2026年10月12日の走りを一言で言う。距離を切り、強度を守り、それでも脚は動いた——レガシーハーフ前のテーパー初日として、合格点だ。
- 10kmで止めた判断——テーパー中の月曜リカバリーを15kmまで伸ばさず、刺激量を意図的に削った
- レディネス55の読み方——攻めの灯は弱いが、平均心拍128bpm・最大151bpmに収まった走りならテーパー域のジョグとして妥当
- 3km以降の好調——主観の「調子がいい」は、3km以降のペース5:21〜5:10帯・歩幅1.03m超への乗りと一致した
- Gel Nimbus 28——疲れ残りを感じる朝でも沈み込みすぎずリズムを崩さない。回復日の定番装備として再確認
- 今週の方針——終了感に問題がなければ、距離・強度の両方で「足す」より「整える」に寄せる
| エンティティ | 値 |
|---|---|
| VO2max | 61 |
| LTHR | 179 bpm |
| LT Pace | 3:57/km |
| 本日の距離 | 10.31 km |
| 本日の平均ペース | 5:24/km |
| 本日のシューズ | ASICS Gel Nimbus 28 |
📊 Condition:睡眠80に対しレディネス55——「重さ」はデータと半分一致
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 睡眠スコア | 80 |
| トレーニングレディネス | 55 |
| HRVステータス | 101 |
睡眠80は十分だ。HRV 101も、直近の負荷に対して神経系が完全に沈んでいるわけではない側面を示す。一方レディネス55は、週135〜148km体制の中では「余裕を装わない」帯だ。走前に残る疲れの感覚は、この55と矛盾しない。
走り始め1〜2kmは平均5:50→5:38/km、心拍113→118bpmと、身体がまだ「起動待ち」だった。3km以降、主観では脚が軽くなった——ラップでも、ここからペースと歩幅が一段上がっている。
🎯 Intention:レガシーハーフ前週——月曜リカバリーを10kmに固定した理由
本来の月曜メニューは12〜15kmのZ1リカバリージョグ(5:30〜6:15/km帯)だ。今週はテーパリング週なので、距離の上限ではなく刺激の総量を削る必要がある。10kmで切り上げ、ペースも平均5:24/kmに収める——これが今日の設計だ。
検証したかったのは「脚の可否」ではなく、レース前に余計な疲労を積まない条件下で、リズムだけ維持できるかだ。LT Pace 3:57/km・LTHR 179bpmから見れば、今日の強度はEペースより速いが、心拍128bpm averageなら有酸素域の回復走として説明がつく。
前日は13km変化走でスピード確認が不達だった。今日はその反動を取る日だ。週間設計の背景は週110kmの設計どおり、月曜は回復の配線日として走る。
🏃 Data Result:10.31km・5:24/km——後半ほど速く、心拍は134bpm台で頭打ち
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 走行距離 | 10.31 km |
| タイム | 55:41 |
| 平均ペース | 5:24/km |
| GAP | 5:28/km |
| 平均心拍数 | 128 bpm |
| 最大心拍数 | 151 bpm |
| 平均ピッチ | 176 spm |
| 平均ストライド | 1.04 m |
| 平均パワー | 258 W(4.45 W/kg) |
| 平均気温 | 23.0 ℃ |
| 総上昇/下降 | 40 m / 41 m |
狙いどおり「短く・軽く」だ。ただしラップを見ると、5〜6kmで5:12/km・5:10/kmまで落ちている。テーパー中の好調感とセットで、無意識にペースが上がりやすい日だったと言える。幸い心拍は134bpm前後で頭打ちになり、151bpmのスパイクも一瞬で収まった。
🔬 Analysis:3kmの境界線と、テーパー中の「速くなりすぎる」罠
1〜2kmの「残疲労」と3km以降の切り替わり
Fact:1km目5:50/km(心拍113)、2km目5:38/km(118)。3km目以降5:23/km以下に入り、歩幅は1.03→1.07m(5〜6km)まで伸びた。
Qualia:スタート前は疲れが残る感覚があった。3kmあたりから「調子がいい」と感じ、脚の重さよりリズムが前に出た。
Analysis:有酸素域のウォームアップ不足ではなく、前週の負荷の残りが2kmで溶ける典型パターンだ。テーパー週はグリコーゲンと神経系が回復方向に向かうため、同じ主観でも3km以降にスイッチが入りやすい。危険なのは、その好調さで距離やペースを伸ばす衝動——今日は10kmで止めたので、実験としては成功だ。
5〜6kmの5:10台——心拍134bpmなら「走りすぎ」ではないか
Fact:5km5:12/km(心拍134、最大151)、6km5:10/km(心拍134)。GAPも5:11〜5:10/kmと平坦。パワー271W(6km)とやや高めだが、W/kg 4.67は瞬間的なもの。
Qualia:走り終えて「特に問題なさそう」と感じている。やめたい感覚の記述もない。
Analysis:LTHR 179bpmの75%弱に当たる134bpmは、リカバリー走としてはやや上振れだが、テーパー中の「脚が軽い日」なら許容域だ。151bpmの最大は5km付近——短い段差かリズム調整の一瞬。10km全体でドリフトし続けたわけではない。次回以降、5:15/kmより速くなったら意識的に抑えるルールを足す価値はある。
10km目の起伏——ピッチ172spmへの落ち込み
Fact:10km目5:22/kmだが、上昇10m・下降8m。心拍137bpm、ピッチ172spm(全体平均176より低い)。
Qualia:終盤も大きな違和感なく切れた。
Analysis:テーパー週の月曜に、起伏でフォームがやや崩れるのはデータ上も読める。ただしペース5:22/km・心拍137で収まっているので、代償動作の警報ではない。左踵・内転筋の慢性課題があるなら、Nimbusで接地時間246ms averageを維持できている点を評価してよい。
👟 Gear Choice:Gel Nimbus 28——「疲れを感じる朝」の保険
走前から残疲労を感じるなら、Superblast 3やEVO SLは選ばない。Nimbus 28は、沈み込みで速度を代弁せず、ピッチと歩幅のバランスだけ整える役割だ。今日は平均接地246ms、上下動比8.3%——大きな崩れはない。
使い分けの根拠はGel Nimbus 28実走レビューに書いた。次回も「レディネス60未満+走前に重さ」なら、迷わずNimbusでよい。
🎯 Next Strategy:テーパー週は「好調」を信じて距離を足さない
❓ FAQ
- レディネス55なのに5:10/km台まで落ちたのは走りすぎ?
-
平均心拍128bpm・10km完走後も問題なしなら、テーパー中の「軽い日」の上振れだ。ただし134bpm台が続くkmは、意図より速い。次回は5:15/km付近でキャップする。
- 月曜15kmではなく10kmにした根拠は?
-
レース前週は週間距離そのものより、神経系とグリコーゲンの温存が優先。10kmは刺激を半減しつつ、3km以降のリズム確認はできる距離だ。
- なぜNimbus 28で、Eペースより速い5:24/kmなのか?
-
テーパー中は脚が軽く、同じ努力感でもペースは上振れしやすい。判断基準はペース表より心拍と翌日のレディネス。今日はその両方が許容内だった。
📊 Appendix:全ラップデータ
| ラップ | タイム | 累積 | 距離(km) | ペース | GAP | 心拍 | 心拍max | 上昇(m) | 下降(m) | パワー(W) | W/kg | パワーmax | 最大W/kg | ピッチ | 接地(ms) | GCT | 歩幅(m) | 上下動(cm) | 上下動比(%) | 最高ペース | 最高ピッチ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 5:49.5 | 5:49.5 | 1.00 | 5:50 | 5:41 | 113 | 132 | 14 | 0 | 263 | 4.53 | 334 | 5.76 | 175 | 255 | — | 0.98 | 8.5 | 8.8 | 5:14 | 179 |
| 2 | 5:38.0 | 11:28 | 1.00 | 5:38 | 5:48 | 118 | 129 | 6 | 12 | 243 | 4.19 | 377 | 6.50 | 176 | 251 | — | 1.00 | 8.5 | 8.6 | 5:20 | 187 |
| 3 | 5:23.2 | 16:51 | 1.00 | 5:23 | 5:34 | 119 | 126 | 0 | 2 | 240 | 4.14 | 305 | 5.26 | 175 | 246 | — | 1.03 | 8.6 | 8.3 | 5:00 | 180 |
| 4 | 5:20.7 | 22:12 | 1.00 | 5:21 | 5:27 | 122 | 131 | 0 | 2 | 246 | 4.24 | 273 | 4.71 | 175 | 245 | — | 1.05 | 8.7 | 8.3 | 5:07 | 181 |
| 5 | 5:11.5 | 27:23 | 1.00 | 5:12 | 5:11 | 134 | 151 | 1 | 0 | 260 | 4.48 | 347 | 5.98 | 179 | 241 | — | 1.07 | 8.6 | 8.1 | 3:57 | 190 |
| 6 | 5:09.9 | 32:33 | 1.00 | 5:10 | 5:10 | 134 | 144 | 4 | 3 | 271 | 4.67 | 307 | 5.29 | 177 | 240 | — | 1.09 | 8.7 | 8.0 | 4:49 | 184 |
| 7 | 5:18.5 | 37:51 | 1.00 | 5:18 | 5:21 | 134 | 139 | 1 | 5 | 265 | 4.57 | 284 | 4.90 | 179 | 243 | — | 1.05 | 8.6 | 8.2 | 5:12 | 183 |
| 8 | 5:24.5 | 43:16 | 1.00 | 5:24 | 5:26 | 132 | 138 | 3 | 2 | 279 | 4.81 | 307 | 5.29 | 176 | 244 | — | 1.03 | 8.5 | 8.2 | 5:02 | 182 |
| 9 | 5:21.0 | 48:37 | 1.00 | 5:21 | 5:20 | 137 | 143 | 1 | 5 | 265 | 4.57 | 301 | 5.19 | 178 | 244 | — | 1.05 | 8.7 | 8.2 | 5:09 | 183 |
| 10 | 5:22.4 | 53:59 | 1.00 | 5:22 | 5:31 | 137 | 145 | 10 | 8 | 257 | 4.43 | 398 | 6.86 | 172 | 245 | — | 1.05 | 8.6 | 8.3 | 4:56 | 181 |
| 11 | 1:42.0 | 55:41 | 0.31 | 5:32 | 5:53 | 120 | 134 | 0 | 3 | 247 | 4.26 | 283 | 4.88 | 170 | 249 | — | 1.02 | 8.6 | 8.5 | 5:24 | 180 |
| 概要 | 55:41 | 55:41 | 10.31 | 5:24 | 5:28 | 128 | 151 | 40 | 41 | 258 | 4.45 | 398 | 6.86 | 176 | 246 | — | 1.04 | 8.6 | 8.3 | 3:57 | 190 |


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