15.38kmを5:48/km・心拍130で完走。レディネス52と違和感ゼロが語る、レガシーハーフ16日前の金曜

15.38kmを5:48/km・心拍130で完走。レディネス52と違和感ゼロが語る、レガシーハーフ16日前の金曜

2026年10月2日。15.38kmを平均5:48/km、心拍130bpmで終えた。10月18日の東京レガシーハーフまで16日。金曜の仕事は、土日のポイントへ渡す脚を、この心拍のまま静かに保つことだった。

📌 この記事の結論
  • 15.38kmを規定帯の中央で完走——ペース5:48/kmは、金曜Z1の5:30〜6:15/kmの内側。距離の上限15kmに対する超過は0.38km
  • 平均心拍130bpmは余白——LTHR179の72.6%。終盤の138bpmでも閾値まで41bpm残っている
  • 違和感はゼロ——走る前も最中も、重さも痛みもない。レディネス52は「質を足すな」であり、ジョグを途中で切る数字ではなかった
  • 最大心拍145bpmは8kmの坂——ゴールの失速ではない。上りでパワーが369Wまで跳ね、歩幅が0.92mまで縮んだスパイクだ
  • 質は土日に残す——ハーフまで16日。金曜は回復の促進、4:10/kmのMPと30kmは明日以降
エンティティ値
VO2max61
LTHR179 bpm
LT Pace3:57/km
ハーフPB1:27:10(4:08/km)
本日の距離 / ペース / 心拍15.38km / 5:48/km / 130bpm
本日のシューズASICS ゲルニンバス28
次のレース東京レガシーハーフ(2026年10月18日・16日後)
目次

📊 Condition:睡眠84・レディネス52。体は何も言わなかった

項目数値
睡眠スコア84
トレーニングレディネス52
HRVステータス99

この朝の身体は、リカバリーを完走できる状態だった。睡眠スコア84、トレーニングレディネス52、HRVステータス99。走る前の脚に、重さも痛みもなかった。数値は中間、主観は空白。その組み合わせで15kmに入った。

レディネス52を不調の警告として読むと、距離を削る朝に見える。今日の体は、その読みに同意しなかった。睡眠84は高い。走る前の感覚は軽くも重くもなく、特定の部位が主張することもなかった。HRVステータス99は、良し悪しのラベルまでは語らない。判断に使ったのは、中間のレディネスと、違和感が一つも挙がってこなかったことのセットだ。

データの奴隷としては、物語が欲しい朝である。Garminは52という中間点を置いてきた。脚はコメントを返さなかった。空白を「回復が進んでいる」と受け取り、金曜の規定どおり走り切る側に倒した。

🎯 Intention:16日後のハーフを見ながら、金曜は質を足さない

🗺️ 要点
  • 金曜の仕事は回復の促進。質は土日に残す
  • 検証は「5:30〜6:15/kmの中央で15kmを完走できるか」だけ
  • 0.38kmの超過は同じペースの端数。強度の上積みではない

この金曜で確かめたかったのは、土日のセット練習へ入る前に、脚を回復側へ寄せられるかだ。東京レガシーハーフは10月18日。今日は16日前にあたる。テーパーを意識する窓には入った。削る対象は、水・土・日のポイント練習そのものではない。

週間の金曜はZ1。距離12〜15km、ペース5:30〜6:15/km。検証項目はペース維持力でも、心拍の上限テストでもない。この帯の中央で、規定距離を完走できるか。それだけだ。睡眠84、走る前の違和感なし。途中で切る材料は揃っていなかった。結果は15.38km。上限15kmとの差は0.38kmで、ペースを上げた余りではない。同じ出力の端数だ。

ハーフの自己ベストは1:27:10、換算4:08/km。VO2maxは61。土曜朝に置くのは20kmのMPで、設定は4:10/km、またはビルドアップ。今日の5:48/kmは、そのMPより1分38秒遅い。LTペース3:57/kmより1分51秒遅い。ここを1秒縮めても、日曜の30kmは速くならない。回復が促進できた、という走り終えた感触は、この遅さがあって初めて意味を持つ。

明日10月3日はレース15日前、日曜は14日前のポイント週末になる。テーパーの意識は、金曜に質を混ぜないことへ使った。質を上げる場所は、明朝の20kmと、その先のロングに残してある。

📈 Data Result:15.38km、5:48/km、心拍130。規定帯の中央

項目数値
走行距離15.38 km
タイム1:29:16
平均ペース5:48/km
GAP5:50/km
平均心拍数130 bpm
最大心拍数145 bpm
平均ピッチ175 spm
平均ストライド0.97 m
平均パワー242 W(4.14 W/kg)
獲得標高 / 下降+46 m / −52 m
平均気温24℃(開始時28℃)

結果は、狙った帯の中央に着地した。5:48/kmは5:30/kmより18秒遅く、6:15/kmより27秒速い。平均心拍130bpmはLTHR179の72.6%で、閾値まで49bpmの余白がある。LTペース3:57/kmとの差は1分51秒。サブ3圏のVO2max 61を持つ脚で、あえてこの遅さを15.38km維持した、というログだ。

想定外は小さい。距離が上限を0.38km超えたこと、終盤の心拍が130から138へ浮いたこと、そしてセッション最大の145bpmがゴールではなく8kmの坂で出たこと。三つとも、平均ペース5:48/kmを帯の外へは押し出していない。気温は1km時点の28℃から23〜24℃へ下がっている。湘南の10月2日としては暖かい朝だったが、空気は走りながら冷えていった。

🔬 Analysis:終盤の心拍は7bpm。最大145は坂のスパイク

区間ペース平均心拍読み
1〜8km5:50/km126 bpm起動。8km目だけ坂で6:09
9〜15km5:47/km133 bpm約3.5秒/km速く、心拍は+7
16(0.38km)5:39/km138 bpm端数。閾値まで41bpm

失速は起きていない。前半8kmは累積46:42、ペース5:50/km、心拍平均126bpm。9〜15kmは5:47/km、心拍133bpm。ペースは約3.5秒/km速くなり、心拍は7bpm上がった。セッション最大の145bpmは終盤になく、8km地点の坂にある。

前半8kmと後半。ペースは約3.5秒速く、心拍は7bpm上がった

Fact:1〜8kmの平均心拍は126bpm(各ラップ117・127・125・123・129・129・130・130)。9〜15kmは133bpm(129・134・132・132・135・136・136)。最終0.38kmはペース5:39/km、心拍138bpm。15km目の最高ペース4:54/kmは、下降6mの地点で出た瞬間値で、そのラップの平均は5:46/kmのまま止まっている。ピッチは175spm前後、歩幅は0.97m前後で、終盤に崩れていない。

Qualia:走っている最中、痛みも重さもなく、フォームを修正しようとした記憶もない。頭は静かだった。走り終えた感覚は「リカバリーができた」の一行にまとまる。やめたい、と思った地点はなかった。

Analysis:後半の+7bpmを気温のせいにすると、データと逆になる。開始時28℃、終盤は23〜24℃。空気は冷えている側だ。残る説明は、15kmという持続と、後半が約3.5秒/km速いこと。どちらも小さい。終盤138bpmはLTHR179の77.1%で、閾値まで41bpmある。平均130bpmから見れば浮きに見えるが、リカバリーの枠には収まっている。グリコーゲン枯渇を疑うだけの失速も、歩幅の崩壊もない。15km目の4:54/kmは下りの瞬間値であり、そこからペースを取りにいった痕跡は平均5:46/kmが消している。

最大心拍145bpmは、ゴールではなく8kmの坂にある

Fact:ラップ8はペース6:09/km、GAP6:06/km。上昇7m、下降11m。平均心拍は130bpmのまま、最大心拍145bpm、最大パワー369W(6.31W/kg)。平均パワーは233Wで、前後のラップと並ぶ。歩幅0.92mは今日最短。ピッチは177spmまで上がっている。11km地点にも上昇7m・下降6mがあり、そこでは最大パワー342W、歩幅0.95m、平均心拍132bpm。こちらは145bpmには届いていない。

Qualia:坂で崩れた、という感触は残っていない。ペースが6:09/kmまで落ちた地点を、意識して修正した記憶もない。体は「何も起きていない」側の報告を最後まで変えなかった。

Analysis:145bpmはLTHR179の81.0%。一瞬の上りでパワーが369Wまで跳ね、歩幅が縮み、ピッチでつないだ。平均パワー233Wが示すとおり、ラップ全体の出力はリカバリーのままである。GAP6:06/kmは実ペース6:09/kmとほぼ同じで、遅さは勾配補正で消える種類のものではない。坂を一段処理した痕跡だ。リカバリー日に強度違反として数えるのは平均の側で、このスパイクは平均130bpm・5:48/kmの中に吸収されている。11kmの342Wは、同じ処理の小さい反復である。

レディネス52で、距離を切らずに終えた

Fact:規定は12〜15km、5:30〜6:15/km。結果は15.38km、5:48/km、平均心拍130bpm。超過は0.38km、時間にして2分12秒。パワー平均は242W、4.14W/kg。9月25日の金曜は、レディネス23で11.18km、6:03/km、心拍121bpmまで距離を切っている。

Qualia:走り終えて、回復は促進できた、という手応えがある。頭にあるのは今日の達成感よりも、明日からの土日セットと、16日後のハーフだ。テーパーを意識しつつ、ポイントの質は上げたい。その二つを同じ文の中に置いている。

Analysis:9月25日に距離を切った条件は、レディネス23と、6:03/kmまで落としても心拍を121bpmに置いた慎重さにある。今日の材料は別だ。睡眠84、主観のノイズはゼロ、平均心拍130bpmでペースは帯の中央。レディネス52は「ポイントを足すな」とは読めても、「ジョグを途中で切れ」とは読めない。テーパー窓で削るべきは、金曜のZ1を超えた追加である。0.38kmは、日曜の30kmで帳尻を合わせる借金ではない。完走した15kmの端数として、ここで閉じる。

👟 Gear Choice:ゲルニンバス28。何も起きない15kmを履き切った

ゲルニンバス28

¥18,900
ASICS「GEL-NIMBUS 28」は、究極のクッション性を備えた一足です。一番の魅力は、着地の瞬間に足裏を包み込むような「気持ちよさ」。日々のリカバリーランにおいて、疲労が残る脚を優しく保護し、心身ともにリラックスしたジョグを叶えてくれます。まるで雲の上を進むような柔らかな接地感は、高強度な練習の合間の心強い味方。脚を労わりつつ、次の走りに向けてコンディションを整えるための最高のパートナーです。

🗺️ 要点
  • 役割はリカバリーの安定。MP用の推進力は明日に残す
  • 今日の感触は「何も起きない」。ピッチ175、歩幅0.97m
  • 次に履くのは、ペースが5:30/kmより遅い日

金曜のZ1にゲルニンバス28を選んだ理由は、この靴の仕事がリカバリーの安定だからだ。ラインナップでは、疲労時のアライメントを補正する側に置いている。4:10/kmのMPはアディオスプロ4、高強度のインターバルはEVO SL。今日の5:48/kmに、その二つを出す理由はなかった。

実走の感触は、推進力を取りにいった記憶がない、という形で残っている。痛みも、沈み込みへの不満も、報告としては挙がっていない。数字がそれを裏づける。ピッチ175spm、歩幅0.97m、上下動8.4cm、上下動比8.7%。跳ねて進む日のフォームではない。平均パワー242W、4.14W/kg。クッションに接地を預け、出力は130bpmの側に置いた15.38kmだった。8kmの坂で歩幅が0.92mまで縮んでも、平均心拍は130bpmのままで、靴側の不安定として記憶には残らなかった。

次にこのシューズを履く条件は、ペースが5:30/kmより遅く、平均心拍が130bpm前後に収まる日である。明日のMP20kmは、この条件の外にいる。使い分けの根拠は、ゲルニンバス28の実走レビューに置いてある。

🧭 Next Strategy:土曜の入り2kmで、4:10を固定するか決める

次の一手は、回復を足すことではなく、明日の質を今日の余白の上に載せることだ。レディネスが52付近で、脚の報告が空白のままなら、土曜朝の20kmは予定どおりMPに入る。重さが出た瞬間に、4:10/kmを固定したまま押し切る理由はない。

  • 土曜朝は20km。入り2kmまでに重さがなければ4:10/kmで通す。重さが出たらビルドアップ側へ倒す
  • 土曜夕の10kmはリカバリーかEに戻し、朝で使った分を距離で足さない
  • 日曜は30〜35km。金曜の0.38kmを、ロングの上積みで返さない
  • 10月18日まで、水・土・日以外の上限は今日の帯。5:30〜6:15/km、平均心拍は130bpm前後

同じレディネス52で土曜の質に入ったとき、2km地点の重さをどう扱ったかは、9月26日のログに残してある。明日の入りで見るのは、気合ではなく、その2kmの脚だ。

❓ FAQ

トレーニングレディネス52で、15kmのリカバリーは走りすぎか?

今日の材料では、走りすぎではない。睡眠84、走る前の違和感なし、結果は15.38km・5:48/km・平均心拍130bpm(LTHR179の72.6%)。52は中間で、ポイント練習を足す日の数字ではない。規定のZ1を完走する日の数字ではあった。超過0.38kmは、同じペースの端数として閉じている。

終盤の心拍138bpmは、リカバリーの失敗か?

失敗とは見ていない。前半8kmの心拍126bpmに対し、9〜15kmは133bpm。上がり幅は7bpmで、ペースは5:50/kmから5:47/kmへ約3.5秒/km速くなった分と重なる。138bpmはLTHR179の77.1%で、閾値まで41bpmある。最大145bpmは終盤ではなく、8kmの坂(最大パワー369W、歩幅0.92m)で出ている。歩幅0.97m前後は最後まで維持された。

東京レガシーハーフまで16日なのに、なぜ金曜の距離を切らなかったのか?

削る対象を、金曜のZ1ではなく、Z1を超える追加に置いたからだ。10月18日までは16日あり、明日からの土日はレース14〜15日前のポイント週末になる。今日の役割は回復の促進で、距離12〜15km・5:30〜6:15/kmの完走がその中身だ。質を上げるのは土曜のMP(4:10/kmまたはビルドアップ)と、日曜の30〜35kmの側である。

📊 Appendix:全ラップデータ

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ラップタイム累積距離(km)ペースGAP心拍心拍max上昇(m)下降(m)パワー(W)W/kgパワーmax最大W/kgピッチ接地(ms)GCT歩幅(m)上下動(cm)上下動比(%)最高ペース最高ピッチ
15:58.65:58.61.005:595:571171331002464.213155.39169257—0.978.58.95:23178
25:36.811:351.005:375:41127136492454.193726.36176251—1.018.68.55:21179
35:51.317:271.005:516:03125130042203.762474.23171253—0.968.48.75:39180
45:49.323:161.005:495:55123131122283.902744.69175252—0.978.48.65:24180
55:44.129:001.005:445:43129134202384.072514.29178250—0.978.38.55:26180
65:46.434:471.005:465:47129134222354.022594.43177252—0.978.48.65:40180
75:47.040:341.005:475:51130134032323.972474.23177252—0.978.48.65:40180
86:08.846:421.006:096:061301457112333.993696.31177256—0.928.18.95:40181
95:45.952:281.005:465:49129136002444.172824.82176251—0.978.38.65:34180
105:37.058:051.005:375:36134138002524.312764.72177249—1.008.58.45:29179
115:57.31:04:031.005:576:00132139762544.353425.85172257—0.958.48.95:34179
125:51.61:09:541.005:525:57132139242394.092914.98175256—0.958.48.95:29178
135:42.71:15:371.005:435:47135141532444.172995.12173251—0.998.58.65:30179
145:46.01:21:231.005:465:41136144202614.472854.88177251—0.998.58.65:23179
155:45.81:27:091.005:465:47136140162474.233165.41175254—0.998.68.74:54179
162:07.61:29:160.385:395:35138141112664.552985.10176250—1.028.78.55:14179
概要1:29:161:29:1615.385:485:5013014546522424.143726.36175253—0.978.48.74:54181
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この記事を書いた人

RuncersLAB運営。フルマラソンでの目標達成に向けて、論理的かつ科学的なアプローチでトレーニングに励む市民ランナー。 現在は「週110km」の走行をベースに、Vo2MAX61を基準とした独自のメニューを追求中。自身の体験とデータに基づき、42.195kmを「使い切る」ための戦略やギアレビューを発信しています。

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