1マイルTTを5:31.2でPB更新。1km 3:20.7とみぞおちの痛みが語る、1500m延長戦の現在地

1マイルTTを5:31.2でPB更新。1km 3:20.7とみぞおちの痛みが語る、1500m延長戦の現在地

2026年9月30日の走りは、1500m測定の延長として置いた1マイルTTだ。公園外周・雨・歩行者回避の条件で、Garmin公式の1マイルは5:31.2(3:26/km)、1kmは3:20.7。いずれも自己ベスト。ゴール直後のみぞおちと心臓の痛みが、イケイケの代償を残した。

📌 この記事の結論
  • 1マイルPB 5:31.2——Garmin公式(3:26/km)。アクティビティ全体1.63kmの5:39.3とは別の数字である
  • 1km PB 3:20.7——公称3:27.6を6.9秒更新。オートラップ1.00kmは3:21.2。平均心拍166bpm、最大178bpm
  • 後半0.63kmは3:40/km——ピッチ196spmは維持。歩幅1.46→1.41mが失速の正体
  • METASLEEK——プレートなし123gで出した3:21。補助を足せばもう一段速くなる余地は残る
  • Next——みぞおちの痛みを観察し、木曜はEペースへ戻す。取り返しの再TTはしない
エンティティ値
VO2max61
LTHR179 bpm
LT Pace3:57/km
1km公式PB3:20.7
1マイル公式PB5:31.2(3:26/km)
シューズASICS METASLEEK
目次

📊 Condition:睡眠81・HRV106。レディネス54でも走前の疲労はなかった

項目数値
睡眠スコア81
トレーニングレディネス54
HRVステータス106

前日はEペースを11.47kmで切り上げ、水曜の質に距離を預けた朝だ。睡眠81・HRV106は「休めた」側。レディネス54は満点ではないが、走前の体感は疲労なし。数値は中程度、主観はクリア——そのズレを、今日はTTで使い切る判断にした。

🎯 Intention:1500mの延長として、1マイルのスピードを測る

目的は1マイルの現在地を出すことだ。サブ3のMPは4:15/km。1500m〜1マイルのスピードが厚いほど、42.195kmで使う4:15に余裕が残る——その話を受け、1500m測定の延長として1マイルまで伸ばした。水曜定位置の400mリピートやLT2000mを、今日は短距離TTに差し替えた。

VO2max 61とフル3:17:59の間には、持っている力と42kmで使い切れる力の差がある(理論サブ3とのギャップ分解)。今日測るのはその「持っている側」の一端である。シューズはMETASLEEK。プレートなしで出す数字を、今の実力の下限として残す。

🏃 Data Result:1マイル公式5:31.2、1km公式3:20.7——いずれもPB

項目数値
走行距離1.63 km
アクティビティタイム5:39.3
1マイル公式PB5:31.2(3:26/km)
1km公式PB3:20.7
平均ペース(全体)3:29 /km
GAP3:29 /km
平均心拍数171 bpm
最大心拍数181 bpm
平均ピッチ196 spm
平均ストライド1.44 m
平均パワー374 W(6.40 W/kg)

Garmin公式は1マイル5:31.2(3:26/km)、1km 3:20.7。アクティビティ全体1.63kmの5:39.3を1.609kmで按分した5:35ではない。1マイルは区間最速、1kmもオートラップ3:21.2に対し移動平均の最速が3:20.7だ。LT Pace 3:57/kmより31秒/km速く、サブ3のMP 4:15/kmより49秒/km速い。公称1km PB 3:27.6(2026年2月24日)を6.9秒更新。3月の5km TT 17:32(平均3:30/km)より、1kmだけ見れば約10秒速い。

🔬 Analysis:持続したのはピッチ。落ちたのは歩幅

区間ペース心拍(平均/最大)ピッチ歩幅パワー
1km3:21166 / 178196 spm1.46 m382 W
残り0.63km3:40179 / 181196 spm1.41 m362 W

1km 3:21.2——心拍166が追いつく前に出したイケイケ

Fact:オートラップ1.00kmは3:21.2。Garmin公式1kmは3:20.7。平均心拍166bpm、最大178bpm。最高ペース3:00/km、最高ピッチ208spm、パワー382W(6.54W/kg)。接地180ms。

Qualia:1500mを全速で走る経験がほぼなく、入りがイケイケになった。雨と公園外周の足場、歩行者回避で「真っすぐ全速」は成立しない。それでもスピードは出せている感覚だった。

Analysis:平均166bpmで3:21/kmは、心拍が出力に追いついていない区間だ。LTHR 179bpmまで13bpm残しているのに、ペースだけ先にLT(3:57/km)を36秒も切っている。無酸素の前借りである。最高3:00/kmがその証拠だ。

残り0.63km 3:40——196spmのまま、歩幅だけが5cm縮んだ

Fact:0.63kmを2:18.1(3:40/km)。心拍平均179bpm・最大181bpm。ピッチは196spmのまま。歩幅1.46→1.41m。接地180→189ms。パワー382→362W。

Qualia:主観では「わりかしスピードは持続した」。人のいないコースなら1〜2秒は速かった、という感触もある。失速19秒/kmを「崩れた」とは感じていない。

Analysis:感覚とデータの一致点はピッチだ。196spmを最後まで維持している。不一致点は歩幅。5cmの短縮が3:21→3:40の本体である。心拍はここでLTHRに追いつき、最大181bpm。前半で借りた酸素を、後半の接地9ms増と歩幅減で返済した形だ。雨と外周の回避が何秒乗っているかは切り分けできない。今の実力として公式1マイル5:31.2を採用する。

みぞおちと心臓——1500m全速を初めて経験した身体

Fact:総距離1.63km、平均心拍171bpm、最大181bpm。気温21〜22℃。

Qualia:ゴール直後、心臓とみぞおち付近が強く痛んだ。1500mを全速で踏んだ経験が薄く、イケイケの入りがそこに直結した感覚がある。

Analysis:痛みのピークが走行中ではなく終了直後なのは、酸素負債の回収局面と整合する。レディネス54で1km 3:21まで振ったコストだ。故障サインというより、短距離全速の耐性不足。同じ刺激を明日重ねる理由はない。

👟 Gear Choice:METASLEEK——プレートなしで出した3:21

METASLEEK

¥19,800
ASICS METASLEEK(メタスリーク)は、シューズの機能に頼りすぎず「自らの足で走る感覚」を養うために開発されたトレーニング用ランニングシューズ。カーボンプレート非搭載の薄底〜中厚底設計により、ダイレクトな接地感と自ら推進力を生み出す走りを引き出します。ミッドソールには軽量で高反発な「FF TURBO SQUARED」を採用し、約130g前後の驚異的な軽さを実現。走りの土台作りや基礎的な足づくりに最適な一足です。

1マイルTTにMETASLEEKを履いた。カーボンプレートなし、スタック29mm/21mm、実測123g。「自分の足で走る」側の靴で、今のスピードの下限を取る選択だ。3:21/km・ピッチ196spm・歩幅1.46mは、補助で稼いだ数字ではない。雨の外周でも接地が破綻しなかった点は、この距離のTT用途として合格である。

EVO SLやAdios Pro 4なら、同じ出力でもう数秒は削れる可能性はある。今日欲しかったのはその数秒ではなく、プレートなしの現在地だ。使い分けの根拠はMETASLEEKレビューに置いた。次回この靴でTTする条件は、トラックか空いた周回で、入りを3:21より抑えて1500m以降の歩幅を残すときである。

🎯 Next Strategy:5:31.2を今の実力として受け取り、木曜はEへ戻す

  • 再TTはしない——公園外周の1〜2秒を今夜取りに行かない。公式1マイル5:31.2をベースラインにする
  • 木曜はE 20km(4:50〜5:15/km)——みぞおち・心臓の残響が消えているかを走前チェック。残るなら距離を削る
  • 次のスピード刺激——入りを抑えて歩幅1.46mを後半まで残す。コースは空いた周回を優先
  • ケア——右内転・左踵に加え、みぞおち周辺の過緊張を放置しない
  • 42km側の設計は変えない——短距離の現在地は出た。使い切る作業は土日のMPとロング(サブスリーPJの全貌)

❓ FAQ

なぜ1500mではなく1マイルまで伸ばしたのか?

1500m測定の延長として1マイルを置いた。サブ3のMP 4:15/kmに対し、今日の公式1マイルPB 5:31.2(3:26/km)は49秒/kmの余裕幅になる。1500m単体でも測れるが、1マイルまで伸ばすと「入りのイケイケ」が歩幅に出るかどうかを見られる。

1km 3:20.7は公称PB更新か?

公称1km PBは3:27.6(2026年2月24日)。Garmin公式の1kmは3:20.7で6.9秒更新。オートラップ1.00kmは3:21.2。公園外周のGPSだが、GarminがPBとして記録した数字を採用する。

なぜレースシューズではなくMETASLEEKでTTしたのか?

カーボンプレートなし・実測123gの「自分の足」側で測るためだ。3:21/kmは補助なしの数字として残す。レースシューズで削れる秒数は、次に空いたコースで比較すればよい。

📊 Appendix:全ラップデータ

スクロールできます
ラップタイム累積距離(km)ペースGAP心拍心拍max上昇(m)下降(m)パワー(W)W/kgパワーmax最大W/kgピッチ接地(ms)GCT歩幅(m)上下動(cm)上下動比(%)最高ペース最高ピッチ
13:21.23:21.21.003:213:24166178003826.544768.14196180—1.468.35.83:00208
22:18.15:39.30.633:403:36179181103626.194337.41196189—1.418.56.13:19200
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この記事を書いた人

RuncersLAB運営。フルマラソンでの目標達成に向けて、論理的かつ科学的なアプローチでトレーニングに励む市民ランナー。 現在は「週110km」の走行をベースに、Vo2MAX61を基準とした独自のメニューを追求中。自身の体験とデータに基づき、42.195kmを「使い切る」ための戦略やギアレビューを発信しています。

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