Eペース20kmを平均4:58/kmで完走。レディネス4と残存疲労の中、心拍139が示したテーパ期の「距離は削らない」判断

Eペース20kmを平均4:58/kmで完走。レディネス4と残存疲労の中、心拍139が示したテーパ期の「距離は削らない」判断

2026年10月8日。今日の練習を一言で言えば、レディネス4と残存疲労の中、E20kmを距離どおり走り切り、心拍139bpmで巡航を証明した木曜だ。後半だけMPに近い形で締めたが、平均4:58/kmは設計レンジ内に収まっている。

📌 この記事の結論
  • 距離維持——明日リカバリー、週末セット練習を控えた木曜にE20kmを削らず1:39:37で完走した
  • Eの中身——平均4:58/kmは4:50〜5:15/kmの設計内。本編は4:52〜5:00/km台で横ばい
  • レディネス4——走前の残存疲労感と一致。それでもHR139・max165と有酸素域の巡航だった
  • 後半の形——19kmで歩幅1.22m、20km4:26/km(HR159)とMPに近い締め。LTHR179まで踏んでいない
  • Next——金曜リカバリー後、テーパ期の土日セット練習をこなす
エンティティ値
VO2max61
LTHR179 bpm
LT Pace3:57/km
本日の距離20.05 km
平均ペース4:58 /km
本日のシューズASICS Superblast 3
目次

Condition:睡眠73・レディネス4——数値は厳しいが、走行中の心拍は落ち着いた

項目数値
睡眠スコア73
トレーニングレディネス4
HRVステータス104

走前に明確な痛みはなかった。一方、走行中は疲労が少し残っているかもという感覚があった。睡眠73は壊れていないが余裕も大きくない。レディネス4はGarmin上、かなり低い——レディネス34でE20kmを完走した日より数字はさらに厳しい。

数値と体感はここでは一致方向だ。それでも20kmを維持した理由は単純だ。明日が金曜リカバリーであり、土日に質のセット練習が入る。テーパリング期に入ったとはいえ、木曜のEは削るより巡航で刻む側に置いた。週間設計の根拠は週110kmを維持する方法で整理しているが、今週は135〜148km帯とポイント集約版に移行している。

Intention:テーパ期のE20km——強度より距離の確保

木曜メニューはEランニング20km(4:50〜5:15/km)。LT Pace 3:57/kmの身体にとって、この帯は完全な有酸素域のはずだ。今日の狙いはインターバルでもMP走でもない。Eペースで20kmを最後まで回し、心拍と脚の反応を確認することだった。後半「MPに近い速度の形がある」と感じたが、基本方針はE巡航の維持だ。

シューズはDaily/Eペースの本線であるSuperblast 3。20kmの単調なペースを崩さない選択だ。

Data Result:4:58/km・心拍139——疲労ありでも崩れないE

項目数値
走行距離20.05 km
タイム1:39:37
平均ペース4:58 /km
平均心拍数139 bpm
最大心拍数165 bpm
平均ピッチ175 spm
平均ストライド1.13 m

平均GAP 5:02/km、標高±104/105m——地形補正後もE帯から外れていない。平均パワー279W(4.77 W/kg)は、同距離のE走として過剰な出力ではない。想定外だったのはレディネス4のまま、心拍が後半まで大きくドリフトしなかった点だ。

Analysis:立ち上げ3kmと、19〜20kmの別モード

1〜3km——5:27→5:06はE20の立ち上げコスト

Fact:1km 5:27(HR120)、2km 5:10(HR129)、3km 5:06(HR126)。4km以降は4:58前後に収束。

Qualia:走り出しで脚が重いわけではなかったが、レディネス4の身体をいきなり4:50/kmに乗せる気はなかった。自然に遅めで入った。

Analysis:空腹朝ランのE20では、最初の3kmを循環の立ち上げとして使うことが多い。今日も本編前の心拍120台は、後半139平均への布石になっている。

4〜18km——4:52〜5:00/kmの平板、心拍140前後

Fact:4〜18kmはラップペースが4:52〜5:00/kmに集中。心拍132〜150bpm。ピッチ175〜180spm、歩幅1.11〜1.14mで安定。

Qualia:走行中ずっと疲労が残っているかもという背景ノイズはあった。それでもペースを意識して崩す必要はなく、思考はフォームやリズム側に寄っていた。

Analysis:残存疲労はペースではなく主観の音量として現れた。心拍・ピッチ・歩幅が平板なら、E走としての技術的完成度は高い。テーパ期の木曜に求めるのは、こうした崩れない巡航だ。

19〜20km——歩幅1.22m・4:26/kmはMPに近い締め

Fact:19km:4:58/kmだがHR150(max164)。ピッチ158spm、歩幅1.22m。20km:4:26/km、HR159(max165)、ピッチ181spm、歩幅1.24m、パワー314W。

Qualia:後半だけMPに近い速度で走っている形があると感じていた。最後の1kmは、意識的に上げたというより、脚がそちらに開いた感覚に近い。

Analysis:19kmでピッチが落ち歩幅が伸び、20kmでペースとパワーが跳ねた。MP(目安4:10/km)ほど速くはないが、E上限から見れば別ゾーンだ。テーパ期にSB3でMP刺激を入れた日と違い、今日は距離20kmを維持したうえでの1km出口——心拍165止まりならLTHR近くまで踏み込んではいない。

Gear Choice:Superblast 3——E20の推進力でペースを保つ

Superblast3:¥26,600

前作スーパーブラスト2を凌ぐ軽量化を実現しつつ、ノヴァブラスト5の弾むような走り心地を統合。FF LEAPがもたらす爆発的な推進力と、ノヴァシリーズ特有の軽快な接地感が共存するが最高。プレート非搭載ながら、ロッカー構造がもたらす転がりと高いクッション性は、足へのダメージを最小限に抑えつつ効率的な巡航を約束するので、リカバリーから実戦的なロングランまで、サブ3達成に欠かせない最強の「脚作り」の相棒となる。

E20kmの定番としてSuperblast 3を選択した。本編4:52〜5:00/kmでリズムが途切れなかった。ラスト1kmの4:26/kmでも接地225ms・ピッチ181と、地面からの返りは保たれた。レディネス4・残存疲労日でも、速く走らせる靴ではなくペースを維持させる靴として機能した。使い分けの根拠はSuperblast 3 実走レビューに整理している。

Next Strategy:金曜リカバリー→土日セットをテーパの本番に

  • 金曜は設計どおりリカバリージョグ(12〜15km、5:30〜6:15/km・Z1)。今日の20km+ラスト加速分の代謝負荷を、心拍129〜135帯で洗う
  • レディネスが4のままなら、土日セット前日に距離を足さない。「走れたから増やす」はテーパ期の逆
  • 土日セットはテーパリング中でもこなす——睡眠73・レディネス4を踏まえ、ポイント日の強度はLTHR179基準の心拍上限を守る
  • 左踵・内転筋のストレッチと筋膜リリースは距離走後の固定ルーティン。違和感がペースより先に出たら本数削減を検討する

❓ FAQ

レディネス4なのに20km走ってよかったのか?

走前に痛みなし、走中もペース・心拍がE域に収まった。レディネス4は「質を上げるな」の信号だが、今日の目的は質ではなく距離の巡航だった。明日リカバリーが設計に入っている点もリスク管理になる。

平均4:58/kmはEとして速すぎないか?

私のE設計は4:50〜5:15/km。4:58は中央よりやや速いが、GAP5:02・HR139なら有酸素内。1〜3kmの遅立ち上げ後、4km以降が本編だと見ると、意図的なテンポ走ではない。

ラスト4:26/kmはテーパ期に不要な刺激では?

最大HR165止まりでLTHR179まで踏んでいない。1kmだけの出口なら、週末セット前の脚の確認程度のコストに収まる。翌日がリカバリーなら、回復の時間も確保できる。

📊 Appendix:全ラップデータ

スクロールできます
ラップタイム累積距離(km)ペースGAP心拍心拍max上昇(m)下降(m)パワー(W)W/kgパワーmax最大W/kgピッチ接地(ms)GCT歩幅(m)上下動(cm)上下動比(%)最高ペース最高ピッチ
15:27.35:27.31.005:275:331201361052604.453495.97169251—1.058.98.54:47178
25:09.910:371.005:105:18129135672634.503135.36174246—1.099.08.24:47181
35:06.115:431.005:065:10126136762754.703636.21174244—1.098.98.14:00180
44:58.520:421.004:585:00134141582794.773906.67177241—1.139.08.04:28181
54:58.625:401.004:595:13132141532704.623215.49170241—1.119.08.14:33181
64:57.530:381.004:575:02137145652814.813786.47176240—1.128.98.04:44182
74:55.935:341.004:564:55140145452874.913786.47179238—1.138.97.94:38183
84:53.740:271.004:544:53141144572874.913886.64179237—1.149.07.84:44183
94:54.345:221.004:545:00138145552794.773325.68177238—1.138.97.94:18183
104:55.450:171.004:554:57142147762844.863846.57177236—1.128.87.84:30184
114:52.555:101.004:525:03141146442764.723756.42177236—1.128.87.84:32184
124:59.51:00:091.004:594:55144150682894.943696.31179237—1.138.97.94:32184
134:57.71:05:071.004:585:00141144342764.723385.78180237—1.118.87.94:47186
144:58.51:10:051.004:595:03141149462794.773586.12176237—1.128.87.94:00184
154:55.71:15:011.004:565:01143149342774.743796.48176237—1.128.87.84:31184
164:58.11:19:591.004:585:04140148672794.773936.72175239—1.118.97.94:42184
175:00.31:24:591.005:005:04142148532764.723415.83176239—1.128.87.94:30182
184:58.21:29:571.004:585:06144150852774.743726.36173239—1.139.07.94:26182
194:58.11:34:561.004:585:04150164342764.724137.07158227—1.229.07.43:59189
204:26.41:39:221.004:264:27159165343145.373475.94181225—1.249.17.33:58190
210:15.31:39:370.055:074:37158158002874.913075.25176235—1.229.47.84:21180
概要1:39:371:39:3720.054:585:021391651041052794.774137.07175238—1.138.97.93:58190
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この記事を書いた人

RuncersLAB運営。フルマラソンでの目標達成に向けて、論理的かつ科学的なアプローチでトレーニングに励む市民ランナー。 現在は「週110km」の走行をベースに、Vo2MAX61を基準とした独自のメニューを追求中。自身の体験とデータに基づき、42.195kmを「使い切る」ための戦略やギアレビューを発信しています。

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