左足踵の腫れと内側広筋の張り:週110km継続中の怪我管理とトレーニング調整【実践記録】

結論

週110kmを継続する中で、左足踵の腫れと内側広筋の張りという2つの怪我と向き合った。タクミセン11を履いて20km走行後に踵の痛みが発生し、ヒールカップの厚いシューズに変えることで改善。内側広筋の張りは30kmのロング走やフルマラソン本番で顕在化する。痛みをかじるようなら即中止、筋肉痛のような張りであればリカバリーランを継続。体感を最優先に判断し、高強度練習を調整することで完走を目指す。ストレッチ・マッサージ・入浴を必須とし、プロのマッサージも活用。現在は両方とも強度2まで改善。再発防止のため、体と向き合い無理はしない程度に最大限の強度を上げる。

目次

Introduction:週110km継続中の怪我という現実

週110kmを走る。これは根性論ではなく、ライフスタイルから導き出された数学的最適解である。平日90分以内の制約の中で、質を1%も落とさずに確保できる最大ボリュームが110kmなのだ。

しかし、高ボリュームにはリスクが伴う。走行回数が多いから、それなりのリスクがある。これは避けられない現実だ。

2025年1月からランニングを始め、17kgの減量に成功し、フルマラソンで3:34:12を記録した。VO2maxは61に到達し、理論上はサブ3圏内だ。だが、能力向上から「42kmで使い切る」フェーズへシフトする中で、2つの怪我と向き合うことになった。

左足踵の腫れ。両足内側広筋の張り。

これらは、完走を目指す中で発生した。完全に休むのではなく、調整しながら継続する。データと感覚を統合し、体と向き合いながら最大限の強度を上げる。その実践記録をここに記す。

Case Study 1:左足踵の腫れ – シューズが教えてくれたこと

タクミセン11を履いて20kmほど走行した後、左足踵に違和感を覚えた。最初は軽い張り程度だったが、徐々に腫れが目立つようになった。

タクミセン11は、高強度インターバル用のシューズだ。軽量性とダイレクト接地感が特徴で、VO2max走や高強度インターバルでは最高のパフォーマンスを発揮する。しかし、20kmという距離を走るには、ヒールカップの厚さが不足していたのかもしれない。

試行錯誤の結果、ヒールカップの厚いシューズを履いているときは、痛みがかなり良くなった。タクミセン11以外では、ほとんど感じない。これは、シューズの影響が大きいことを示している。

現在のシューズラインナップを見直すと、以下のような役割分担がある。

  • Race / MP:Adios Pro 4(サブ3達成のメインウェポン。30km以降の脚持ち最大化)
  • Speed / VO2:Takumi Sen 11(高強度インターバル用。軽量性とダイレクト接地感)
  • Daily / LT:Superblast 2 / ADIZERO EVO SL(LT走の中核。3:58/kmの軽快さとダメージ軽減の両立)
  • Recovery:Adistar 4 / Vomero 18(安定重視。疲労時のアライメント崩れを補正)

タクミセン11は、本来の役割である高強度インターバルに限定し、20kmを超える距離では使用しない。ヒールカップの厚いシューズ(Adistar 4やVomero 18)をリカバリー走や長めの距離で使用することで、踵への負担を軽減できる。

現在の痛みの強度は2。完璧に治ったわけではないが、改善した結果だ。再発しないように努めるだけである。

Case Study 2:内側広筋の張り – 疲労が顕在化する瞬間

右足の内側広筋の方が強いが、フルマラソン時は両方に痛みを感じたことがある。30kmのロング走中とフルマラソン本番中に感じることが多い。練習中に感じることはまれだが、疲労によるものだ。

内側広筋は、大腿四頭筋の一部で、膝の内側を支える重要な筋肉だ。ランニングでは、着地時の衝撃を吸収し、蹴り出しの力を生み出す役割を担う。週110kmという高ボリュームの中で、この筋肉に蓄積する疲労が、30kmを超える距離で顕在化する。

フルマラソン本番で両方に痛みを感じたのは、42kmという距離を走り切る中で、疲労が限界に達した瞬間だった。練習中に感じることがまれなのは、本番ほどの強度と距離を走っていないからだ。

これは、ボリュームの原因もあるが、フォームやシューズの影響が高いと考えている。アライメントのずれや蹴りの強さ、姿勢など、数値でなかなかわからない部分が怪我の多くの要因を占めている。

現在の痛みの強度は2。踵と同様、改善した結果だが、完璧に治ったわけではない。再発防止のため、継続的なケアが必要だ。

Strategy:データと感覚の統合判断

怪我を感じた時、どのように判断するか。これが重要だ。

私の判断基準は明確だ。痛みをかじるようなら即中止。筋肉痛のような張りを伴う痛みであれば、多少は平気と考えている。特に血流をよくして直すという考え方もあるので、リカバリーランは行うべきと考えている。痛みがない場合は、通常通り練習を継続する。

データと感覚、どちらを優先するか。私は体感を最優先している。体感の疲労具合とピッチの低下などはかなり連動しているので、どちらの基準でも構わないが、体感を優先したほうが判断が早い。

体感でわかることが多いので、データを振り返ってみてわかるということはない。数値化もしていない。しかし、無駄に心拍数が高い日が続くときは調整が必要だと考えている。

LTHR(乳酸閾値心拍数)は179bpm、LT Pace(閾値ペース)は3:57/kmだ。リカバリー走では、心拍136bpm程度で、ペースは5:02/km程度になる。この基準から大きく外れる日が続くなら、調整が必要だ。

不安はある。しかし、怪我をしないことが大前提なので、無理しないことを心掛けている。違和感を感じたらすぐに休むこと。無理はしない。

Practice:完走を目指す調整術

完走を目指す中で、どのように調整するか。これが実践的な課題だ。

高強度の練習は、高強度であるがゆえにリスクの高い練習なので、高強度練習の調整が基本だ。高強度が難しければ、質を落としEペース走に変えるなど、柔軟に対応する。

週間スケジュールを見ると、以下のような構成になっている。

  • 月:リカバリー(8-10km)
  • 火:ペース走 or インターバル
  • 水:ミドルラン(15km)
  • 木:リカバリー(8-10km)
  • 金:ペース走 or テンポ走
  • 土:MP走(20km)
  • 日:ロング走(30km)← 最重要

怪我を感じた時は、以下のような調整を行う。

  • 火・金の高強度練習をEペース走に変更
  • 土のMP走を15kmに短縮、またはEペース走に変更
  • 日のロング走を25kmに短縮、またはEペース走に変更
  • 月・木のリカバリー走は継続(痛みがない場合)

練習のメリハリをつけること。すべてを完璧にしすぎない。これが重要だ。

Recovery:対処法の実践記録

ストレッチ、マッサージは必ず行っている。入浴も必須だ。マッサージガンやプロのマッサージを受けに行くことが多い。

効果のなかった方法は、今のところない。すべての対処法が、何らかの形で効果を発揮している。

内側広筋の張りに対しては、以下のようなストレッチが効果的だ。

  • 座位・仰向けストレッチ:膝下にタオルやボールを置き、膝を伸ばすように力を入れて押しつぶす動作(1分程度)
  • 立位ストレッチ:脚を後ろに引く動作など、太ももの前側を伸ばすストレッチ
  • 横向きストレッチ:横向きに寝て、鍛えたい側の脚を少し前に出し、膝を伸ばした状態を保つ

踵の痛みに対しては、以下のような対処が効果的だ。

  • ヒールカップの厚いシューズを履く(Adistar 4、Vomero 18など)
  • アキレス腱と足底腱膜のストレッチ
  • アイシング(走行後)
  • 入浴で血流を改善

プロのマッサージを受けに行くことで、アライメントのずれや姿勢の問題を改善できる。数値でなかなかわからない部分が、プロの手によって調整される。

Philosophy:怪我と向き合う姿勢

怪我をしないことが大前提だ。しかし、高ボリュームを継続する中で、怪我のリスクは避けられない。走行回数が多いから、それなりのリスクがある。これは現実だ。

重要なのは、怪我を完全に避けることではなく、怪我と向き合いながら継続することだ。違和感を感じたらすぐに休む。無理はしない。しかし、筋肉痛のような張りであれば、リカバリーランを継続する。血流をよくして直すという考え方もある。

体と向き合い、無理はしない程度に最大限の強度を上げる。これが私の姿勢だ。

不安はある。しかし、不安に支配されるのではなく、データと感覚を統合し、冷静に判断する。体感を最優先にし、判断が早い方法を選ぶ。

練習のメリハリをつけること。すべてを完璧にしすぎない。これが、週110kmを継続する中で、怪我と向き合うための重要な姿勢だ。

Conclusion:再発防止と継続のバランス

左足踵の腫れと内側広筋の張り。現在は両方とも強度2まで改善した。完璧に治ったわけではないが、改善した結果だ。再発しないように努めるだけである。

週110kmを継続する中で、怪我のリスクは避けられない。しかし、適切な判断と調整により、完走を目指しながら継続できる。シューズの選択、練習の調整、リカバリーの徹底。これらを統合することで、高ボリュームを維持しながら、怪我と向き合える。

体と向き合い、無理はしない程度に最大限の強度を上げる。データと感覚を統合し、冷静に判断する。これが、サブ3を目指す中で、怪我と向き合うための実践的な方法だ。

再発防止のため、継続的なケアが必要だ。ストレッチ、マッサージ、入浴。プロのマッサージも活用し、アライメントのずれや姿勢の問題を改善する。数値でなかなかわからない部分が、プロの手によって調整される。

週110kmを継続する。これは根性論ではなく、ライフスタイルから導き出された数学的最適解だ。怪我と向き合いながら、この最適解を維持し、サブ3を目指す。それが、私のランニング人生だ。

❓ FAQ

週110kmを継続する中で、怪我を完全に避けることはできますか?

走行回数が多いから、それなりのリスクがある。これは避けられない現実だ。重要なのは、怪我を完全に避けることではなく、怪我と向き合いながら継続することだ。違和感を感じたらすぐに休む。無理はしない。しかし、筋肉痛のような張りであれば、リカバリーランを継続する。血流をよくして直すという考え方もある。

データと感覚、どちらを優先すべきですか?

私は体感を最優先している。体感の疲労具合とピッチの低下などはかなり連動しているので、どちらの基準でも構わないが、体感を優先したほうが判断が早い。ただし、無駄に心拍数が高い日が続くときは調整が必要だと考えている。

高ボリューム継続中の怪我に対して、どのような調整を行えばよいですか?

高強度の練習は、高強度であるがゆえにリスクの高い練習なので、高強度練習の調整が基本だ。高強度が難しければ、質を落としEペース走に変えるなど、柔軟に対応する。練習のメリハリをつけること。すべてを完璧にしすぎない。これが重要だ。

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この記事を書いた人

RuncersLAB運営。フルマラソンでの目標達成に向けて、論理的かつ科学的なアプローチでトレーニングに励む市民ランナー。 現在は「週110km」の走行をベースに、Vo2MAX61を基準とした独自のメニューを追求中。自身の体験とデータに基づき、42.195kmを「使い切る」ための戦略やギアレビューを発信しています。

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