13km変化走でスピードを確認。レディネス54と重い入口——後半に脚は軽くなったが、レガシーハーフ前の手応えは届かなかった

13km変化走でスピードを確認。レディネス54と重い入口——後半に脚は軽くなったが、レガシーハーフ前の手応えは届かなかった

2026年10月11日。今日の走りは「速さの確認」だ。13.01kmの変化走で4:12〜4:03/kmは刻めたが、走り出しの重さとレディネス54が重なり、東京レガシーハーフ前の最終ロング走日に求めていたスピード体制の確信には届かなかった。後半で脚が軽くなった感覚は拾い、今週は嫌な感覚を払拭する調整に切り替える。

📌 この記事の結論
  • レディネス54——睡眠84・HRV92と数値は割れる。走れるが万全ではない帯域で、重い脚の説明として整合する
  • 13.01km・平均4:34/km——速い区間(4:12、4:03/km)は出たが、LT Pace3:57/km基準ではスピード確認合格とは言い切れない
  • 後半の軽さ——12km目4:03/km・HR165bpmは、ウォームアップ後のリズム立ち上がりと解釈できる
  • メニュー文脈——最終ロング走日を13km変化走に組み替え、不調のまま距離を載せなかった
  • Next——今週は強度の置き方とリカバリーを見直し、レディネスが回復帯に入ってから再テストする
エンティティ値
VO2max61
LTHR179 bpm
LT Pace3:57/km
本日の距離13.01 km
本日の平均ペース4:34/km
本日のシューズadidas ハイパーブーストエッジ
目次

📊 Condition:睡眠は良いが、レディネス54が重い入口を先取りした

項目数値
睡眠スコア84
トレーニングレディネス54
HRVステータス92

Garminは「回復はそこそこ、即戦力は半端」と読める。HRV92と睡眠84だけ見れば走りたくなるが、レディネス54は8/29も54でMP走を組み替えた日と同型の——走れるが全力のスピード確認には向かない——ラインに近い。

走前の体感は「少し足が重く、好調ではなかった」と一致した。気温21℃前後・上昇4m・下降7mと平坦なので、環境だけでは説明しきれない。蓄積疲労とレース前の神経系の緊張——どちらか、または両方の残りと見る。

🎯 Intention:最終ロング走日に、距離よりスピード体制を優先した

カレンダー上は東京レガシーハーフ前の最後のロング走日だった。当日は13kmのみ——別セッションで距離を足す予定はなく、変化走によるスピード確認に主目的を置いた。VO2max61・LT3:57/kmからすれば、MP帯(4:10/km前後)とそれを上回る短い刺激の両方が検証対象になる。

シューズにハイパーブーストエッジを選んだのは、上げる日・強度寄りの練習にEdgeを割り当てる運用に沿った。10/3の10kmレースペース走(4:11/km・レディネス53)で巡行ラインを確認した流れのなか、今日は距離より質——とその限界——を見る日にした。

🏃 Data Result:平均4:34/km、最速ラップ4:03——尖りはあるが体制とは言えない

項目数値
走行距離13.01 km
タイム59:21
平均ペース4:34/km
GAP4:36/km
平均心拍数148 bpm
最大心拍数170 bpm
平均ピッチ181 spm
平均ストライド1.20 m
平均パワー298 W(5.14 W/kg)
平均気温21.3 ℃
総上昇/下降4 m / 7 m

1kmごとの変化ははっきりしている。序盤1〜3kmは5:18→4:52→4:49/km。4〜6kmで4:19→4:12→4:20/km、心拍151〜162bpm。7kmで4:34/kmと一度緩め、10kmと12kmで再加速(4:12、4:03/km)。平均148bpmはLTHR179に対して余裕があるように見えるが、速い区間でも165bpm前後——4:03〜4:12/kmでこの心拍なら、スピード余力が余っているというより同じペースを以前より高コストで払っている可能性がある。

🔬 Analysis:重い入口と、後半に現れた軽さの正体

🗺️ 要点
  • 1km目5:18/km——レディネス54の入口税
  • 5・10・12kmで4:12〜4:03/km——刻めたがLT基準では届いていない
  • 13kmのみで終了——不調のまま30kmを載せなかった判断

走り出し5:18/km——レディネス54の入口税

Fact:1km目5:18/km、心拍122bpm、ピッチ171spm。2〜3kmで4:52→4:49/kmまで落とすまで、明確に遅い入口だった。

Qualia:走る前から足が重い。好調ではなかったという前振りと一致する。

Analysis:睡眠・HRVが良くてもレディネス54では、神経筋系の立ち上がりに時間がかかるパターンが繰り返されている。入口税を5分/km台で払い、中段以降でようやくピッチ180spm超・歩幅1.25m前後に入った。スピード確認の失敗というより、確認開始が遅れた側面が大きい。

4:12〜4:03/km——刻めたが、LT基準ではまだ届いていない

Fact:5km4:12/km(HR162)、10km4:12/km(HR161)、12km4:03/km(HR165、ピッチ187、パワー337W)。

Qualia:後半につれて足が軽くなっていく感覚があった。

Analysis:Qualiaとデータは整合する。ただしLT Pace3:57/kmから見れば4:03/kmは閾値より15秒/km遅い。レガシーハーフ前のスピード体制として欲しかったのはもう一段上の安定した反応——今日は一瞬の加速はあるが体制としては不十分と評価するのが正直だ。

13km変化走に組み替えた——刺激設計の文脈

Fact:走行距離13.01km・59:21。週間設計上の日曜ロング30km級ではなく、変化走に収束している。

Qualia:スピード確認が主目的だったが、そこまで好調ではなく、嫌な感覚が残った。

Analysis:結果は不達だが、不調のまま30kmを完走して嫌な記憶を増やすよりマシというトレードオフは成立する。6/6のサブ3ペース+変化走20kmのように前後の刺激とセットで意味が出るメニューでもあり、単独13kmでは体制OK/NGの判定は厳しすぎる。今日の価値は、NG側に振れた信号をレース前に拾えたことにある。

👟 Gear Choice:Hyperboost Edge——選択は正しいが、脚が応えなかった

HYPER BOOST Edge

¥24,200
ミッドソールのクッションとカーボンプレートの反発が抜群で、踏み込むたびに勝手に足が前へ押し出される感覚。後半脚が重くなってきてからもしっかりスピードを維持して走りをアシストしてくれます。
日々のビルドアップ走や30km走、本番のレースで「もう一段上のペース」を狙いたい時に絶対的な自信を与えてくれる、頼れる勝負靴です!

強度・変化走はEdge、ロング距離はSuperblast 3——この線引きは維持する。4:12〜4:03/km区間でパワー320W超、ピッチ185spm前後、接地215ms前後まで短くなっている区間があり、Edgeの「上げる日」の役割どおりに動いている。

問題はシューズではなくコンディション側。入口の重さの段階で反発を活かし切れなかった。使い分けの根拠はハイパーブーストエッジ vs ラン比較に整理している。EdgeとSB3の距離・強度の境界はEdge vs Superblast 3の2足比較を参照。次回はレディネス60前後以上に戻り、ウォームアップ後にピッチ180spmが安定してから、同様の変化走で再投入する。

🎯 Next Strategy:今週は払拭——強度の置き方と回復の優先

  • 距離——レース前週は無理な30kmロングを再設定しない。レディネス58〜60付近まで戻るまで、日曜は20km前後のE〜ストライドまたは分割走に留める
  • 強度——水・土のポイントは維持しつつ、本数またはペース上限を1段保守的に(400m本数削減、LTインターバルは3:50/km→3:55/km上限)
  • ケア——左踵・両内転筋のストレッチと筋膜リリースを走前後で固定。重い入口が2回連続なら、その日のWSは短縮
  • 再テスト——レディネス62以上+走前の重さ解消+ウォームアップ2kmで心拍130台に収まる、3つ揃ってから8〜10kmレースペース走または変化走で再確認
  • 心理——今日の嫌な感覚は走力不足と断定せず、疲労とタイミングのズレとして今週で処理する

❓ FAQ

睡眠84・HRV92なのに、なぜレディネス54で足が重いのか?

睡眠とHRVは回復の材料が足りている側、レディネスは今日の出力余力を別次元で見ている。54付近では走り出しの重さと心拍の立ち上がりが出やすい。材料はあるが、即日のスピード確認には向かない日として扱うのが安全だ。

最速4:02/kmが出ているのに「スピード体制不十分」と言える理由は?

体制とはLT Pace3:57/km前後で安定して回せる状態を指す。今日の4:02〜4:12/kmはLTより遅く、かつ心拍165bpm付近——一ラップの尖りはあっても、10kmレースペース走のような持続した巡行とは質が違う。

最終ロング走日に13kmで終えてよかったか?

好調ではなかった時点で30km完走はリスクが上がる。スピード確認が不達でも、レース前に伸ばさないと判断できたこと自体に価値がある。距離は直近のE走などで補う前提で、今週は回復と軽い再確認に寄せる。

📊 Appendix:全ラップデータ

スクロールできます
ラップタイム累積距離(km)ペースGAP心拍心拍max上昇(m)下降(m)パワー(W)W/kgパワーmax最大W/kgピッチ接地(ms)GCT歩幅(m)上下動(cm)上下動比(%)最高ペース最高ピッチ
15:17.95:17.91.005:185:22122137102604.483285.66171248—1.089.08.44:47179
24:52.410:101.004:524:58130138012774.783105.34175237—1.149.07.84:44182
34:48.714:591.004:494:49138142012854.913095.33180234—1.158.97.84:41182
44:19.519:181.004:194:20151158103155.433486.00185220—1.258.97.14:13188
54:12.123:311.004:124:10162169003275.643465.97185215—1.299.06.93:53188
64:19.727:501.004:204:21159162003125.383345.76185220—1.248.87.14:13188
74:34.232:241.004:344:37145160022965.103475.98181227—1.198.87.44:08214
84:28.336:531.004:284:30152158103035.223275.64185224—1.208.77.34:18189
94:29.041:221.004:294:37147160003005.173556.12179223—1.218.87.33:52190
104:12.445:341.004:124:13161164113245.593536.09186215—1.278.86.94:05190
114:44.650:191.004:454:50146164002824.863305.69180229—1.148.67.54:09190
124:02.654:211.004:034:03165170003375.813776.50187210—1.328.96.83:56192
134:56.859:181.004:574:55153170012844.903806.55180234—1.148.77.83:33194
概要59:2159:2113.014:344:36148170472985.143806.55181226—1.208.87.43:33214
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この記事を書いた人

RuncersLAB運営。フルマラソンでの目標達成に向けて、論理的かつ科学的なアプローチでトレーニングに励む市民ランナー。 現在は「週110km」の走行をベースに、Vo2MAX61を基準とした独自のメニューを追求中。自身の体験とデータに基づき、42.195kmを「使い切る」ための戦略やギアレビューを発信しています。

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