週間設計の芯」

2026年6月14日、レディネス24のまま30kmを完走した。前半20kmはEペース、後半10kmは1kmおきのファクトレク。日差しが弱かったから坂を増やしたコース変更も含め、週110km設計の日曜ロングが予定通り成立した日である。

📌 この記事の結論
  • レディネス24でも30kmは走れる——睡眠72・HRV84が下支えし、痛みゼロの状態で完走。低レディネス=中止ではないが、強度設計の精度が問われる
  • 20kmEの平均4:58/km——心拍123→159bpmと緩やかなドリフト。坂増しコースでもE域を維持できた
  • 後半ファクトレクは4:08/km×5本——回復区間は5:30〜6:24/km。心拍は高速で173〜179bpm、回復で155〜158bpmへ戻せた
  • コース変更は合理的——日差しが弱く走りやすかった分、日陰のアップダウンを増やして負荷を補正した判断はデータと一致する
  • Next Action——月曜はリカバリー8〜10km。レディネスが回復するまで強度メニューは据え置き
エンティティ
VO2max61
LTHR179 bpm
LT Pace3:57/km
本日の距離30.01 km
本日の平均ペース5:01/km
本日のシューズadidas Superblast 3
目次

📊 Condition:レディネス24、それでも脚は動いた

項目数値
睡眠スコア72
トレーニングレディネス24
HRVステータス84

Garminは「今日は攻めるな」と言っている。レディネス24は、過去に20km Eペースをレディネス34で完走した日よりさらに低い。一方で睡眠72とHRV84は完全な赤字ではない。数値は矛盾しているように見える。

走る前の身体には違和感も痛みもなかった。これが今日最大の一次情報だ。過去の低レディネス日は「脚の重さ」や「違和感」がセットだったが、今日はセットが外れていた。だから30kmという日曜ロングを実行した。中止の根拠が身体信号になかった。

🎯 Intention:20kmEのあと、10kmファクトレクで「切り替え」を検証する

日曜30kmは週110km設計の最重要メニューだ。今日の設計は二段構成だった。前半20kmはEペース(目安5:00/km前後)で有酸素ベースを積む。後半10kmは1kmおきに高強度(約4:08/km)と低強度(5:30〜6:00/km)のファクトレク。

狙いは明確だ。42kmを走り切るための脚と、疲労下での強度切り替え能力を同じセッションで検証する。前日のサブ3ペース5km+変化走20kmで筋肉痛を受け入れた強度切り替えの延長線上にある。

コースは意図的に変更した。日差しが比較的弱く、いつもの日陰コースより走りやすかった。だからアップダウンの数を増やし、平坦さで落ちるはずの負荷を補正した。気温24.2℃、総上昇144m——数値がその判断を裏付ける。シューズはSuperblast 3——Eペースからファクトレクまで幅広いペースを一足で担う、日常練習の中核だ。

🏃 Data Result:30.01km・5:01/km、後半の明暗が平均を作った

項目数値
走行距離30.01 km
タイム2:30:32
平均ペース5:01/km
GAP5:04/km
平均心拍数155 bpm
最大心拍数187 bpm
平均ピッチ176 spm
平均ストライド1.11 m
平均パワー268 W(4.66 W/kg)
総上昇/下降144 m / 144 m

全体平均5:01/kmは、Eペース単独走より遅く見える。だがこれは後半ファクトレクの回復区間(5:30〜6:24/km)が平均を押し下げた結果だ。想定内の歪みである。前半20km(ラップ1〜20)は累積1:39:37、平均4:58/km。心拍は123bpmから159bpmへ緩やかに上昇し、LTHR179bpmに対してE域を保った。後半10kmファクトレク(ラップ21〜30)の高速5本は4:07〜4:10/km、心拍173〜179bpm。回復5本は5:30〜6:24/km、心拍155〜158bpm。LT Pace(3:57/km)より10秒遅い高速だが、30km地点での出力としては妥当なラインだ。

🔬 Analysis:坂とレディネス24が試した「後半の切り替え」

🗺️ 要点
  • 20km時点:平均4:58/km・心拍159bpm——坂増しでもE域維持
  • ファクトレク:4:08/km×5本+回復6:24/kmまで——切り替え能力は成立
  • レディネス24=MP走禁止、E+末端刺激のロングは可

20km時点の心拍159bpm——坂負荷でもEは崩れなかった

Fact:ラップ1〜20のペースは4:46〜5:05/kmの帯に収まる。心拍は123bpmから159bpmへ上昇したが、20km時点でもLTHR179bpmまで20bpmの余裕がある。総上昇144mのうち、大半がこの区間に集中したと推定される。

Qualia:坂で心拍は上がった。だが、脚の重さや痛みはなかった。走りやすい日だからこそ、コースを難しくした判断は正しかったと感じた。

Analysis:日差しが弱い日に平坦コースを選ぶと、同じペースでも負荷が下がる。アップダウンを増やしたのは「ペースではなく刺激を一定に保つ」ための補正だ。心拍ドリフトはあったが、Eペースの定義(LTより1分以上遅い+有酸素域)から外れていない。

ファクトレク5本——4:08/kmの出力と6:24/kmの回復が両立した

Fact:高速区間(ラップ21/23/25/27/29)の平均ペースは4:07〜4:10/km、心拍173〜179bpm、ピッチ183〜185spm、歩幅1.27〜1.31m。回復区間(ラップ22/24/26/28/30)のペースは5:30〜6:24/km、接地時間252〜265ms、歩幅0.90〜1.02mに縮小。最終回復ラップ30は6:24/kmだったが、セッションは完走している。

Qualia:高速区間では脚が開く感覚があった。回復では意図的に脚を止め、心拍を下げる作業に徹した。坂による心拍上昇があっても、比較的心拍を保ちながら走れたという実感とデータは一致する。

Analysis:30km走の後半で4:08/kmを5本出せた事実は、サブ3フェーズ「42kmで使い切る」への材料になる。回復区間が6:24/kmまで落ちたのは、1kmという短い距離では緩衝が効きにくいためだ。ただし回復時の心拍が155〜158bpmに戻っている点は、代償として致命傷ではない。切り替え能力は成立した。

レディネス24——「走れる日」と「攻められる日」は別物

Fact:レディネス24、睡眠72、HRV84。30km完走、平均心拍155bpm、最大187bpm(ファクトレク高速区間)。痛み・違和感なし。

Qualia:数値は悪かったが、走っている最中は「いつもの日影コースより負荷を上げた」という判断だけが頭にあった。走り終えてからは、日曜30kmが予定通り終わったという達成感が残った。

Analysis:低レディネス下での完走は、過去の低レディネスE完走と同型だ。違いは今日は後半にファクトレクが入った点だ。レディネス24は「MP走やレースペース試行の警告」であり、「E+末端刺激のロング走の禁止令」ではない。ただし、明日以降の回復コストは無視できない。睡眠72がその証拠になる。

👟 Gear Choice:Superblast 3——30kmの幅広いペースを一足で捌いた

Eペース5:00/km台からファクトレク4:08/km、回復6:24/kmまで、Superblast 3一本で走り切った。E区間ではクッションと軽快さのバランスが安定していた。ピッチ176spm前後、接地240ms前後——普段のE走と同じリズムだ。

ファクトレク高速区間では歩幅が1.30m近くまで伸び、推進力の余裕を感じた。回復区間では接地時間が265msまで伸び、脚を止める操作がしやすかった。今日は30km+ファクトレクまで射程が広がった。次回も、E〜テンポ〜末端刺激まで一足で担える日はSuperblast 3を選ぶ。

🎯 Next Strategy:月曜リカバリー、計画通りの週を積み上げる

  • 月曜(6/15)——リカバリー8〜10km。ペースは5:30/km前後、心拍130bpm台を上限とする
  • レディネス回復の判断基準——40以上に戻るまで、火曜のペース走・インターバルは据え置きか強度ダウンを検討する
  • 左足踵・内側広筋——今日は違和感なし。明日朝の起床時に再チェックし、張りが出たら距離を削る
  • 日曜30kmの再現——コース変更(坂増し)は有効だった。メニュー構成(20kmE+10km刺激)は維持する
  • 週110kmの積み上げ——今週も設計通りのボリュームを崩さない。今日の完走はその前提を満たした

❓ FAQ

レディネス24なのに30km走を実行した理由は?

走る前に痛み・違和感がなかったからだ。レディネスは警告灯だが、身体信号がゼロなら中止の根拠にならない。ただし後半はMP走ではなくファクトレクに留め、負荷の上限を設計段階で決めていた。

後半ファクトレクの高速が4:08/kmなのは遅くないか?

LT Pace(3:57/km)より11秒遅い。30km走の終盤であれば、LT走ではなく「強度切り替えの練習」として妥当なラインだ。5本すべて4:10/km以内に収まった再現性の方が重要だった。

回復区間が6:24/kmまで落ちたのは問題か?

1kmリカバリーでは緩衝が効きにくい。問題なのはペースの遅さではなく、回復後の心拍が155〜158bpmに戻ったかどうかだ。今日は戻せた。次回は回復区間を5:30/km台に寄せる意識を持てばよい。

📊 Appendix:全ラップデータ

スクロールできます
ラップタイム累積距離(km)ペースGAP心拍心拍max上昇(m)下降(m)パワー(W)W/kgパワーmax最大W/kgピッチ接地(ms)GCT歩幅(m)上下動(cm)上下動比(%)最高ペース最高ピッチ
15:05.45:05.41.005:055:24123139012534.403295.721712441.109.08.24:28181
25:03.810:091.005:045:05135144452674.643095.371752401.129.08.04:38181
34:55.315:041.004:554:55143148762764.803205.571782381.138.97.94:38181
45:01.320:061.005:014:59145152542734.753546.161782401.128.98.04:49181
54:57.825:041.004:585:08144149672674.643335.791752391.129.08.04:48182
65:02.030:061.005:025:06143152782674.643165.501732401.129.08.04:41181
74:46.134:521.004:464:48150156692804.873115.411802331.158.97.74:33184
84:53.139:451.004:534:47152157842844.943626.301792351.159.07.84:32184
95:00.044:451.005:005:00152160572724.733526.121792381.118.87.94:44182
105:02.849:481.005:035:10150159572614.543476.031742401.118.98.04:37183
114:56.654:441.004:574:55153160552754.783315.761792371.138.97.94:43184
124:55.759:401.004:564:54156160882794.853536.141782381.139.07.94:33183
134:55.11:04:351.004:554:56154161442754.783476.031782381.138.97.94:49182
144:58.31:09:331.004:585:05154161452664.633506.091752391.128.98.04:19181
155:02.31:14:361.005:025:04150161862704.703486.051752411.129.18.14:29181
164:58.91:19:351.004:595:08154162552654.613245.631742411.129.08.14:35181
175:04.71:24:391.005:055:02156167862704.703295.721782411.108.88.14:43184
184:59.21:29:381.004:594:58156162552734.753435.971782391.129.08.04:53181
194:58.21:34:371.004:585:06159167762674.643435.971732401.139.08.04:30182
205:00.31:39:371.005:004:59159164552734.753165.501772401.129.08.04:13182
214:07.31:43:441.004:074:08173180443285.703956.871832161.319.27.03:34190
225:29.71:49:141.005:305:41158176432424.213145.461732521.028.78.64:19181
234:09.21:53:231.004:094:10175182473225.603876.731842161.309.17.03:23194
245:52.51:59:161.005:526:02156179552273.953415.931702570.978.58.94:01186
254:07.82:03:231.004:084:17178187003175.513686.401852181.278.97.13:51189
265:59.32:09:231.005:596:12155182432213.843456.001702590.948.49.03:58186
274:09.92:13:331.004:104:09177185013235.623736.491852151.309.17.03:43192
286:21.02:19:541.006:216:29156182542133.703145.461702650.908.49.34:17184
294:09.02:24:031.004:094:11179186003225.603866.711842161.299.07.03:32192
306:24.02:30:271.006:246:31158183642123.693786.571672650.928.59.33:42184
310:04.92:30:320.016:225:38157157002404.172414.191742541.018.88.75:39174
概要2:30:322:30:3230.015:015:041551871441442684.663956.871762401.118.98.13:23194
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この記事を書いた人

RuncersLAB運営。フルマラソンでの目標達成に向けて、論理的かつ科学的なアプローチでトレーニングに励む市民ランナー。 現在は「週110km」の走行をベースに、Vo2MAX61を基準とした独自のメニューを追求中。自身の体験とデータに基づき、42.195kmを「使い切る」ための戦略やギアレビューを発信しています。

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