テーパリング期の身体の重さをどう捉えるか?5km LT走で見えたサブ3への現在地

テーパリング期の身体の重さをどう捉えるか?5km LT走で見えたサブ3への現在地
この記事の結論
  • テーパリング特有の「身体の重さ」を感じつつも、5km LT走を平均3:54/kmで完遂。
  • 心拍数は高めに推移したが、EvoSLの安定した反発を活かして後半にキロ3:44までビルドアップ。
  • 脚に痛みはなく、疲労が抜ければ目標ペースでの巡航は十分に可能であると判断。
目次

Condition:睡眠スコア76と身体の重さが示すテーパリングの兆候

睡眠スコア76、HRVステータス83と数値上は良好だが、主観的にはテーパリング期特有の身体の重さを強く感じている。

項目数値
睡眠スコア76
トレーニングレディネス63
HRVステータス83

数値的には「良好」な範囲にあるが、トレーニングレディネスが63とやや低めに出ている。これは蓄積された疲労というよりも、テーパリング期間に入り運動強度が落ちたことによる身体の「休眠モード」への移行だと推測される。足に張りや痛みがないのは朗報だが、この「重さ」の中でいかにスピード感覚を維持するかが、本番前の重要な課題となる。

Hypothesis:雨によるメニュー変更、テーパリング期の5km LT走で刺激を入れる

最近の悪天候で不足していたスピード刺激を補うため、テーパリング仕様の5km LT走で心肺とフォームに活を入れる。

連日の雨により、本来予定していたスピード練習が消化できていなかった。サブ3プロジェクトの現フェーズは「能力向上」から「42kmで出し切るための調整」へとシフトしている。テーパリング期間中ではあるが、全く速い動きを入れないまま本番を迎えるのはリスクが高い。今回は5kmという短距離に設定し、LT(乳酸作業閾値)付近の負荷をかけることで、身体の重さを払拭し、神経系を叩き起こすことを狙いとした。

Data Result:平均3:54/km、設定通りの負荷と高い心拍推移

5km平均3:54/kmで完走。心拍数は平均175bpmと、主観的な重さに比例して高い数値を示した。

距離平均ペース平均心拍数平均ピッチ平均歩幅
5.03 km3:54 /km175 bpm187 spm1.37 m

結果としては、設定していたLTペース(4:00/km以内)を十分にクリア。特筆すべきは、心拍数が最大190bpmまで上昇している点だ。身体が重く感じられる中で出力を維持しようとした結果、心肺への負担が相対的に大きくなったものと考えられる。

Analysis:身体の重さと数値の乖離、後半のビルドアップに見る出力維持能力

序盤の重さに抗い、ラスト1kmで3:44まで引き上げた修正力はポジティブな要素だ。

主観と客観のギャップ

走り出しは予期していた通り身体が重く、1km地点(3:48)では出力に対して心拍が過剰に反応している感覚があった。しかし、3km〜4km(3:59〜4:00)で一度ペースが落ち着いた後、ラスト1kmで3:44までビルドアップできたことは大きな収穫である。

動作の質と心拍応答

平均ピッチ187spm、ストライド1.37mと、スピードに対して効率的なフォームは維持できている。後半、心拍数が高い状態でもピッチを落とさず、むしろストライドを伸ばして対応できたのは、脚に痛みがなくフレッシュな状態である証拠だ。この重さは一時的なものであり、さらなるテーパリングによってキレが戻ることを確信した。

Gear Choice:EvoSLが支えた接地感の安定とスピード維持

今日の相棒:EvoSL。重い身体を支える安定した接地感と、後半のビルドアップを助ける適度な反発を確認。

身体の重さを感じている日は、接地が不安定になりがちだが、EvoSLの優れた安定性がそれをカバーしてくれた。LTペースでの巡航においても、過度な沈み込みがなく、反発を次の一歩へスムーズに繋げることができる。特にラスト1kmで3:40台まで上げた際の追従性は素晴らしく、スピード練習の代替メニューとしての質を担保してくれた。

Next Strategy:疲労を抜く「待ち」のフェーズへ、本番を見据えた最終調整

スピード刺激は十分。ここからは練習量をさらに落とし、身体の「軽さ」が戻るのを待つ。

  • 練習強度の維持と量の削減: 今回のLT走で心肺に刺激を入れたため、数日はジョグのみで繋ぐ。
  • ストレッチと食事: 筋肉の張りはないが、深部の疲労を取り除くため、入念なケアとグリコーゲンローディングの準備を開始する。
  • メンタルコントロール: 「身体が重い=調子が悪い」ではなく「テーパリングが順調に進んでいる」とポジティブに捉える。

FAQ

テーパリング中に心拍数が高くなるのは問題ないか?

身体が休眠モードから覚醒しようとする過程や、出力の感覚がズレている時に一時的に心拍が跳ね上がることはよくある。ペースが維持できていれば過度に心配する必要はない。

身体の重さを解消するために追加で走るべきか?

逆効果。重さはエネルギーが蓄えられている証拠でもある。ここで無理に追い込まず、メニュー通りに距離を落として「キレ」が戻るのを待つのが正解だ。

Appendix:1kmごとのペース変動と心拍応答の全記録

1kmごとのラップデータを確認すると、3kmから4kmにかけての粘りと、ラストの切り替えが明確に読み取れる。

スクロールできます
ラップ数タイム距離 km平均ペース平均心拍数最大心拍数平均パワー平均ピッチ平均接地時間平均歩幅平均上下動
13:48.21.003:481621833551892021.389.0
23:53.61.003:541841903431882051.369.0
33:58.71.003:591831893321882091.338.9
44:00.11.004:001671893381852061.369.0
53:43.61.003:441791853531892001.419.0
60:11.10.036:441861882031012051.419.3
概要19:355.033:541751903431872041.379.0
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この記事を書いた人

RuncersLAB運営。フルマラソンでの目標達成に向けて、論理的かつ科学的なアプローチでトレーニングに励む市民ランナー。 現在は「週110km」の走行をベースに、Vo2MAX61を基準とした独自のメニューを追求中。自身の体験とデータに基づき、42.195kmを「使い切る」ための戦略やギアレビューを発信しています。

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